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一章
第3話〜移動図書館メモリア〜
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「よいしょ」
今日はメモリアの本来の機能図書館の整理をしている、毎日図書館には広々な人が来るのだが普段は診療所の店番やメモリアのもう一つの顔、“便利屋で売り出す商品づくりなどをしている
ちなみに先日の治療で使った箱、治癒用箱型防衛壁というもので人や、動物、魔物、命あるものは箱の中にいる間永続的に回復、治癒の他に解毒、麻痺、混乱などの異常状態も完治してくれるのださらに一番の魅力は“再生”だ箱の中にいるだけで再生するのだ
「あれ?先生今日はこっちなんですか?」
僕が本の整理をちょうど終えたところでユノが大きな紙袋を持って帰ってきた
「はい、また本が増えたので」
そう言って本を棚に上げていく
「そんなこと言ってまた本買ったんですか?」
「うっ!」
「メモリアの本ってほとんど先生の所有物ですよね、まぁ私も読んだりするんでいいんですけど」
「す、すまない、本がないと生きてる感覚がないです」
僕は大の本好きで週に3冊いや、古本と新刊買ってるから10冊か?
そのくらい買わないと気が済まない
「ところでユノ、一つ聞いていいかい?」
「何ですか?」
「何で、シャーナさんとレナさんがここにいるんですか?」
ユノの方を向くとニコニコと笑う二人が
「レトさんおひさしぶりです」
「先生~久しぶり~」
「それできたんですか?」
「「はい!」」
どうやら二人はどうしてもこの前の手術のお礼がしたいらしく、街で買ってきた食材を渡してきた僕もユノも料理はするし店番などでなかなか街に行けなかったりするのでありがたいといえばありがたいのだが
「こ、こんなにたくさんありがとうございます」
それはもう尋常じゃない量なのだ
二人によると街でたまたま出会ったユノにお礼のことを言うと『先生は大食らいだからもっとかったほうがいいよ!』と言ったらしい
「あ、ありがたくもらっておくよ」
こんなにたくさん、どこに直そう
レナ、シャーナ、ユノside
「それにしてもここはいつ来ても凄いですね」
「うんうん、いろんな魔法が使われてる!」
レナとシャーナが思ったことを口々に話す
「魔法かぁ~先生は魔法使えないんだよ」
「「え?」」
レト(ソラヤ)side
「あれ?二人ともどうしました?」
僕が大量にもらった食材を食物庫になおし、図書館に戻ってくるとレトさんとシャーナさんが僕のところに駆け寄ってきた
「「先生ってまほうつかえないんですか?!」」
その後僕は二人からの質問の嵐に揉まれたのであった
今日はメモリアの本来の機能図書館の整理をしている、毎日図書館には広々な人が来るのだが普段は診療所の店番やメモリアのもう一つの顔、“便利屋で売り出す商品づくりなどをしている
ちなみに先日の治療で使った箱、治癒用箱型防衛壁というもので人や、動物、魔物、命あるものは箱の中にいる間永続的に回復、治癒の他に解毒、麻痺、混乱などの異常状態も完治してくれるのださらに一番の魅力は“再生”だ箱の中にいるだけで再生するのだ
「あれ?先生今日はこっちなんですか?」
僕が本の整理をちょうど終えたところでユノが大きな紙袋を持って帰ってきた
「はい、また本が増えたので」
そう言って本を棚に上げていく
「そんなこと言ってまた本買ったんですか?」
「うっ!」
「メモリアの本ってほとんど先生の所有物ですよね、まぁ私も読んだりするんでいいんですけど」
「す、すまない、本がないと生きてる感覚がないです」
僕は大の本好きで週に3冊いや、古本と新刊買ってるから10冊か?
そのくらい買わないと気が済まない
「ところでユノ、一つ聞いていいかい?」
「何ですか?」
「何で、シャーナさんとレナさんがここにいるんですか?」
ユノの方を向くとニコニコと笑う二人が
「レトさんおひさしぶりです」
「先生~久しぶり~」
「それできたんですか?」
「「はい!」」
どうやら二人はどうしてもこの前の手術のお礼がしたいらしく、街で買ってきた食材を渡してきた僕もユノも料理はするし店番などでなかなか街に行けなかったりするのでありがたいといえばありがたいのだが
「こ、こんなにたくさんありがとうございます」
それはもう尋常じゃない量なのだ
二人によると街でたまたま出会ったユノにお礼のことを言うと『先生は大食らいだからもっとかったほうがいいよ!』と言ったらしい
「あ、ありがたくもらっておくよ」
こんなにたくさん、どこに直そう
レナ、シャーナ、ユノside
「それにしてもここはいつ来ても凄いですね」
「うんうん、いろんな魔法が使われてる!」
レナとシャーナが思ったことを口々に話す
「魔法かぁ~先生は魔法使えないんだよ」
「「え?」」
レト(ソラヤ)side
「あれ?二人ともどうしました?」
僕が大量にもらった食材を食物庫になおし、図書館に戻ってくるとレトさんとシャーナさんが僕のところに駆け寄ってきた
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その後僕は二人からの質問の嵐に揉まれたのであった
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