夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年4月

4月25日

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昨日のアパートから依頼され足りなかったものは東が他の会社を回って探してくれたので、とりあえず入居が決まっている3戸は明日には何とかなりそうだ。
工房でも可愛そうだと思ったらしく、残業して用意してくれた。
残りは引き続き用意する予定ではあるが、入荷出来ないものがあるかもしれない。
実際に出荷はゴールデンウィークの前か後かわからないという物もある。
入居者が決まっていない3戸はゴールデンウィークに内覧してもらい、入居してほしいと考えていたようだ。
あの取り乱し様はそういう事だったのかと理解した。
もし、用意できなければ入居者は現れず、金銭的にも精神的にも大きな負担になるかもしれない。
割と人気のエリアなのですぐに埋まりそうだが、他のアパートやマンションに人を取られるかもしれないと思うと心配だ。
まだ若いのに、お金のことで苦労するのはかわいそうだと思ったが、俺が独立した歳とさして変わらない事に気が付いた。
俺が独立した頃は景気も良くなかったが、今は世間的には上向きと言われているし、なんとかなるだろう。
きっと将来のことを真剣に考えて投資目的にアパートを建てたのだろうと思うとなんとか力になってあげたい。
普通の依頼であれば、アパートの新築なんてまとまった仕事とお金が入り狂喜乱舞と言ったところだが、今回は事情が違いかなりしんどい。

峰さんからも電話があり、フローリングにする事にしたとのことだった。
先の事を考えると、多少高くても仕方がないと思うと話していた。
解決したと思うと同時に、こちらも将来のことを考えているのだなと思った。
佐々木君が若者代表という訳では無いが、いつの頃からか若者より年配の人の方が冒険している気がしている。
しかし、それは大人の世界の話で子供はいつも楽しそうだ。
ソファーからジャンプすれば空は飛べるし、バスタオルを首に巻けばヒーローにもなれる。
俺もそんな時があったなと長男を見て思い出した。
高校生の頃にアイツの家で騒いでいた時に、「一軒家の持ち家に引っ越して正解だったな」とアイツのお父さんが話していた意味が今ならわかる。
最近は、子供が目一杯騒げる所もなくなってしまったように思うと、自分の家は一番自由なところかもしれない。
そう考えると、結局財力なのだろうか。
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