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2023年12月
12月26日
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朝起きると長女が隣に寝ていた。
俺と長女の間には妻が寝ていたであろう隙間があり、わけも分からずパジャマのままキッチンに向かうとクロワッサンが焼けていた。
「おはよう、昨日隣の奥さんが冷凍のクロワッサンくれてたから焼いたの」と楽しそうに声をかけられた。
思わずクロワッサンをひとつつまむとコーヒーも入れるねとテーブルに座るよう目線を向けられた。
マグカップに入ったコーヒーをもらい一息つくと、長女の事を思い出した。
長女が寝ていたと聞くと、長男が恐竜と寝ていて時々騒いでうるさいと夜中に来たとのことだった。
全然気が付かなかったと言うと、いびきかいて寝てたからねと笑っていた。
さらに続けて、長女はいびきを聞いてここもうるさいんだねって言ってたよとニヤニヤしていた。
今日は昨日より遅く家を出て、真っ直ぐ工房に向かった。
工房の社長と鈴木さんがいておはようさんと声をかけられた。
挨拶をかえし、朝から向かうのかと思っているとゲートはいらないと思うと困ったような諦めたような顔で話し始めた。
あのお母さんは娘に帰ってきてほしくないからあんな感じの態度なんだと言われ、自分の中にあった違和感が言語化され腑に落ちた気がした。
俺を外に出し話を聞いたら、小学生の頃まではただひたすら可愛かったが、中学校に入って力もついてきて大変な時に旦那さんが死んだと泣きながら話したそうだ。
壁に貼ってあった何年も前のカレンダーとポスターは壁の穴を隠すためのものだと、暴れ手に負えなくなった娘をなんとか周りの人に手伝って貰って施設に入れたのにと。
近所の人とも色々あったようで一緒に過ごしたいが外に出ないようになんとかしたい気持ちと、帰ってきてほしくない気持ちでどっちつかずで悩んでいたのだろう。
やっと自分の人生を取り戻せたと思ったのに帰って来ると知って俺に八つ当たりをしたと謝っていたとのこと。
事情を知らなかった事とはいえ嫌味で返したことを後悔した。
やっと手放せた或いは手放さなければいけなかった娘が帰って来ると知ってどんな気持ちだったのだろう。
もしも俺があの人と同じ立場だったらギリギリまでは手元に置きたいと思うが、妻が1人で面倒をみると考えるとはっきりとした答えが出ない。
落ち着いたらキャンセルするにしてもどうしたいか西本さんに電話するように言っておいたからと鈴木さんが教えてくれた。
夕飯は俺の好きなうどんだった。
長男はうどんを食べるのが下手なので大変だった。
今日は疲れているのに面倒くさいことはやめてくれと思っていたが、子どもたちの食事が終わると刺し身と焼き鳥が出てきた。
わけが分からないという顔をすると今日は臣くんの誕生日でしょと妻が笑った。
言われるまで気が付かなかった。
子供たちが寝てからHappy Birthday 40thと書かれたメッセージカードつきのプレゼントの靴を渡された。
毎年同じ靴を貰っているが古い靴は捨てられず書斎に置いてあり、今日はいていた靴もその中に加わると思うと嬉しい。
俺と長女の間には妻が寝ていたであろう隙間があり、わけも分からずパジャマのままキッチンに向かうとクロワッサンが焼けていた。
「おはよう、昨日隣の奥さんが冷凍のクロワッサンくれてたから焼いたの」と楽しそうに声をかけられた。
思わずクロワッサンをひとつつまむとコーヒーも入れるねとテーブルに座るよう目線を向けられた。
マグカップに入ったコーヒーをもらい一息つくと、長女の事を思い出した。
長女が寝ていたと聞くと、長男が恐竜と寝ていて時々騒いでうるさいと夜中に来たとのことだった。
全然気が付かなかったと言うと、いびきかいて寝てたからねと笑っていた。
さらに続けて、長女はいびきを聞いてここもうるさいんだねって言ってたよとニヤニヤしていた。
今日は昨日より遅く家を出て、真っ直ぐ工房に向かった。
工房の社長と鈴木さんがいておはようさんと声をかけられた。
挨拶をかえし、朝から向かうのかと思っているとゲートはいらないと思うと困ったような諦めたような顔で話し始めた。
あのお母さんは娘に帰ってきてほしくないからあんな感じの態度なんだと言われ、自分の中にあった違和感が言語化され腑に落ちた気がした。
俺を外に出し話を聞いたら、小学生の頃まではただひたすら可愛かったが、中学校に入って力もついてきて大変な時に旦那さんが死んだと泣きながら話したそうだ。
壁に貼ってあった何年も前のカレンダーとポスターは壁の穴を隠すためのものだと、暴れ手に負えなくなった娘をなんとか周りの人に手伝って貰って施設に入れたのにと。
近所の人とも色々あったようで一緒に過ごしたいが外に出ないようになんとかしたい気持ちと、帰ってきてほしくない気持ちでどっちつかずで悩んでいたのだろう。
やっと自分の人生を取り戻せたと思ったのに帰って来ると知って俺に八つ当たりをしたと謝っていたとのこと。
事情を知らなかった事とはいえ嫌味で返したことを後悔した。
やっと手放せた或いは手放さなければいけなかった娘が帰って来ると知ってどんな気持ちだったのだろう。
もしも俺があの人と同じ立場だったらギリギリまでは手元に置きたいと思うが、妻が1人で面倒をみると考えるとはっきりとした答えが出ない。
落ち着いたらキャンセルするにしてもどうしたいか西本さんに電話するように言っておいたからと鈴木さんが教えてくれた。
夕飯は俺の好きなうどんだった。
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今日は疲れているのに面倒くさいことはやめてくれと思っていたが、子どもたちの食事が終わると刺し身と焼き鳥が出てきた。
わけが分からないという顔をすると今日は臣くんの誕生日でしょと妻が笑った。
言われるまで気が付かなかった。
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