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2024年10月
10月16日
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長女は今日も変わりなく過ごしていた。
長男の風邪は良くなったようだ。
朝、燃えないゴミに扇風機を出しに行こうと早起きすると、次男も付いてきた。
ゴミ捨て場に行くだけだと行っても、構わないようで連れて行ったが、朝から疲れた。
扇風機は両手で持ちたかったが手を繋がないわけにはいかないので、なんとか運んだ。
帰り道は疲れたそうで、俺におんぶをせがんできたので言うことを聞いて運んだ。
途中、町内会の人に会って何歳かと聞かれ6歳と長男の歳を答えて笑われ、嬉しそうにしていた。
その後も2人に声をかけられ、俺一人なら誰からも声を掛けられないので、子供の偉大さを感じた。
おんぶで帰ってきた次男を見て長男も「俺もおんぶしろ」と騒いでいたのでさらに疲れた。
身支度をして家を出るとすぐに妻から電話が来て、礼服を忘れていると言われ、取りに戻り幼稚園に送っていくと、幼稚園の先生にこの話をされ恥ずかしかった。
いつもよりおそく、ギリギリに着くと直ぐに急ぎの依頼が入り、朝から大変な一日だった。
昼前にお別れ会に行こうと話していたのを東も聞いていたらしく、何回も行くと気を使うだろうからと3人で一緒に行ってきた。
会場に着くと12時を過ぎていて、タイミングよく連絡をくれた人に会い、受付の交代に来たそうだ。
受付には手伝いに来たという専務の奥さんと事務の若い女の子が座っていた。
水上社長の息子さんは席を外していたので会えなかったが、芳名帳には見慣れた名前がたくさんあった。
それほど小さな会場ではなかったが、中に入ると10人位いて、大柄な人もいたためか圧迫感を感じ狭く感じた。
礼服が俺たちだけだったらと心配していたが、半分ぐらいの人が礼服で、俺たちのように着替えてから来た様子だった。
顔見知り程度の人はいたが親しい人もいなかったので、途中で何処かで昼を食べようと言うことになり
早めに帰ることになった。
会場から出ると、前を歩いていた東に「久しぶり。」と誰かが声を掛けた。
東は驚いたように「今日一緒に来たんです。」と後を振り返り俺を見た。
誰だろうと思い前を見ると、上原さんがいて心臓が飛び出るかと思った。
悟られないように、当たり障りのない挨拶をすると、俺たちと同じように水上社長が亡くなったことを聞いて来たそうだ。
話している内に今日はこの後用事があるとのことで、明日の昼を一緒に食べることになった。
長男の風邪は良くなったようだ。
朝、燃えないゴミに扇風機を出しに行こうと早起きすると、次男も付いてきた。
ゴミ捨て場に行くだけだと行っても、構わないようで連れて行ったが、朝から疲れた。
扇風機は両手で持ちたかったが手を繋がないわけにはいかないので、なんとか運んだ。
帰り道は疲れたそうで、俺におんぶをせがんできたので言うことを聞いて運んだ。
途中、町内会の人に会って何歳かと聞かれ6歳と長男の歳を答えて笑われ、嬉しそうにしていた。
その後も2人に声をかけられ、俺一人なら誰からも声を掛けられないので、子供の偉大さを感じた。
おんぶで帰ってきた次男を見て長男も「俺もおんぶしろ」と騒いでいたのでさらに疲れた。
身支度をして家を出るとすぐに妻から電話が来て、礼服を忘れていると言われ、取りに戻り幼稚園に送っていくと、幼稚園の先生にこの話をされ恥ずかしかった。
いつもよりおそく、ギリギリに着くと直ぐに急ぎの依頼が入り、朝から大変な一日だった。
昼前にお別れ会に行こうと話していたのを東も聞いていたらしく、何回も行くと気を使うだろうからと3人で一緒に行ってきた。
会場に着くと12時を過ぎていて、タイミングよく連絡をくれた人に会い、受付の交代に来たそうだ。
受付には手伝いに来たという専務の奥さんと事務の若い女の子が座っていた。
水上社長の息子さんは席を外していたので会えなかったが、芳名帳には見慣れた名前がたくさんあった。
それほど小さな会場ではなかったが、中に入ると10人位いて、大柄な人もいたためか圧迫感を感じ狭く感じた。
礼服が俺たちだけだったらと心配していたが、半分ぐらいの人が礼服で、俺たちのように着替えてから来た様子だった。
顔見知り程度の人はいたが親しい人もいなかったので、途中で何処かで昼を食べようと言うことになり
早めに帰ることになった。
会場から出ると、前を歩いていた東に「久しぶり。」と誰かが声を掛けた。
東は驚いたように「今日一緒に来たんです。」と後を振り返り俺を見た。
誰だろうと思い前を見ると、上原さんがいて心臓が飛び出るかと思った。
悟られないように、当たり障りのない挨拶をすると、俺たちと同じように水上社長が亡くなったことを聞いて来たそうだ。
話している内に今日はこの後用事があるとのことで、明日の昼を一緒に食べることになった。
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