213 / 497
2024年5月
5月9日
しおりを挟む
朝から妻に、文乃に連絡したかと聞かれた。
仕事が忙しくまだ出来てないと言うと、そっかぁと落ち込んだ表情をしていた。
忙しいのもあるが、病気だったらと思うと怖くて連絡できないでいた。
午前中に設計図を描いて、午後には外回りに行こうと考え、会社でカップ麺を食べていると、文乃から電話がかかってきた。
今時間は大丈夫かと聞かれ、食べ終わったら連絡しようと思っていたことを悟られないように、問題ないと返した。
どうしたのかと聞くと、お母さんが痩せていた理由を知らないかと思い電話したとのことだった。
俺も妻も理由が分からず心配していたと言うと、俺の両親なら何かわかるかと聞かれたが、あの話しぶりだと何も知らなさそうだと返事をした。
痩せていたことはみんな気にしていたと言うと、病院連れて行った方がいいよねと聞かれた。
もしかしたら、本人は病院に行って知っているのかもしれないので、先に聞いてみてはどうかと返した。
「それが一番いいんだろうけど直接聞くのが怖くて、連絡したの。他になにか知らない?なんでもいいんだけど。」と、鼻をすする涙声が聞こえてきた。
ペットボトルのゴミ箱にスポーツドリンクの空がたくさん入っていたことを思い出して伝えた。
あとは何もわからないと言うと、この後お母さんに電話してみると言って電話が切れた。
こちらから連絡しなくても良かったとホッと一息ついたが、アイツのお母さんのことが心配で怖くなってきた。
のびたラーメンをすすり、歯を磨いて会社を出た。
一応、妻に文乃から電話が来たことを伝えようと思いコンビニの駐車場に車を止め電話した。
双子と昼寝をしていたようで、寝ぼけた声だった。
文乃も何も知らないようで、病院に連れて行くと話していたが辛そうにしていたと伝えると、「もしものことがあったらどうしよう。」と不安そうにしていた。
帰ってから実家の両親にも相談してみようと思うと伝え、電話を切ったが漠然とした不安が広がっている。
午後の仕事を終え会社に戻ると、佐々木君が片岡さんに何やら不満をぶつけているようだった。
どうしたのかと聞くと、依頼先の奥様から壁の溶けたコンセントは直せないのかと聞かれ直せないと返事をすると、ぶつぶつと文句を言われたらしい。
「俺に文句を言われても、直せないものは直せないのに、マジで意味わかんないすよね。」とのことだった。
そういうときは、知り合いか近くの電気屋さんを調べて教えてあげるように伝えたが、不満そうにしていた。
仕事が忙しくまだ出来てないと言うと、そっかぁと落ち込んだ表情をしていた。
忙しいのもあるが、病気だったらと思うと怖くて連絡できないでいた。
午前中に設計図を描いて、午後には外回りに行こうと考え、会社でカップ麺を食べていると、文乃から電話がかかってきた。
今時間は大丈夫かと聞かれ、食べ終わったら連絡しようと思っていたことを悟られないように、問題ないと返した。
どうしたのかと聞くと、お母さんが痩せていた理由を知らないかと思い電話したとのことだった。
俺も妻も理由が分からず心配していたと言うと、俺の両親なら何かわかるかと聞かれたが、あの話しぶりだと何も知らなさそうだと返事をした。
痩せていたことはみんな気にしていたと言うと、病院連れて行った方がいいよねと聞かれた。
もしかしたら、本人は病院に行って知っているのかもしれないので、先に聞いてみてはどうかと返した。
「それが一番いいんだろうけど直接聞くのが怖くて、連絡したの。他になにか知らない?なんでもいいんだけど。」と、鼻をすする涙声が聞こえてきた。
ペットボトルのゴミ箱にスポーツドリンクの空がたくさん入っていたことを思い出して伝えた。
あとは何もわからないと言うと、この後お母さんに電話してみると言って電話が切れた。
こちらから連絡しなくても良かったとホッと一息ついたが、アイツのお母さんのことが心配で怖くなってきた。
のびたラーメンをすすり、歯を磨いて会社を出た。
一応、妻に文乃から電話が来たことを伝えようと思いコンビニの駐車場に車を止め電話した。
双子と昼寝をしていたようで、寝ぼけた声だった。
文乃も何も知らないようで、病院に連れて行くと話していたが辛そうにしていたと伝えると、「もしものことがあったらどうしよう。」と不安そうにしていた。
帰ってから実家の両親にも相談してみようと思うと伝え、電話を切ったが漠然とした不安が広がっている。
午後の仕事を終え会社に戻ると、佐々木君が片岡さんに何やら不満をぶつけているようだった。
どうしたのかと聞くと、依頼先の奥様から壁の溶けたコンセントは直せないのかと聞かれ直せないと返事をすると、ぶつぶつと文句を言われたらしい。
「俺に文句を言われても、直せないものは直せないのに、マジで意味わかんないすよね。」とのことだった。
そういうときは、知り合いか近くの電気屋さんを調べて教えてあげるように伝えたが、不満そうにしていた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる