夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年6月

6月19日

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昨日のこともあり夜中に何度か目が覚めた。
長男は隣にいてホッとしたが、妻も心配して確認に来ていた。
若干の寝不足はあったが隣りにいるだけで嬉しく思った。
自分でもこんな気持ちになる日が来るとは思ってもみなかった。
子供が出来ると世界が変わるというのはこのことだろう。

長男を送っていった時に先生から、水疱瘡から復帰する人が増えてきたと聞いた。
「このまま収束すると良いんですけど、充宏くん罹っておかないと大人になってからだと。」と心配していた。
俺も同じように思うが、双子に感染ったらと思うと、今は勘弁してくれとの思いでいっぱいだ。
話していると、名前は知らないが事務をしている若い女性が「加藤ジュンくんのお母さんから電話がありました。水疱瘡だそうです。」と割り込んできた。
俺も担任の先生も、あっ、という顔になった。
昨日も一緒に遊んだと話していたし、きっと感染っているだろうと思いながら幼稚園を後にした。
会社に着いてから妻に事情を連絡しておいた。
先に東が来ていたので、どうしようと漏らすと考え込んだ顔をしていた。
「俺、明日から出張なんだよな。」とスケジュールボードを見たが、俺も知っていたので不安がつもる。
一番大きな仕事は、明後日の急ぎの仕事駄と思うが、絶対に穴を開けられない仕事だ。
依頼料は弾むので、朝一でサイズを測り当日中に納品して欲しいとのことだった。
最近は少し動くだけで、汗が滝のように流れて来るほど暑く、作業効率も良くないし。
高額の依頼料に目がくらみ引き受けたが大丈夫だろうか。
「ダメでも北島いるから先に声かけておけば」と言いかけて、午後から半休と書かれているスケジュールボードを見た。
お気に入りの歌手のコンサートに行くためというのは知っていたが、シャワーを浴び、髪もこの際だから切ると話していたんだった、と思い出したようだった。
ちょっと前に切ったばかりなのに、独身は金自由になっていいよなと羨ましそうにしていた。
俺も同じことを考えていたので、バリカンで丸坊主にしてくればいいのにと悪態をついておいた。
宗教の彼女はその後どうなったのか聞いたが、東も知らないようだった。

午後には、工務店からの連絡でドアを回収してきた。
高校性の息子さんが部活から帰ってきて、よろめいてドアにぶつかりガラスが割れたとだけ聞いていたが、壁にも大きな穴が開いていた。
事情は聞けなかったが、修理は無理そうだ。
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