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2章
8話 そうだよね、こうしてお互いの気持ちを確認しながら、私達愛を深めていくんだ
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「あ、葵ちゃん。洗濯物出して、今からまわしちゃうから」
トシヤさんはそう言って立ち上がると、飲み終わったコーヒーカップを素早く洗い洗面所に向かう。
すごい……手慣れてる……。
「今から洗濯するんですか?」
「うん、だって明日も泊って欲しいから」
「明日も……?」
「そ、明日は二十四日でしょ? クリスマスイブなんだから一緒に過ごしたい……ダメ?」
そ、そんなにかわいく聞かれたら……断りづらい。
「で、でも二十五日はお仕事ですよ」
「うん、火曜日はここから一緒に出勤すればいいじゃん。荷物は僕が持ってあげるから、朝、葵ちゃんちに寄ってから仕事に行こう」
トシヤさんは最初からそのつもりだったんだろう……。
私だってイブを一緒に過ごしたいもん。
断れるワケないよ……。
「では、かわいいお客様に僕の得意料理を作ってあげよう」
洗濯機をまわしている間にトシヤさんが牛丼を作ってくれる事になった。
「一人暮らしを始めて最初に作れるようになったのが牛丼なんだよね」
旅行に行く前に買い出しをしていたらしく冷蔵庫にはちゃんと食材が入っていた。
なんと、冷凍庫にはアイスクリームで出来たホールケーキまで用意してあったのには驚いた。
「トシヤさんってすごく生活力のある人だったんですね……」
なんか、不安に思っていたのがバカみたい。
トシヤさんとなら今すぐにでも一緒に住めそうだ。
「ふふっ、私、ホントばかだなぁ」
勝手に落ち込んで、悩んで、別れた方がいいだなんて……。
私の小さな不安も悩みも、トシヤさんといると溶けていく。
私、なんて素敵な人とお付き合いさせて貰っているんだろう。
未熟な私を導いてくれる頼りになる先輩で、私の事を大切にしてくれる恋人とこうして連休を過ごしているなんて、夢みたいだ。
キッチンでコンロの前に立つトシヤさんの後ろから、私はギュッと抱き着いた。
「トシヤさん……ホントに、ホントにありがとう」
「葵ちゃん……?」
「私ねっ……トシヤさんの事が」
いけない、涙があふれてきそうだ。
「ト、トシヤさんの事が、好きだよ……」
トシヤさんの手が私の手に重なる。
「葵ちゃん……」
トシヤさんの背中に頬を寄せる。
「素敵な連休をありがとう。いつも、ホントにありがとう……」
トシヤさんはコンロの火を止めると振り返って私を抱きしめてくれた。
「……昨日はごめんなさい」
「いいんだよ……葵ちゃんのペースでゆっくり進もう。僕はね、昨日これまで以上に葵ちゃんの心と近づけた気がして嬉しかったよ。これからも、悩みを聞かせてよ……僕だって完璧な人間じゃないからね。僕の悩みを聞いてもらう事もあるかもしれない」
うん。
私はトシヤさんの腕の中でうなずく。
「葵ちゃん、僕は君を……愛してる……」
「トシヤさん……」
「ごめんね、プレッシャーをかける気はないんだけど……ずっと、君といたい。僕が君を溺愛してるっていうのはホントだよ……君の寝顔を見つめているだけで幸せだなんて……もう、これは、愛だと思うんだ」
愛……。
「私……私も……」
私の頬に涙がこぼれた。
トシヤさんがそっとぬぐってくれる。
「もう、別れるなんて言わないね……これからも、僕に君を愛させて……僕の愛に溺れなよ……」
トシヤさんはいつも私に、甘い甘い時間を過ごさせてくれる。
私にとって世界一大切な人……。
きっと、一生離れられない。
私の方こそトシヤさんの未来を予約させてほしい。
私の未来も何もかも全てあげるから……。
「私……ずっと、一緒にいたい。トシヤさんとずっと……」
「……うん、ずっと、そばにいるよ……」
トシヤさんは私のおでこにキスを落としてくれた。
触れたところから優しいものが流れ込んでくるかのように心がじんわりと温かくなる。
……すごく幸せな気持ち……。
ちいちゃんが今朝「こういう事があって絆って深まっていくものでしょ?」って言ってくれたことを思いだした。
そうだよね、こうしてお互いの気持ちを確認しながら、私達愛を深めていくんだ。
トシヤさんの顔を見上げたら、優しいまなざしで見つめ返してくれる。
ちゃんと、気持ちを言葉にして伝えないと。
「私も……愛してる……」
「葵ちゃんっ!」
トシヤさんは私を強く抱きしめた。
愛してる。
トシヤさん……愛してる。
「葵ちゃん! そろそろ出ないと電車に遅れるよ」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
二十五日の朝、私は鏡の前で真新しいネックレスを付けると、急いでメイク道具をボストンバッグに詰め込んだ。
『また、ここに泊まりに来た時のために服は置いていきなよ』と言ってくれたので着替えやパジャマはトシヤさんの家に置かせてもらう事にした。
それでも、ドライヤーまで持ってきちゃっていたから、自宅に寄って、荷物を置いてから出勤する予定だ。
「じゃあ、行こうか?」
「はい、行ってきます」
こうやって二人で玄関を出ると、なんだか同棲してるみたい……。
いつかトシヤさんと、け、結婚したら、毎日こんな感じなのかな……?
最寄り駅に着くと下りホームで列に並んだ。
朝のラッシュ時に、電車に乗るのは久しぶりだ。
「すごい人ですね」
「うん、まあ、上りに比べればましだと思うけどね」
確かに。
向かいのホームは人であふれている。
上り電車で通勤している今井先生はあまりに混むから、時間を早めて出勤している。
満員電車に揺られながらトシヤさんを見上げたらふと、思い出した。
「そういえば……クリスマスプレゼントを私の家に置きっぱなしなので、着いたら渡しますね」
まさか二十二日から今日まで自宅に戻らないとは思っていなかったのでトシヤさんへのプレゼントは持ってきていなかったのだ。
「ありがとう……でも、もう、たくさん貰ったよ……」
トシヤさんはにっこりとほほ笑んだ。
「……え?」
「ほら、これ」
トシヤさんはスマホを指さす。
壁紙はなんの変哲もない風景写真だけどまさか……!
トシヤさんはさっと私の耳元に口を寄せると小声でささやいた。
「僕のベッドで眠る葵ちゃんの寝顔なんて……これ以上のプレゼントはないよ」
トシヤさんはうっとりとした表情を浮かべている。
も、もうっ!
やっぱり撮られてた!
「それに、ゆうべの葵ちゃん、色っぽくて、かわいかった……」
って、またまた、セクハラ発言ですよ。
そりゃ、私も素敵なイブを過ごさせて貰って、ホントに幸せだったけど……。
……思い出したら顔が赤くなっちゃう。
「もうっ、せっかく欲しがっていたお財布を用意したのに……あげませんよ」
私はキッとトシヤさんを睨みつける。
「ごめんごめん、もう意地悪言わないから許して」
トシヤさんは手のひらを合わせて拝む仕草をした。かわいい。
でも、トシヤさん、『もう寝顔を撮らない』とは言わないんデスネ……。
とは言え、私も素敵なネックレスをクリスマスプレゼントに貰っちゃったし……今回は許してあげてもいいかな?
私は、胸元で光る石にそっと触れる。
プラチナのダイヤのネックレスなんて……トシヤさん張り込み過ぎだよ……。
ダイヤが胸元で揺れるたびにキラキラ輝いて、鏡を見ていたらうっかり見ほれてしまう位に素敵なんだ……。
「葵ちゃん、とても似合ってるよ……」
私は感謝の気持ちを伝えたくてトシヤさんの手を握った。
トシヤさんはギュッと握り返してくれる。
満員電車の中、私達は無言で手を繋いでいた。
……もうすぐ、駅に着く。
さあ、お仕事の時間だ。
よぉーし、今日からまた頑張るぞ!
こんなに素敵な先輩兼恋人に支えられてるんだから、私、頑張るしかないでしょう?
きっとここが踏ん張りどころなんだ。
まだ、二年しか先生をしていないのに何でもこなせるはずがないもんね。
そう、自分の力不足を認めたら、なんだか吹っ切れた気がする。
仕事も恋もまだまだ新米だから、これからもたくさん教えて欲しい。
よろしくね。
私の大好きな、佐藤先生!!
トシヤさんはそう言って立ち上がると、飲み終わったコーヒーカップを素早く洗い洗面所に向かう。
すごい……手慣れてる……。
「今から洗濯するんですか?」
「うん、だって明日も泊って欲しいから」
「明日も……?」
「そ、明日は二十四日でしょ? クリスマスイブなんだから一緒に過ごしたい……ダメ?」
そ、そんなにかわいく聞かれたら……断りづらい。
「で、でも二十五日はお仕事ですよ」
「うん、火曜日はここから一緒に出勤すればいいじゃん。荷物は僕が持ってあげるから、朝、葵ちゃんちに寄ってから仕事に行こう」
トシヤさんは最初からそのつもりだったんだろう……。
私だってイブを一緒に過ごしたいもん。
断れるワケないよ……。
「では、かわいいお客様に僕の得意料理を作ってあげよう」
洗濯機をまわしている間にトシヤさんが牛丼を作ってくれる事になった。
「一人暮らしを始めて最初に作れるようになったのが牛丼なんだよね」
旅行に行く前に買い出しをしていたらしく冷蔵庫にはちゃんと食材が入っていた。
なんと、冷凍庫にはアイスクリームで出来たホールケーキまで用意してあったのには驚いた。
「トシヤさんってすごく生活力のある人だったんですね……」
なんか、不安に思っていたのがバカみたい。
トシヤさんとなら今すぐにでも一緒に住めそうだ。
「ふふっ、私、ホントばかだなぁ」
勝手に落ち込んで、悩んで、別れた方がいいだなんて……。
私の小さな不安も悩みも、トシヤさんといると溶けていく。
私、なんて素敵な人とお付き合いさせて貰っているんだろう。
未熟な私を導いてくれる頼りになる先輩で、私の事を大切にしてくれる恋人とこうして連休を過ごしているなんて、夢みたいだ。
キッチンでコンロの前に立つトシヤさんの後ろから、私はギュッと抱き着いた。
「トシヤさん……ホントに、ホントにありがとう」
「葵ちゃん……?」
「私ねっ……トシヤさんの事が」
いけない、涙があふれてきそうだ。
「ト、トシヤさんの事が、好きだよ……」
トシヤさんの手が私の手に重なる。
「葵ちゃん……」
トシヤさんの背中に頬を寄せる。
「素敵な連休をありがとう。いつも、ホントにありがとう……」
トシヤさんはコンロの火を止めると振り返って私を抱きしめてくれた。
「……昨日はごめんなさい」
「いいんだよ……葵ちゃんのペースでゆっくり進もう。僕はね、昨日これまで以上に葵ちゃんの心と近づけた気がして嬉しかったよ。これからも、悩みを聞かせてよ……僕だって完璧な人間じゃないからね。僕の悩みを聞いてもらう事もあるかもしれない」
うん。
私はトシヤさんの腕の中でうなずく。
「葵ちゃん、僕は君を……愛してる……」
「トシヤさん……」
「ごめんね、プレッシャーをかける気はないんだけど……ずっと、君といたい。僕が君を溺愛してるっていうのはホントだよ……君の寝顔を見つめているだけで幸せだなんて……もう、これは、愛だと思うんだ」
愛……。
「私……私も……」
私の頬に涙がこぼれた。
トシヤさんがそっとぬぐってくれる。
「もう、別れるなんて言わないね……これからも、僕に君を愛させて……僕の愛に溺れなよ……」
トシヤさんはいつも私に、甘い甘い時間を過ごさせてくれる。
私にとって世界一大切な人……。
きっと、一生離れられない。
私の方こそトシヤさんの未来を予約させてほしい。
私の未来も何もかも全てあげるから……。
「私……ずっと、一緒にいたい。トシヤさんとずっと……」
「……うん、ずっと、そばにいるよ……」
トシヤさんは私のおでこにキスを落としてくれた。
触れたところから優しいものが流れ込んでくるかのように心がじんわりと温かくなる。
……すごく幸せな気持ち……。
ちいちゃんが今朝「こういう事があって絆って深まっていくものでしょ?」って言ってくれたことを思いだした。
そうだよね、こうしてお互いの気持ちを確認しながら、私達愛を深めていくんだ。
トシヤさんの顔を見上げたら、優しいまなざしで見つめ返してくれる。
ちゃんと、気持ちを言葉にして伝えないと。
「私も……愛してる……」
「葵ちゃんっ!」
トシヤさんは私を強く抱きしめた。
愛してる。
トシヤさん……愛してる。
「葵ちゃん! そろそろ出ないと電車に遅れるよ」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
二十五日の朝、私は鏡の前で真新しいネックレスを付けると、急いでメイク道具をボストンバッグに詰め込んだ。
『また、ここに泊まりに来た時のために服は置いていきなよ』と言ってくれたので着替えやパジャマはトシヤさんの家に置かせてもらう事にした。
それでも、ドライヤーまで持ってきちゃっていたから、自宅に寄って、荷物を置いてから出勤する予定だ。
「じゃあ、行こうか?」
「はい、行ってきます」
こうやって二人で玄関を出ると、なんだか同棲してるみたい……。
いつかトシヤさんと、け、結婚したら、毎日こんな感じなのかな……?
最寄り駅に着くと下りホームで列に並んだ。
朝のラッシュ時に、電車に乗るのは久しぶりだ。
「すごい人ですね」
「うん、まあ、上りに比べればましだと思うけどね」
確かに。
向かいのホームは人であふれている。
上り電車で通勤している今井先生はあまりに混むから、時間を早めて出勤している。
満員電車に揺られながらトシヤさんを見上げたらふと、思い出した。
「そういえば……クリスマスプレゼントを私の家に置きっぱなしなので、着いたら渡しますね」
まさか二十二日から今日まで自宅に戻らないとは思っていなかったのでトシヤさんへのプレゼントは持ってきていなかったのだ。
「ありがとう……でも、もう、たくさん貰ったよ……」
トシヤさんはにっこりとほほ笑んだ。
「……え?」
「ほら、これ」
トシヤさんはスマホを指さす。
壁紙はなんの変哲もない風景写真だけどまさか……!
トシヤさんはさっと私の耳元に口を寄せると小声でささやいた。
「僕のベッドで眠る葵ちゃんの寝顔なんて……これ以上のプレゼントはないよ」
トシヤさんはうっとりとした表情を浮かべている。
も、もうっ!
やっぱり撮られてた!
「それに、ゆうべの葵ちゃん、色っぽくて、かわいかった……」
って、またまた、セクハラ発言ですよ。
そりゃ、私も素敵なイブを過ごさせて貰って、ホントに幸せだったけど……。
……思い出したら顔が赤くなっちゃう。
「もうっ、せっかく欲しがっていたお財布を用意したのに……あげませんよ」
私はキッとトシヤさんを睨みつける。
「ごめんごめん、もう意地悪言わないから許して」
トシヤさんは手のひらを合わせて拝む仕草をした。かわいい。
でも、トシヤさん、『もう寝顔を撮らない』とは言わないんデスネ……。
とは言え、私も素敵なネックレスをクリスマスプレゼントに貰っちゃったし……今回は許してあげてもいいかな?
私は、胸元で光る石にそっと触れる。
プラチナのダイヤのネックレスなんて……トシヤさん張り込み過ぎだよ……。
ダイヤが胸元で揺れるたびにキラキラ輝いて、鏡を見ていたらうっかり見ほれてしまう位に素敵なんだ……。
「葵ちゃん、とても似合ってるよ……」
私は感謝の気持ちを伝えたくてトシヤさんの手を握った。
トシヤさんはギュッと握り返してくれる。
満員電車の中、私達は無言で手を繋いでいた。
……もうすぐ、駅に着く。
さあ、お仕事の時間だ。
よぉーし、今日からまた頑張るぞ!
こんなに素敵な先輩兼恋人に支えられてるんだから、私、頑張るしかないでしょう?
きっとここが踏ん張りどころなんだ。
まだ、二年しか先生をしていないのに何でもこなせるはずがないもんね。
そう、自分の力不足を認めたら、なんだか吹っ切れた気がする。
仕事も恋もまだまだ新米だから、これからもたくさん教えて欲しい。
よろしくね。
私の大好きな、佐藤先生!!
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