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2024年5月

5月26日

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昨日の長男は夜になっても機嫌が悪かった。
妻に用意させられたお土産を渡しても機嫌が良くなることはなく、お風呂も拒否された。
今朝も不機嫌だったので、家族全員で海の近くの公園に行ってきた。
風もそれほど強くなく、日差しもほどほどで過ごしやすかった。
長男がもう少し小さい時には来ていたが、双子のこともあり久しぶりに来てみると、きれいになっていた。
砂浜にゴミは落ちていたが、ゴミ箱や柵、看板は新しいものと交換したようだった。
注意書きが書かれていた案内板には前にはなかった、外国語と釣りをするなとの文言が増えていた。
海から離れて散歩するつもりだけだったが、長男はもう泳げるのかと水に近づいていった。
水はまだ冷たそうなので、慌てて止めたが他の子供連れも同じよなことをしていた。
頭につけた水中眼鏡を他の子に見せびらかし始めてから、やめさせるのが大変だった。
軽い気持ちで、水中眼鏡持っていけば良いと言ったことを後悔した。
双子は砂に足を取られ歩くのが大変だったようで、途中から抱っこでの移動になった。
大きくなるのは嬉しいが、足元は悪く重くて辛かった。
長女は女の子なだけあり、可愛い貝殻がないかと探していた。
好ましい貝殻はなかったようで不満そうにしていた。
手を洗いに行き、どこかで食べてから帰ろうかと聞くと長男がバーベキューをしている大学生と思われるグループを指さした。
バーベキューは友達とか家族とするものだから、あの人たちの仲間には加われないと言うと、あの人たちと友達になったら良いのかと聞かれた。
その発想はなかったなかったなと思いながらも、自分の食べ物は自分で用意しないといけないからと説明すると納得したようだった。
バーベキューはまだ何年も先になりそうだ。
結局、少し並んでファミレスに入った。
休日なだけあり、子供連れの家族が多く騒がしかったので、うるさい長男がいても誤魔化されていた。
若い頃はファミレスで騒ぐ子供が不快に思ったこともあったが、長男が生まれてからは不思議と仕方がないことだと思い始めた。
おそらく当事者になったからだ。
平日に近くに店がないからと1人で入っても不快ではなくなった。
大人は他に選択肢があるが子連れにはないので、子供向けのレストランだと考え方が変わったのかもしれない。
ファミレスしかり、おもちゃが貰えるファストフード店も子供連れのためのスペースにお邪魔している気分だ。
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