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2024年2月
2月12日
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昨日寝る前にもはまぐりの飼い方を聞かれた。
子供の頃にアサリを一瞬飼った事があったが、すぐに死んでしまったので専用の設備が必要なのではなかろうかと思いながら寝た。
朝にも聞かれたので、ネットで軽く調べてみたがやはり、必要なものも多くかなり難しそうだ。
こういう時は図書館で調べたいところだが、前回のこともあって無理そうだ。
妻に暇ならペットショップに行ってきたらと言われたので、長男と長女を連れて行ってきた。
観賞魚などのお店はアクアリウムショップと言うらしい。
当たり前だが、はまぐりは陳列されていなかった。
色とりどりの魚が売っていたので、きれいだなと思って見ていると、長女に高いねと声をかけられた。
値札を見ると、親指ほどの魚が食用の魚よりも高い値段で売られていた。
「なにかお探しですか?」と二十歳くらいの女性に話しかけられた。
「はまぐり飼いたい」と長男が言うと、店長に聞いてきますと奥に引っ込んだ。
1分も経たないうちに髭面で俺と同じくらいの歳の男が来た。
長男と目線を合わせるようにしゃがみこんで、「はまぐりを飼うのは大変だぞー」と話しかけた。
「プランクトンあげるから大丈夫」と返事をすると、「よく知ってるなぁ」と笑いかけていた。
褒められたことに気を良くしたのか、自分の部屋で飼う予定であることも説明していた。
初めて聞く話に驚いていると、男が長男にお年玉いくら位あるのかと尋ねた。
長男は振り返ってこちらを見たので、残りは3000円くらいだと答えると、「それだと、水槽しか買えないよ。はまぐり用のストーブも買えないからはまぐりが寒くて死んじゃうから」と長男を見ながら言った。
長男そっかーと残念そうに呟いた。
丁寧に相手をしてもらったので諦めることが出来てのだろうか。
その後は、本気で飼うつもりならと必要な物の値段と飼い方を説明されお礼を言って店を出た。
お店ではペット用ではなく生き餌としてはまぐりをおいている時もあるらしい。
子供の頃にアサリを飼った事があったがすぐに死んでしまった話しをすると、自分は踊り食い用の魚を1日だけ飼った事があると懐かしそうにしていた。
すぐに死んでしまったショックで色々と調べて、それが高じてアクアリウムショップを経営していると話していた。
時々、長男の様に食用のものを飼いたいと来る子供がいるらしく扱いには慣れているらしい。
あの頃の自分がしてほしかった対応をしているとも話していてなんだか幸せになった。
子供の頃にアサリを一瞬飼った事があったが、すぐに死んでしまったので専用の設備が必要なのではなかろうかと思いながら寝た。
朝にも聞かれたので、ネットで軽く調べてみたがやはり、必要なものも多くかなり難しそうだ。
こういう時は図書館で調べたいところだが、前回のこともあって無理そうだ。
妻に暇ならペットショップに行ってきたらと言われたので、長男と長女を連れて行ってきた。
観賞魚などのお店はアクアリウムショップと言うらしい。
当たり前だが、はまぐりは陳列されていなかった。
色とりどりの魚が売っていたので、きれいだなと思って見ていると、長女に高いねと声をかけられた。
値札を見ると、親指ほどの魚が食用の魚よりも高い値段で売られていた。
「なにかお探しですか?」と二十歳くらいの女性に話しかけられた。
「はまぐり飼いたい」と長男が言うと、店長に聞いてきますと奥に引っ込んだ。
1分も経たないうちに髭面で俺と同じくらいの歳の男が来た。
長男と目線を合わせるようにしゃがみこんで、「はまぐりを飼うのは大変だぞー」と話しかけた。
「プランクトンあげるから大丈夫」と返事をすると、「よく知ってるなぁ」と笑いかけていた。
褒められたことに気を良くしたのか、自分の部屋で飼う予定であることも説明していた。
初めて聞く話に驚いていると、男が長男にお年玉いくら位あるのかと尋ねた。
長男は振り返ってこちらを見たので、残りは3000円くらいだと答えると、「それだと、水槽しか買えないよ。はまぐり用のストーブも買えないからはまぐりが寒くて死んじゃうから」と長男を見ながら言った。
長男そっかーと残念そうに呟いた。
丁寧に相手をしてもらったので諦めることが出来てのだろうか。
その後は、本気で飼うつもりならと必要な物の値段と飼い方を説明されお礼を言って店を出た。
お店ではペット用ではなく生き餌としてはまぐりをおいている時もあるらしい。
子供の頃にアサリを飼った事があったがすぐに死んでしまった話しをすると、自分は踊り食い用の魚を1日だけ飼った事があると懐かしそうにしていた。
すぐに死んでしまったショックで色々と調べて、それが高じてアクアリウムショップを経営していると話していた。
時々、長男の様に食用のものを飼いたいと来る子供がいるらしく扱いには慣れているらしい。
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