夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年8月

8月30日

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昨日の文乃からの電話で色々と考えてしまいあまり眠れなかった。
最近は眠れないことが多いので少し疲れている。
朝はやく起きて妻に話そうと思っていたが、寝坊して長女に起こされた。
結局朝は妻には何も話せないまま家を出た。
夜に妻に話すと、文乃は先に妻に連絡したらしい。
本当は昨日解約するつもりで出かけて、妻にだけでもと思い連絡して、妻から来月にしたらどうかと提案したらしい。
何のためにと考えていると、俺との連絡を取るのに良いのではないかと思ったようだ。
遺産のことで妻としては竜也さんに不信感を持ったようで、文乃のスマホからではなくお母さんのを使うようにしたらどうかと聞くと、そうすると二つ返事が帰ってきたそうだ。
妻としては文乃が説明したと思い、文乃は妻が説明したと思ったのかもしれない。
このことを考えて眠れなかったと言うと、朝寝坊したことを心配していたと誤魔化すように笑った。
話すかどうか今日一日迷っていたが話してよかったと思う。
妻に話して、妻がアイツのお母さんの番号を知らなかったらや関係ないと言われたらどうしようかなど、悪い方向にばかり心配していた。
関係ないことに巻き込まれたと妻の機嫌を損ねたらどうしようと考えていたが、実際には俺よりも関係者だった。
もちろん長女のこともあるので全く関係ない訳では無いが、世間一般には死んだ旦那の母親といつまでも親しくするかと考えたらしないと思う。
短い間ではあったが嫁姑問題もなく仲良くしていたようで、関係のない俺もうれしかった。
またアイツのお母さんから電話が来て、また少し嬉しくなって落胆するのだろう。
それでもかかってきたら嬉しいと思う。

ガラス屋の樋口さんからの紹介で新品の網戸を納品してきた。
大雨で風もあったが、明日はからどこかに行くらしく、がんばって来た。
久しぶりの宴会で酔っ払って窓に突っ込み網戸ごと外に転げ落ちたそうだ。
お盆から時期が少しズレているので聞くと、お盆は休めない仕事をしている人の集まりだそうだ。
請求先は壊した人の名前だったが家主が建て替えて払ってくれた。
クーラーをつけているので普段は窓を開けないが、換気をするために必要だったので助かったとすごく喜んでいた。
ニコニコしながら現金でくれたので、俺も嬉しくなった。

帰りの車のラジオで、雨がすごいと話していたので帰れるか不安だった。
長女が蚊にさされたようだ。
知らない間に膝の横が痒くなっていたそうだ。
掻き壊しが怖いので、あまり触らないようにいったが、擦っていた。
去年の薬ならあると見せると、不満そうに使っていた。
少し我慢してくれ。
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