147 / 414
2024年3月
3月9日 2/2
しおりを挟む
朝起きると妻の目は少し腫れぼったかった。
長女が起きてきて、「昨日元の部屋でねちゃったみたい」と言っていた。
自分で子供部屋に行って寝たと思っている様子で面白かったのでそのままにしておこうと思う。
どこかに遊びに行きたいと言いながらカーテンを開けて外を見る長男の隣で、次女が飲んでいたジュースをカーテンにこぼした。
カーテンはすぐに人参色に染まった。
妻は慌ててティッシュで拭いたが色が残ってしまったようだった。
次女は慌てずにゆっくりとジュースがこぼれたことを長男に訴えていた。
長男は落ち着かせるように、「大丈夫だよ、新しいの持ってくるから座って待っててね」と次女を座らせた。
キッチンのゲートを自分で開けて、冷蔵庫から新しいジュースを取り出そうとしたが届かなかったようで戻ってきた。
ジュース取ってと言われたので次男を抱えながら取りに行くと、長女もついてきた。
ジュースを渡すと、急いで次女の元にもどりストローを刺して渡したようだ。
長女の用事を聞くと、「あそこの豆腐の後ろの」と言ったので寄せてみるとプリンが1つ出て来た。
長女のものなのかと思い渡すと、スプーンを持ちその場で食べ始めた。
後にわかったがどうやら妻のものだったらしい。
週に2回自分へのご褒美として食べていたらしく、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
カーテンは汚れるし、プリンはなくなるし散々な1日だったのだろう。
カーテンの汚れは取れなかったので、色々とためしたが外して洗うことになり外した。
長男はフックを外すのが楽しかったようで、他の部屋のも洗おうと言い出した。
カーテンを外したついでにレールも拭くと結構ホコリが溜まっていた。
去年、大掃除出来なかったから汚かったでしょと妻に言われたが、ここのカーテンを最後に洗ったのはいつだっただろう。
双子が生まれる前に洗ったのが最後だったような気がする。
干す時に気が付いたが、長男がいつも触っているあたりがなんとなく黒ずんでいた。
妻に聞くと、ジュースのところしか気が付かなかったと悩んだ顔をしていた。
また洗うのもなぁと諦めたようにこのまま干すと言った。
洗いたての濡れたカーテンも長男にとっては楽しいようで、包まって楽しそうに声を上げていた。
長女のときはこまめに洗ってたらしいが、段々といい加減になってきたと気まずそうにしていた。
カーテンが綺麗になると窓の汚れも気になるので、明日にでも内側から拭いて、外側は軽く水洗いしようと思う。
長女が起きてきて、「昨日元の部屋でねちゃったみたい」と言っていた。
自分で子供部屋に行って寝たと思っている様子で面白かったのでそのままにしておこうと思う。
どこかに遊びに行きたいと言いながらカーテンを開けて外を見る長男の隣で、次女が飲んでいたジュースをカーテンにこぼした。
カーテンはすぐに人参色に染まった。
妻は慌ててティッシュで拭いたが色が残ってしまったようだった。
次女は慌てずにゆっくりとジュースがこぼれたことを長男に訴えていた。
長男は落ち着かせるように、「大丈夫だよ、新しいの持ってくるから座って待っててね」と次女を座らせた。
キッチンのゲートを自分で開けて、冷蔵庫から新しいジュースを取り出そうとしたが届かなかったようで戻ってきた。
ジュース取ってと言われたので次男を抱えながら取りに行くと、長女もついてきた。
ジュースを渡すと、急いで次女の元にもどりストローを刺して渡したようだ。
長女の用事を聞くと、「あそこの豆腐の後ろの」と言ったので寄せてみるとプリンが1つ出て来た。
長女のものなのかと思い渡すと、スプーンを持ちその場で食べ始めた。
後にわかったがどうやら妻のものだったらしい。
週に2回自分へのご褒美として食べていたらしく、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
カーテンは汚れるし、プリンはなくなるし散々な1日だったのだろう。
カーテンの汚れは取れなかったので、色々とためしたが外して洗うことになり外した。
長男はフックを外すのが楽しかったようで、他の部屋のも洗おうと言い出した。
カーテンを外したついでにレールも拭くと結構ホコリが溜まっていた。
去年、大掃除出来なかったから汚かったでしょと妻に言われたが、ここのカーテンを最後に洗ったのはいつだっただろう。
双子が生まれる前に洗ったのが最後だったような気がする。
干す時に気が付いたが、長男がいつも触っているあたりがなんとなく黒ずんでいた。
妻に聞くと、ジュースのところしか気が付かなかったと悩んだ顔をしていた。
また洗うのもなぁと諦めたようにこのまま干すと言った。
洗いたての濡れたカーテンも長男にとっては楽しいようで、包まって楽しそうに声を上げていた。
長女のときはこまめに洗ってたらしいが、段々といい加減になってきたと気まずそうにしていた。
カーテンが綺麗になると窓の汚れも気になるので、明日にでも内側から拭いて、外側は軽く水洗いしようと思う。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる