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38 ねこさんは、無登録トレジャーハンター!?
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『ダンジョンまたたび』を攻略するにあたり、今の装備では心許ないねこさん。
労災関係の書類提出&受理も無事に終わり、中々な額が口座に振り込まれていた。
「これで装備を整えるのねー」
うきうきと道具屋『あめりかん』へ向かう。
「こんにちはー、なのねー」
「やあ、ねこさん。いらっしゃい!」
今日もアメショー店長はにこやかに出迎えてくれた。
「それで今日は何をお探しかな?」
「じつは、『ダンジョンまたたび』に行く事になったのね」
「え?」
ねこさんの言葉に、アメショー店長の表情が強張る。
「悪いことは言わないよ。ねこさん、そこはやめた方がいいね」
いつになく真剣な店長に、ねこさんの喉が、ごくり、と鳴った。
「ランクの高いトレジャーハンターでさえ苦労するダンジョンだよ」
「し、知ってるのね‥‥‥」
店長はねこさんをじっと見つめた。
「何か、訳ありって事かい‥‥‥」
ねこさんは、決意に満ちた表情で首肯した。
「なら何も聞かないよ‥‥‥あ、でも一つだけいいかい?」
「なんなのねー?」
「ねこさんはギルドに登録しているのかい?」
「‥‥‥ぎるど?」
顔中に『?』が咲き乱れていた。
ま、まさか、ねこさんは、無登録トレジャーハンター!?
労災関係の書類提出&受理も無事に終わり、中々な額が口座に振り込まれていた。
「これで装備を整えるのねー」
うきうきと道具屋『あめりかん』へ向かう。
「こんにちはー、なのねー」
「やあ、ねこさん。いらっしゃい!」
今日もアメショー店長はにこやかに出迎えてくれた。
「それで今日は何をお探しかな?」
「じつは、『ダンジョンまたたび』に行く事になったのね」
「え?」
ねこさんの言葉に、アメショー店長の表情が強張る。
「悪いことは言わないよ。ねこさん、そこはやめた方がいいね」
いつになく真剣な店長に、ねこさんの喉が、ごくり、と鳴った。
「ランクの高いトレジャーハンターでさえ苦労するダンジョンだよ」
「し、知ってるのね‥‥‥」
店長はねこさんをじっと見つめた。
「何か、訳ありって事かい‥‥‥」
ねこさんは、決意に満ちた表情で首肯した。
「なら何も聞かないよ‥‥‥あ、でも一つだけいいかい?」
「なんなのねー?」
「ねこさんはギルドに登録しているのかい?」
「‥‥‥ぎるど?」
顔中に『?』が咲き乱れていた。
ま、まさか、ねこさんは、無登録トレジャーハンター!?
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