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45 ねこさんと早すぎる夏日
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ねこさんはうなされていた。
なんだかジェットコースターな気温の変動が続く、ある春の夜の事である。
「う、うう‥‥‥うーん」
日中は春とは思えない気温の上昇で、かりかりタウンは今季初の夏日を記録していた。
だが、こんな日にこそ、夜間の急激な温度低下が往々にしてあるものだ。
ねこさんもそれを見越して、かいまき布団に毛布二枚、さらにはその上に厚手の掛布団を重ねる真冬仕様で挑んだ、のだが‥‥‥。
「はあ、はあ‥‥‥暑い‥‥‥のね」
思ったよりも気温が下がらずに、ねこさんは大ピンチに陥っていた。
布団の中は灼熱地獄で、その全身からは滝のような汗が噴き出していた。
「む、無理ー」
事切れそうな寝言と同時に、ねこさんの体が無意識に大暴れを開始する!
そして、次々に布団が吹っ飛んだー!(え? いいのか、それで?)
すっかり布団の重さから、そして灼熱地獄から解放されたねこさんは、心地よさそうな寝息を立てた。
「すぴーすぴー‥‥‥が、ぎょはへー!?」
たが、それもつかの間。
脱水に伴う極度の疲労で、両足がずっぴーん! と攣ってしまったのだった‥‥‥。
なんだかジェットコースターな気温の変動が続く、ある春の夜の事である。
「う、うう‥‥‥うーん」
日中は春とは思えない気温の上昇で、かりかりタウンは今季初の夏日を記録していた。
だが、こんな日にこそ、夜間の急激な温度低下が往々にしてあるものだ。
ねこさんもそれを見越して、かいまき布団に毛布二枚、さらにはその上に厚手の掛布団を重ねる真冬仕様で挑んだ、のだが‥‥‥。
「はあ、はあ‥‥‥暑い‥‥‥のね」
思ったよりも気温が下がらずに、ねこさんは大ピンチに陥っていた。
布団の中は灼熱地獄で、その全身からは滝のような汗が噴き出していた。
「む、無理ー」
事切れそうな寝言と同時に、ねこさんの体が無意識に大暴れを開始する!
そして、次々に布団が吹っ飛んだー!(え? いいのか、それで?)
すっかり布団の重さから、そして灼熱地獄から解放されたねこさんは、心地よさそうな寝息を立てた。
「すぴーすぴー‥‥‥が、ぎょはへー!?」
たが、それもつかの間。
脱水に伴う極度の疲労で、両足がずっぴーん! と攣ってしまったのだった‥‥‥。
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