夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年10月

10月8日

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家に帰ると、長男が手に果物の緩衝材をはめていた。
隣の奥さんがもらった梨をお裾分けにくれたそうで、おやつに一つ食べたそうだ。
長女も欲しいが食べ切れないので、俺の帰りをまっていたそうだが、俺は梨はあまり得意ではない。
あまり好きではないので、食べなくても取ってもいいと言ったが大きい梨で高そうなので、大事にしたいそうだ。
安いやつはそもそも付いてないので、取っても問題なさそうだし、何か影響があるとしても一日くらい変わらないだろう。
前なら子供はどうでもいいことを気にしていて面倒くさいと思っていたと思うが、今は謎のこだわりを理解できるようになってきた。
妻はもとから理解していたので子どもたちとの向き合い方の問題だと思う。
長女は長男から借りて装着していたが、長男は貸すことに納得していないようですぐに取り返していた。
揉めているわけでなかったので放っておいたら、昨日もらってきた葉っぱを両手に持って騒いでいた。
皮を剥いて皿に入れておくように妻に言おうと思ったが、疲れているようなので言わずにおいた。
特に気に留めなかったが、今となっては今日は一日中ダラダラと雨が降っていたから体調が悪かったのかもしれない。
教えてくれればよかったのに。
おまけに長男も雨の日はボーナスタイムかのように振る舞うので、少し可愛そうに思う。
明日も昼間で雨の予報なので、体調が心配だ。
もうすぐ、双子の誕生日なので今週末辺りに買い物に行くのだろうか?

梨を見てアイツのお母さんのことを思い出した。
もういないことは分かっているが、まだ生きているような気がして時々遊びに行きたくなる。
梨をもらったのが1月でもうあれから随分たつが、最近貰ったような気でいた。
もしあれが最後にしっかり話せる時だと知っていたらもっと色々と話せたのにと後悔している。
長女にももっと早く教えていればよかったのだろうか、それともこれで良かったのだろうか。
教えていれば、長女はアイツの話を持ったくさん知れたのではないかと思うと心がしめつけられる。

文乃に家はどうなったか聞かなければと思って眠るが、毎日聞けずに一日が終わってしまう。
妻との関係が壊れるのが怖いのだと思うが、何かしら理由を考えて連絡出来ない。
とりあえず下書きに文を作って保存したので、明日にでも送ろう。
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