伯爵令嬢の婚約者は執事で王弟で変態です

SEKISUI

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人体実験4

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 変態が息を吹き替えした
 何てことだ!オヤジ汁は気付薬の代わりを果たしてしまった
 でも瀕死にさせたのも鈴蘭入れる前のオヤジ汁
 まさか鈴蘭が解毒薬の代わりをしたのか?
 変態が元気になってる
 「……リクエストされましたよお嬢様」
 「そうね。取り敢えずハンス鍋に入ってくれる」
 「いやいやいや。俺死にますから。無理ですから。変態でもないし、鍋の中グツグツ煮えてますし、だいたい常人ですので確実に死にます。勘弁して下さい。孫を見るまでは死にたくありません」
 「でもハンスがあ~んして飲ませたから」
 手ずから飲ませはしたが……言い掛かりもはなはだしい
 「お二人が俺に押し付けたんでしょうが!」
 「過去のことは忘れました」
 「過去は振り返らない主義よ」
 何食わぬ顔で言う二人にハンスは大きな溜息を付く
 「ハァ………実験結果はやはり殿下は毒でも死なないで宜しいですね」


 「ア~メ~リ~~アァァァァァァアアアアア!!!」
 コントを繰り広げる3人の元に変態が縄ごと飛んで来た
 「ギャアアアアァァァァァァァァァ!!」
 着地点は勿論アメリアの元
 縄を体に巻き付けたまま変態は両手で抱きしめる
 「苦しい!く…くる……しい……た………すけ………………」
 尚もアメリアをギュウギュウに抱き締める
 そして意識を刈り取った
 「殿下………お嬢様が…………お悔やみ申し上げます」
 「…………生きてるわよ!」
 力を緩めた変態の胸元から顔を出す
 「まぁそうですね。そんなことよその縄はどうなっているのです?」
 しれっと話を逸らすルビィナと複雑な顔したハンスは胴体だけに縄を食い込ませたビオルヘンを見る
 少しでも変態からは離れようと両手をつっぱねて怪訝な顔でアメリアもビオルヘンを見上げる
 両手両足が自由になってはいるが縄に垂水は無く解けた感じはない
 「演出だよ。アメリアが~せっーーかく私の為だけに用意してくれた縄だったので飾り縄で罠に掛かった振りをしてみたんだ」
 
 飾り縄
 亀甲縛りの様に体を拘束する縛り方では無く、文字通り体に巻き付けただけ
 
 「……それに……アメリアが私を縛る為だけに用意した縄だと思うと足だけに結ぶ何て勿体なくて……全身でアメリアの独占欲を感じたい!という欲求に逆らえなかったんだ………」
 モジモジしながら変態が頬を染めて恥ずかしがる
 「離せ変態」
 ゴミを見る目で変態を見上げるアメリア

 
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