1 / 13
1
しおりを挟む
オレが生まれ落ちたのは魔界
魔王が統治する世界だ
そこでオレはさる高貴な方の下僕をしている
オレは下級悪魔だ
その他大勢のモブ・オブザ・モブ
通りすがりの悪魔A又はB
自身をもって、オレェ、モブ!って言える
自他共認める雑魚悪魔である
な・の・に・何故?オレは今日も、主人である魔王様の膝の上に居るのでしょう
そしてそれを周りの上級悪魔の方々は呆れた目を向けてくる者もいるが、だいたい生暖かい視線を送ってくるだけで放置されている
魔界最高権力者の膝の上、とても居た堪れないが腰に添えられた腕にガッチリホールドされて逃げられないこの状況
降りたい………帰りたい………引き篭もりたい
誰か……誰かぁあ「痴れ者がお前のような下級悪魔が魔王様の膝の上に居るとは不敬である」と怒ってオレを膝の上から放り出して開放してほしい
だが誰も何も言ってくれない………
ぅう…仕方ない……自分で物申そう
「……あの………魔王様……降ろして下さい……」
「ぁあ」
「ヒィッッ!すみません!」
ギロリと睨まれ思わず誤ってしまったオレだけど悪くないよね………
「お前の仕事はなんだ」
「まっまま、魔王様のお世話係です」
だから降ろしてくれないと何も出来ないんですけど
「フンッ分かっているならいい。おら口開けろ」
魔王様自らクッキーをオレの口に入れる
所謂あ~んだ
「はい……………もぐもぐ」
美味しい……美味しいけど、けどさあ!おかしい、おかしいよぉぉぉおぉお
オレただの下級悪魔
チートはない
美しさもない
賢さもない
馬鹿ではないが
ないない尽くしのそこらに転がってる奴です
言ってて悲しくなる
ハァ~オレ何してるの……
宰相が困惑するオレに言った
「貴方の仕事は魔王様を癒やすことです」とちょっと意味分からない
魔王が統治する世界だ
そこでオレはさる高貴な方の下僕をしている
オレは下級悪魔だ
その他大勢のモブ・オブザ・モブ
通りすがりの悪魔A又はB
自身をもって、オレェ、モブ!って言える
自他共認める雑魚悪魔である
な・の・に・何故?オレは今日も、主人である魔王様の膝の上に居るのでしょう
そしてそれを周りの上級悪魔の方々は呆れた目を向けてくる者もいるが、だいたい生暖かい視線を送ってくるだけで放置されている
魔界最高権力者の膝の上、とても居た堪れないが腰に添えられた腕にガッチリホールドされて逃げられないこの状況
降りたい………帰りたい………引き篭もりたい
誰か……誰かぁあ「痴れ者がお前のような下級悪魔が魔王様の膝の上に居るとは不敬である」と怒ってオレを膝の上から放り出して開放してほしい
だが誰も何も言ってくれない………
ぅう…仕方ない……自分で物申そう
「……あの………魔王様……降ろして下さい……」
「ぁあ」
「ヒィッッ!すみません!」
ギロリと睨まれ思わず誤ってしまったオレだけど悪くないよね………
「お前の仕事はなんだ」
「まっまま、魔王様のお世話係です」
だから降ろしてくれないと何も出来ないんですけど
「フンッ分かっているならいい。おら口開けろ」
魔王様自らクッキーをオレの口に入れる
所謂あ~んだ
「はい……………もぐもぐ」
美味しい……美味しいけど、けどさあ!おかしい、おかしいよぉぉぉおぉお
オレただの下級悪魔
チートはない
美しさもない
賢さもない
馬鹿ではないが
ないない尽くしのそこらに転がってる奴です
言ってて悲しくなる
ハァ~オレ何してるの……
宰相が困惑するオレに言った
「貴方の仕事は魔王様を癒やすことです」とちょっと意味分からない
21
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説


モブなのに執着系ヤンデレ美形の友達にいつの間にか、なってしまっていた
マルン円
BL
執着系ヤンデレ美形×鈍感平凡主人公。全4話のサクッと読めるBL短編です(タイトルを変えました)。
主人公は妹がしていた乙女ゲームの世界に転生し、今はロニーとして地味な高校生活を送っている。内気なロニーが気軽に学校で話せる友達は同級生のエドだけで、ロニーとエドはいっしょにいることが多かった。
しかし、ロニーはある日、髪をばっさり切ってイメチェンしたエドを見て、エドがヒロインに執着しまくるメインキャラの一人だったことを思い出す。
平凡な生活を送りたいロニーは、これからヒロインのことを好きになるであろうエドとは距離を置こうと決意する。
タイトルを変えました。
前のタイトルは、「モブなのに、いつのまにかヒロインに執着しまくるキャラの友達になってしまっていた」です。
急に変えてしまい、すみません。

獣人の子供が現代社会人の俺の部屋に迷い込んできました。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
突然、ひとり暮らしの俺(会社員)の部屋に、獣人の子供が現れた!
どっから来た?!異世界転移?!仕方ないので面倒を見る、連休中の俺。
そしたら、なぜか俺の事をママだとっ?!
いやいや女じゃないから!え?女って何って、お前、男しか居ない世界の子供なの?!
会社員男性と、異世界獣人のお話。
※6話で完結します。さくっと読めます。

華麗に素敵な俺様最高!
モカ
BL
俺は天才だ。
これは驕りでも、自惚れでもなく、紛れも無い事実だ。決してナルシストなどではない!
そんな俺に、成し遂げられないことなど、ないと思っていた。
……けれど、
「好きだよ、史彦」
何で、よりよってあんたがそんなこと言うんだ…!

僕はお別れしたつもりでした
まと
BL
遠距離恋愛中だった恋人との関係が自然消滅した。どこか心にぽっかりと穴が空いたまま毎日を過ごしていた藍(あい)。大晦日の夜、寂しがり屋の親友と二人で年越しを楽しむことになり、ハメを外して酔いつぶれてしまう。目が覚めたら「ここどこ」状態!!
親友と仲良すぎな主人公と、別れたはずの恋人とのお話。
⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。
大晦日あたりに出そうと思ったお話です。

王子様から逃げられない!
白兪
BL
目を覚ますとBLゲームの主人公になっていた恭弥。この世界が受け入れられず、何とかして元の世界に戻りたいと考えるようになる。ゲームをクリアすれば元の世界に戻れるのでは…?そう思い立つが、思わぬ障壁が立ち塞がる。

完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します

つぎはぎのよる
伊達きよ
BL
同窓会の次の日、俺が目覚めたのはラブホテルだった。なんで、まさか、誰と、どうして。焦って部屋から脱出しようと試みた俺の目の前に現れたのは、思いがけない人物だった……。
同窓会の夜と次の日の朝に起こった、アレやソレやコレなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる