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2024年8月

8月15日

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やはり長男は早起きした。
自分もそうだったが、目覚まし時計もないのにどういう仕組なのだろうか。
出かける準備をしていると、どうやら誘われたのは父のようで、二人で出かけてしまった。
俺もアイツと二人でああして出かけていたんだよなぁと思っていたが、帰ってきた父に俺たちは二人じゃなかったと言われた。
どうやらアイツのお父さんが付き合ってくれていたらしい。
時々は父も一緒だったそうだがまったく覚えていない。
神社の階段が面白かったのかなんども上ったりおりたりしていたのが、俺たちのようだったと話していた。
確かにあの階段は子供の頃は異様に楽しく感じていたので、大好きだった。
大人になるに連れて歩幅と合わなくなりあまり近づかなくなったんだと思い出した。
早起きの成果はセミの抜け殻10個だった。
思ったよりも少ない成果で異常気象のせいかと思っていたが父が昔のことを思い出して、他の子に残すように言い少しだけ持ってきたそうだ。
最近の子は取りに行かないだろうとも思ったが嘘も方便だろう。
俺たちは虫かごいっぱいい取ってきて母たちには嫌がられていたし。

その後は朝食を食べ少し休んでいたが、先に父が起きたのでダメ元でランドセルの話をしたが、今日は疲れていると断られた。
先に言ってくれたらもう少しなんとかなったがと、疲れた顔をしていた。
それかもう少しおとなしい子ならなんとかと苦笑いしていた。
俺も大人しい子なら頼まなかったので、気持ちが痛いほどわかる。
明日の長男次第ではと話しがまとまったが、朝入ったからという理由で風呂を拒否されたので無理かもしれない。

午後は母が次男を散歩に連れて行った帰りに近所の人からもらったと大きなスイカの半分を持って帰ってきた。
前にもらったスイカよりも大きく長男ははしゃいでいた。
農協の朝市で1玉1500円だったとくれた人の息子さんが買ってきたらしい。
大人4人じゃ1玉も食べれないからと、誰かが通るのを待っていたらしい。
男って後先考えない事があるからねぇと笑う母に妻が同意だというように頷いた。
きっとアイツのことだろう。
うちでも半分は多いので、妻と長女と長男にアイツのところに持って行ってもらった。
大きなスイカだったことがわかったようで、芽衣が喜んでいたそうだ。
ついでに上原さんが送ってくれたものが本当にお菓子じゃないこと確認させてもらったようで、他の箱を狙っていたとのこと。
俺も子供の頃行った祖父母の家で同じことを思った記憶があり、乾いた笑いが出た。
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