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5話 初めてのデート②
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剣と楓は、動物園に着いた。
入場料を、それぞれ払って…
―――中学生だから、割り勘は当たり前だよね…
「剣、何から見る?やっぱ猿かな?」
目の前に猿山が見える…
「そうだね。猿から見よう」
「ま、臭いけど…」
「気にしない気にしない」
二人は、まるで中学生のように…
はしゃいでいた…
―――中学生なんで、当たり前なんだけどね…
「次は、何見る?」
「とりあえず、パンフレットの順番に行こう」
「わかったー」
こんなに、回れるかな…
楓は、気持ちがまだ老人だから…
追いついてない…
でも、思っていたより…
身体は中学生のようで…
難なく、回れた…
それから…ペンギンや羊などがいる、ふれあい広場に行ったり
爬虫類館で大騒ぎしたり…
そう…熊も見た。
ここの動物園って、息子や孫とも一緒に来たけど…
熊っていたっけ?
今日、見ている熊は棒を振り回したり芸をしている。
なんか…懐かしい。
まわっていたら食堂が見えた。
―――そういえば、昼ごはんどうするんだろう?
お弁当を作っていたら、お父さんに何か言われそうだから
楓は弁当を作らなかった…
それに…今の時代にコンビニはない…
「剣、お昼ごはんはここで食べる?」
「そうだな、ここで食べよう」
―――初めての一緒のごはん…緊張する。
「食券を買うシステムね…何にしよう?剣、先に買っていいよ」
「おう」
「剣、何にしたの?」
「ラーメンにした」
「私は、オムライスにする」
楓は、箸を使うのが下手だったから、スプーンを使う物にした。
「いただきます」
二人とも、そう言って食べ始めた…
恥ずかしかったけど…
考えてみたら、一緒に居酒屋とか行ってたしな…
気にしないようにしよう。
二人は、ご飯を食べた後…
鯉に餌をやった。
―――剣とは、何をしても楽しい
―――剣も、そう思ってくれてるといいな…
剣と遊具で遊んで、めちゃくちゃはしゃいだ…
一通り、周って…
「もう、終わっちゃったね」
「帰るか…」
「うん」
二人は、バスに乗った…
疲れたのか…
楓がウトウトしていたら…
眠ってしまった剣の顔が、楓の顔の横に…
―――えええっ!!顔が近い…
―――どうしよう?
そう思っていた楓だったけど…
楓も、いつの間にか、完全に寝てしまった。
そして、二人は顔を近づけたまま…眠った。
前は、こんなこともしたことが無かった…
嬉しい…
こうやって、どんどん剣に近付きたい。
バスセンターに着いて、二人は顔を見合わせて笑った…
次のバスに乗り…
また、いつものパン屋さんに着いた…
「楽しかったねー」
「うん、楽しかった」
「お小遣いを貯めて…また何処かに一緒に行ってくれる?」
「いいよ。また行こう」
そう約束して、剣と楓は家に帰った…
入場料を、それぞれ払って…
―――中学生だから、割り勘は当たり前だよね…
「剣、何から見る?やっぱ猿かな?」
目の前に猿山が見える…
「そうだね。猿から見よう」
「ま、臭いけど…」
「気にしない気にしない」
二人は、まるで中学生のように…
はしゃいでいた…
―――中学生なんで、当たり前なんだけどね…
「次は、何見る?」
「とりあえず、パンフレットの順番に行こう」
「わかったー」
こんなに、回れるかな…
楓は、気持ちがまだ老人だから…
追いついてない…
でも、思っていたより…
身体は中学生のようで…
難なく、回れた…
それから…ペンギンや羊などがいる、ふれあい広場に行ったり
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そう…熊も見た。
ここの動物園って、息子や孫とも一緒に来たけど…
熊っていたっけ?
今日、見ている熊は棒を振り回したり芸をしている。
なんか…懐かしい。
まわっていたら食堂が見えた。
―――そういえば、昼ごはんどうするんだろう?
お弁当を作っていたら、お父さんに何か言われそうだから
楓は弁当を作らなかった…
それに…今の時代にコンビニはない…
「剣、お昼ごはんはここで食べる?」
「そうだな、ここで食べよう」
―――初めての一緒のごはん…緊張する。
「食券を買うシステムね…何にしよう?剣、先に買っていいよ」
「おう」
「剣、何にしたの?」
「ラーメンにした」
「私は、オムライスにする」
楓は、箸を使うのが下手だったから、スプーンを使う物にした。
「いただきます」
二人とも、そう言って食べ始めた…
恥ずかしかったけど…
考えてみたら、一緒に居酒屋とか行ってたしな…
気にしないようにしよう。
二人は、ご飯を食べた後…
鯉に餌をやった。
―――剣とは、何をしても楽しい
―――剣も、そう思ってくれてるといいな…
剣と遊具で遊んで、めちゃくちゃはしゃいだ…
一通り、周って…
「もう、終わっちゃったね」
「帰るか…」
「うん」
二人は、バスに乗った…
疲れたのか…
楓がウトウトしていたら…
眠ってしまった剣の顔が、楓の顔の横に…
―――えええっ!!顔が近い…
―――どうしよう?
そう思っていた楓だったけど…
楓も、いつの間にか、完全に寝てしまった。
そして、二人は顔を近づけたまま…眠った。
前は、こんなこともしたことが無かった…
嬉しい…
こうやって、どんどん剣に近付きたい。
バスセンターに着いて、二人は顔を見合わせて笑った…
次のバスに乗り…
また、いつものパン屋さんに着いた…
「楽しかったねー」
「うん、楽しかった」
「お小遣いを貯めて…また何処かに一緒に行ってくれる?」
「いいよ。また行こう」
そう約束して、剣と楓は家に帰った…
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