夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年3月

3月11日

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朝は少しぐずっていたが、なんとか幼稚園に送り届けた。
いつもは朝早くに起こしたり騒いだりするのに今日は家にいたかったのか静かにしていた。
そう考えると、幼稚園に行くのは楽しいのだろう。
幼稚園に着くと、おでこのガーゼを見た担任の先生がどうしたのと聞いていた。
恥ずかしそうに俺の後ろに隠れてじっとしていた。
長男の代わりに説明してガーゼなどを預けて、長男に手を振ると怒ったように玄関から奥に走って行った。
少し可愛そうな気もしたが、元気だし大丈夫だろうと。

いつもより少し遅く出社すると、東と佐々木君が話していた。
藤木さんがどうのと、聞こえてきたのであの男のことでなにか進展があったのかと思い話に加わった。
進展は特になかったが、藤木さんの彼女が大家さんにあの時のことを話すと放火でもされたら怖いと怯えていたそうだ。
東さんのアイディアも伝えたが、逆上でもされたらということで却下されたらしい。
藤木さんが言うにはヨシオ君がいた部屋で何度か呼び鈴がなったそうで、うるさいからとりあえず大家さんが電池を抜いたそうだ。
ヨシオ君本人には体調が悪いようでまだ会えて無いが、ヨシオ君のご両親は写真を見せても分からないとのこと。
普通は玄関ドアを取り替えれば、引っ越したり住民が入れ替わったと思うがそうは思わないのだろうか。
漁夫の利ではないが仕事としてドアを替えたかったと思う。
展示会の話をすると、返事をするのを忘れていただけで、今回も自分で行くらしい。
佐々木君か北島を連れて行くとのことだった。

午後のラジオで今日は震災の日だと言っていた。
被害も大きがったのでまだ記憶に新しい。
1月にも地震があったばかりだし。
少し前に町内会からもらった非常食を食べたが長男があまり食が進まなかったので、食べ慣れたものを買い置きしておかないとと妻が言っていたのを思い出した。
貧困家庭では今日食べるのにも苦労すると聞くが、震災のときの対策がとられていないのだろうと思うと都市部では大変なことになるたろう。
普通の家庭でも家が狭く置いておく場所もないので置いてないと前にテレビで見たこともある。
我が家では子供たちのためにしっかり備えたいと思う。

帰宅すると長男は機嫌が良かった。
気分が変わる前にと風呂に入れると、幼稚園で注目の的だったようだ。
皆にどうしたのかと聞かれて嬉しかったのだろう。
風呂から上がりガーゼを貼るときもおとなしく貼らせてくれて非常に助かった。
ガーゼを貼ったあとは妻にも長女にも自慢している様子で実に愉快であった。
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