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2024年10月

10月5日

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長男は昨日のことを覚えていたようで、5時前に起きて布団の上で、足をばたつかせていた。
まだ眠かったので放っておいたら、二人で二度寝していたようで9時にお義母さんに頼まれた長女が起こしに来た。
お義母さんにはだらしないところは見せないようにしていたので、非常に気まずい思いだ。
気まずい思いのまま、長男を起こしてリビングに行くと、ちょうど朝食が出されたところだった。
俺の気持ちを悟ったのか、仕事で疲れているから仕方ないわよと話していたが、どうにもやらかしたとの気持ちが消えなかった。

朝食の後は長男のトイレを待ってから出かける予定だったが、1時間も籠もられた。
いつもは妻にも羨ましがられるほどの快便なのに、どうしたのだろう。
長男がトイレから出てから長女も連れて行こうと思っていたが、面倒くさいからと断られた。
もうそんな年頃なのだろうか?
少し前まではどこにでもついて行きたがっていたのに。

先に会社に寄ってから買い物に行こうと思ってたが、長男が途中で飽きるかもしれないとのでスーパーに行くことになった。
魚コーナに生筋子があった。
たまに見たことはあったが、どうしたら良いのか知らなかったので、素通りしていたが、バラして汁につければいいらしい。
高いし、手間も掛かりそうで、誰かのお気に入りになると困るので、買わないことにしたが興味はある。
もう少し大きくなったら、一度だけ買おうかと思う。
長男は骨が取ってある魚が気に入ったようで、お義母さんに指を指してかごに入れてもらっていた。
お菓子も欲しいようで、気がついたときにはいくつも入れられていた。
お母さんに怒られると言ったが、またしばらく会えないからからと、お義母さんが買っていた。
祖父母というのはこういう生き物だとは知っていたが、実際にこうなるとどうしたら良いのか考えさせられる。
長女にはいつも食べいるものだけでなく、セットになったお菓子の中で一番大きいセットを選んでいた。
おばあちゃんがお母さんのお母さんということも理解したようで、妻にも同じものを買ってあげるようにと、お義母さんに頼んでいて、周りに沢山の人がいたが笑ってしまった。
帰ったら妻に、お母さんも子供だから買ってもらえてよかったねと見せていた。
妻は子どものような笑顔を浮かべて喜んでいた。

会社にも寄って忘れ物を取ってきたが、長男はお菓子に夢中でもうすでに会社に興味はなかったようだ。
塩漬けの山菜はお義母さんの好物かもしれないとのことで家に持って帰るそうだ。
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