夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

文字の大きさ
378 / 784
2024年10月

10月13日

しおりを挟む
昼前に暇だったので散歩に出ると文乃から電話が来た。
明日の予定を聞かれたので、長男が風邪気味で家にいる予定だと言うとホッとした様子で、明日の午前中に納骨することになったと言った。
驚きすぎてなにも言えないでいると、達也さんと妻のことを考えて華佳おばさんと相談して決めたそうだ。
俺からのメールを見て、一瞬バレたかと思いドキッとしていたそうで、今日連絡だけすることにしたとのこと。
達也さんはあれから遺産相続のことは何も言っていないらしい。
妻と話がまとまったのか聞くと、まだだそうだ。
気分を悪くするかとも思ったがなぜ家を欲しがるのかを聞いてみた。
文乃としては家が他人の手に渡り壊されたら嫌なのと、仏壇を置いておきたいとのことだった。
妻のことも聞いてみたがそれはわからないそうで、文乃も不思議に思っていたそうだ。
妻としては家を壊したり売ったりするつもりはなさそうな話しぶりだったそうだ。
達也さんとの仲を聞いたみたが悪くはないそうで離婚を考えているということもないと言い切った。
妻から俺についてなにか話していたとかはないかと聞いてみたが、ないそうで何も分からなかった。
俺達についても離婚の話があるのか聞かれたがないと思うと答えた。
自分なら、もし離婚について考えてたとしても、夫の実家が近い家には住まないけどね笑っていた。
言われてみると、たしかにそうで妻が欲しがる理由がないと思えてきた。
文乃からの返事がなかったので、気まずいが達也さんに連絡をしようかと思っていたと言うと、それは面倒くさいことになるので辞めてほしいと言われた。

文乃からの電話を終えた頃には1時間近く電話をしていたようだった。
その割には何を話したのかはいまいち覚えていない。
慌てて家に戻ると妻にどこまで散歩に行ってたのかと文句を言われた。
朝食を食べ寝ていた長男も起きていて、一緒に行きたかったと不満そうにしていた。
長女に聞こえないように文乃から電話のことを伝えると、動揺はしていたが達也さんのことを思い出して、そのほうが良かったよねと寂しそうにしていた。
長女にも夜寝る前に妻から伝えてくれたようで、納骨に興味がないのか、分かったと言っただけだったそうだ。

妻には家のことを聞けなかった。
文乃と話してますます理由が分からなくて、もう少し考えてから聞こうか迷っている。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...