夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2023年12月

12月11日

朝起きてリビングに行くと、長男が朝食を食べ終わったところだった。
早いなと思い聞くと、5時頃にお腹へったと起こされたとのことだったが、まったく気が付かなかった。
「昨日晩ごはんあまり食べなかったからね～」と嫌味っぽく言われ、俺のせいだが認めたくなかったので聞こえないふりをして誤魔化した。
長男は早起きして時間があるのか、家の中をあちこち歩き回っていた。
今日も書斎で朝活をされたらたまったもんじゃないと思い、急いで朝食を食べ捕まえに行き、隣に座り絵本を一緒に読んだ。
いつもなら新聞を読んで、天気を確認している頃だが、自分で撒いた種なので仕方ない。
いつもより少し時間が早かったが、着替えさせて幼稚園に送った。
幼稚園の先生に早起きとご飯の時間が早かったことを伝えると、急に寝たり腹ペコで不機嫌になるかも知れないので気をつけて見ますと返事をいただいた。
1人の予定変更でいっぱいいっぱいになっている俺と比べ、多くの子供の事情に合わせて働く先生には敬意しか湧かない。

会社に着くと東が先に来ていた。
昨日、呑みながら魚をつまんでいたら長男が来たから与えたら生活リズムが滅茶苦茶になり妻が早起きをさせられた事を話した。
やっちゃっいましたねぇと言われ反省しますと返したが、どうやら東にも心当たりがあるようだった。
機嫌とるの大変だったと笑っていたので、どうやって機嫌をとったのかと聞くと、私財で妻が好きなお菓子を献上したとのことだった。
誕生日のピザを買ってないことを思い出し、とりあえずピザについてメールを送ってみることにした。
好きなお菓子はシュークリームだが、授乳中だからと食べていないのでどうしようかと思い「今っておかしなに食べられるの？こんにゃくとか？」と訳の分からない質問をした。
東と早瀬さんにも思いきり笑われた。
佐々木君と話したかったが、会えなかった。

夕飯にピザを買って帰った。
車を降りる前にメールを確認すると、高い物を食べる時は米で腹を満たせばいいと妻も考えることは同じだったようだ。
ピザ代を減らすために長女と長男にピザまで時間があるからと理由をつけておにぎりを食べさせておくとの連絡が来ていた。