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2024年3月
3月31日
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長女は順調に生活のリズムが乱れたようで、10時過ぎまで寝ていた。
妻に必要な物を買いに行かなきゃと起こされ不機嫌な様子でリビングに降りてきた。
出掛けると聞いて長男も行きたいと騒いだので家族全員で出掛けた。
ショッピングモールの一画に【ご入学おめでとうございます】と書かれたのぼりを見て、妻が吸い寄せられるように長男を連れて行った。
入学式用の子供用のスーツやドレスのコーナーで、くねくねする長男に服をあてて写真を撮っていた。
来年は入学かと思うと楽しみ半分恐怖半分だ。
長女はドレスを見て、これかわいいと楽しそうにしていた。
ほとんど空になったランドセルの棚を見て、ラン活とやらはしなくていいのかと聞くと、黒か青の2択で決めてるからまだ大丈夫と話していた。
5月あたりにまた来ればいいからと。
長女の時はとても楽しそうに選んでいたのにと長男を不憫に思ったが、同じ時に選んていた男の子の事を思い出すとそうとも言い切れないかもしれない。
必要な物を買うから、お父さんとこども広場で遊んてきてもいいよと妻が長男に聞くと、目を輝かせ「行く」とジャンプして喜んでいた。
じゃあ、また後でとベビーカーを1つずつ持ち分かれた。
俺も長女とハッピーなお買い物がよかったと思いながら、こども広場に着くとすごく混んでいた。
長男を放牧し、次女と遊んでいると後ろから「臣くん?」と声をかけられた。
振り返ると、子供を抱えた文乃がいた。
「上の子達の学校に必要な物買いに来たんだけど、飽きちゃったみたいで。旦那に頼んだんだけど断られたから私が」と陽翔を次女の隣に座らせた。
うちも似たような感じでと長男に目を向けると、「ああいう感じのこども広場の覇者ってどんな子がなってるんだろうと思ってたけど、あんな子がなるんだね」と、気まずそうに呟いた。
覇者ってと思ったが、たしかに覇者かもしれない。
10分もしない内に多くの子供を引き連れて遊んでいた。
春休みなので実家に泊まりに来ていたらしい。
1月に会ったばかりだが、アイツのお母さんも元気そうだったと知り嬉しく思う。
長女が最近生意気になったりベタベタしたりして来るようになったと話すと、次の変化は小学校卒業あたりだと笑っていた。
30分もすると長男が疲れたのか戻ってきた。
赤ちゃんだと、陽翔を見て次女とも大して変わらないのに喜んでいた。
昼食代わりにドーナツを食べて帰ってきたが、少し目を離した隙に全部のドーナツを長男にひと口ずつ食べられてしまった。
小学校でもこんな事をしたらと思うと心配だ。
妻に必要な物を買いに行かなきゃと起こされ不機嫌な様子でリビングに降りてきた。
出掛けると聞いて長男も行きたいと騒いだので家族全員で出掛けた。
ショッピングモールの一画に【ご入学おめでとうございます】と書かれたのぼりを見て、妻が吸い寄せられるように長男を連れて行った。
入学式用の子供用のスーツやドレスのコーナーで、くねくねする長男に服をあてて写真を撮っていた。
来年は入学かと思うと楽しみ半分恐怖半分だ。
長女はドレスを見て、これかわいいと楽しそうにしていた。
ほとんど空になったランドセルの棚を見て、ラン活とやらはしなくていいのかと聞くと、黒か青の2択で決めてるからまだ大丈夫と話していた。
5月あたりにまた来ればいいからと。
長女の時はとても楽しそうに選んでいたのにと長男を不憫に思ったが、同じ時に選んていた男の子の事を思い出すとそうとも言い切れないかもしれない。
必要な物を買うから、お父さんとこども広場で遊んてきてもいいよと妻が長男に聞くと、目を輝かせ「行く」とジャンプして喜んでいた。
じゃあ、また後でとベビーカーを1つずつ持ち分かれた。
俺も長女とハッピーなお買い物がよかったと思いながら、こども広場に着くとすごく混んでいた。
長男を放牧し、次女と遊んでいると後ろから「臣くん?」と声をかけられた。
振り返ると、子供を抱えた文乃がいた。
「上の子達の学校に必要な物買いに来たんだけど、飽きちゃったみたいで。旦那に頼んだんだけど断られたから私が」と陽翔を次女の隣に座らせた。
うちも似たような感じでと長男に目を向けると、「ああいう感じのこども広場の覇者ってどんな子がなってるんだろうと思ってたけど、あんな子がなるんだね」と、気まずそうに呟いた。
覇者ってと思ったが、たしかに覇者かもしれない。
10分もしない内に多くの子供を引き連れて遊んでいた。
春休みなので実家に泊まりに来ていたらしい。
1月に会ったばかりだが、アイツのお母さんも元気そうだったと知り嬉しく思う。
長女が最近生意気になったりベタベタしたりして来るようになったと話すと、次の変化は小学校卒業あたりだと笑っていた。
30分もすると長男が疲れたのか戻ってきた。
赤ちゃんだと、陽翔を見て次女とも大して変わらないのに喜んでいた。
昼食代わりにドーナツを食べて帰ってきたが、少し目を離した隙に全部のドーナツを長男にひと口ずつ食べられてしまった。
小学校でもこんな事をしたらと思うと心配だ。
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