美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました

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　何度呼び出しても来ない私にヒローイン君が等々痺れを切らして直接本人が来た
　私が行かなかったのは私のせいでは無いよ
　手紙は全部クルー様が捨てて読んでいないので知りません
　人を使ってお呼び出しされても怪しさ満載の所に誰が行くのさ
　一応ね人伝でのお呼び出しは無視はいけないと思って代わりの人を寄越したよ
　私出来た人だから２回目からは先生にお願いした
　貴族社会は子供の世界でも大事、教育はプロに任せるにかぎる
　ありえないよね、下位貴族が高位貴族を呼び出すなんてお家で教育受けてないのかな
　私伯爵家、ヒローイン君男爵家
　別に遜れとは言わないけど、人を誘う時は相手の都合を聞こうよ
　行き成りたいして知らない人から放課後来いだなんて何様なのかな
　
　ヒローイン君が現れた
　教室を見回した
　魔王はいないようだ
　王子の用事で席を外している
　「そこの水色、よくも散々無視してくれたな！」
　どの水色？水色を身に着けた者達はお互いを見てハテナマークを飛ばしている
　「誰を探しているの？」
　勇気ある者がヒローイン君に聞いた
　因みに彼は水色のトップスを着ている
　「水色と言えば、そいつしかいないだろう！」
　私の方を指さすヒローイン君
　その方向には水色のボトムを履いている子や水色の帽子を被っている子もいるよ
　周りを見回せば以外に水色付けてる人が多い
　私は誰を指しているか知ってるけど惚けよう
　面倒臭いから
　「知り合い？」
　後の席で胸元に水色のリボンを付けている彼に話しかけた
　「いや知らないよ。君じゃないの？」
　「さぁ知らないなぁ」
　隣の水色帽子の彼を見たら首を振って否定される
　「ちょっと何無視してるのさ！」
　気が短いヒローイン君は痺れを切らして私の前まで来た
　「お前だよ！ライル・エンジストン！！！」
　「あっボクのことだったんだ、ごめんね。水色じゃ分からなかったよ」
　あ～早くクルー様戻って来ないかな
　私は平和主義なのに
　くっそ面倒くさいなぁ
　「ういさい！！このモブいいからさっさと来い！！！」
　行き成り腕を掴まれひっぱられたが仁王立ちで踏ん張った
　見た目のわりに力強かったがまだまだだ
　こちとらクルー様にセクハラ付きで護身術だと鍛えられてますので負けませんぜクックック
　でも腕痛い
　掴まれた場所に力を籠められて私の華奢な腕は悲鳴をあげている
　絶対赤くなってる
　薄い筋肉しか付いてないから骨に響くのよ
　だからムカつくから瞬間思い切り力を入れて引いてみた
　「あっ」
　「うわっ」
　ヒローイン君が手を離さないから一緒に倒れてしまった
　「痛タタタ………」
　膝打っちゃたよ
　ぁあ実践は中々上手く行かないようだ
　相手ごと倒れるなんて……………ぇええ？！
　ギャ～何てことだ！不味い不味いぞこの体制は！
　とっさに手を床に着いたらヒローイン君に床ドンしてるよ私
　ヒローイン君何で顔赤くして涙目になってるの？
　頭強打したの？それ以上可笑しくなったら人生終わりじゃない
　イヤイヤそんなことよりこの体制
　かなりやばいですよ
　こんなのクルー様に見られたらヒローイン君殺されちゃう
　おっふ背中に冷気を感じる
　噂をしたら影ってやつかな
　さようならヒローイン君、短い人生だったね
　来世常識を身に着けて産まれてくるんだよ