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63 情報屋ネコサン
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使い物にならないギルマスに見切りをつけて、ねこさんはアパートに戻ってきていた。
「はー、どこかにいい防具の情報、落ちてないかなー」
ぼそりとつぶやく。
『なんだご主人、防具が欲しいのか、のか?』
それを聞いていたネコサン。なにやら知っているかのような口ぶりである。
「そうなのねー。ねこさん、近いうちに『ダンジョンまたたび』に行かなくちゃ、なのねー」
はふー、とため息まじりなねこさんが、ロボを見つめた。
『ダンジョンまたたびか、か? あそこはヤバイぞ、ヤバイぞ!』
そうだよねー、とねこさんも無言で首肯する。
『だがご主人、安心しろ! しろ! ワタシがいい防具のありか、知ってる、知ってる!』
「ほ、ほんとなのねー?」
頼みの綱、とばかりにねこさんが詰め寄る。
『本当だ! では明日、ワタシがいたダンジョンに行くぞ、行くぞ!』
「あのダンジョンは、もう何もないはず、なのねー」
『これだから素人は‥‥‥』
つい素に戻って鼻で笑ってしまうネコサンだった。
「はー、どこかにいい防具の情報、落ちてないかなー」
ぼそりとつぶやく。
『なんだご主人、防具が欲しいのか、のか?』
それを聞いていたネコサン。なにやら知っているかのような口ぶりである。
「そうなのねー。ねこさん、近いうちに『ダンジョンまたたび』に行かなくちゃ、なのねー」
はふー、とため息まじりなねこさんが、ロボを見つめた。
『ダンジョンまたたびか、か? あそこはヤバイぞ、ヤバイぞ!』
そうだよねー、とねこさんも無言で首肯する。
『だがご主人、安心しろ! しろ! ワタシがいい防具のありか、知ってる、知ってる!』
「ほ、ほんとなのねー?」
頼みの綱、とばかりにねこさんが詰め寄る。
『本当だ! では明日、ワタシがいたダンジョンに行くぞ、行くぞ!』
「あのダンジョンは、もう何もないはず、なのねー」
『これだから素人は‥‥‥』
つい素に戻って鼻で笑ってしまうネコサンだった。
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