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第7.1章 王子達 (全話に残酷な描写、女性軽視な表現が含まれております。ご注意ください)
201【王子達6 モーリス=ルーヴァルデン 】
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【side モーリス王太子】
(なぜだ! なぜうまくいかない!)
俺は自室の机で読んでいた手紙を破り捨てる。その手紙には、とある伯爵家に打診した『娘を側室に向かい入れる』事に対する返事が書かれていた。
(この俺が打診してやったというのに!)
その家は、俺からの打診を断ってきたのだ。
(ふざけるな! ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな!!!)
手紙を破いても怒りが収まらず、俺は机を思いっきり殴る。
俺がここまで荒れているのは、ただ打診を断られたから、というだけが理由ではない。実は、その家以外の貴族達に出した打診も、全て断られているのだ。そのため、家柄と令嬢のレベルを下げて選んだのが今回の家だった。それなのに……。
(伯爵家風情が! 王太子からの打診を断るとは! ありえないだろ!)
妥協して打診した家からも断られる。そのことが、俺の自尊心を激しく傷つけて、怒りが収まらない。
「どうかされたのですか?」
怒り狂う俺に、いつの間にか部屋に入って来た俺の婚約者が話しかけてくる。
「お前! ノックはどうした!! ノックもなしに、人の部屋に入って来るな!」
「はて? ああ、失礼いたしました。ここは貴方様の部屋でしたね。公務はいつも私が行っていたので、私の部屋と勘違いしておりました」
(馬鹿にしやがって!!)
確かにここの所色々忙しく、この部屋でする公務のほとんどをソルシャに丸投げしている。だが、だからと言って王太子の部屋を自分の部屋と勘違いするなどありえない。
「不敬だぞ。注意しろ」
「申し訳ありません」
だが、だからと言って彼女を罰するような事は出来なかった。なぜなら、この国に、将来の王妃になれる女性は、もはや彼女しかいないからだ。その原因は俺にあるのだから、いかんともしがたい。
というのも、俺が自分のハーレムを作るためには、立場の弱い人間を自分の婚約者にして、側室を多く迎えても文句を言われないようにする必要があった。そのため、権力のある家の婚約者候補は、片っ端からを廃除していったのだ。結果、没落気味の伯爵家令嬢である彼女を、俺の婚約者に出来た。彼女なら、側室を何人迎え入れても、俺に文句は言えないだろう。後は、気に入った貴族令嬢を側室に向かい入れるだけ……そのはずだった。
「それで……どうかされたのですか?」
「……なんでもない。ただ、手紙に失礼な事が書いてあってムッとしてしまっただけだ」
その貴族令嬢が一向に集まらない。
「ああ……さようでございますか」
「――っ!」
ソルシャの舐めた態度に激昂仕掛けるが、何とかこらえる。
「そうそう。アレン様から結婚式の招待状が届いておりましたよ。もちろん、出席されますよね?」
「っ!!! ああ、もちろんだ! 分かりきった事をいちいち聞くな!」
「……それは失礼致しました」
アレン。アレン=クランフォード。俺と同じ、転生者で、一番の理解者であり、協力者。公にはできないものの、一番の親友。そして一番の敵だ。
■ ■ ■
俺は、3歳の頃に前世の記憶を思い出した。そして、この世界の事を知って行くうちに俺は理解する。俺は、この世界の主人公なのだと。
国王の正妻唯一の息子で、第3王子の俺。第1王子と第2王子はすでに道を誤りつつあり、このままでは王太子になれる可能性が低い。それなのに、側室は自分の息子を王太子にするためにせっせと裏工作を進めている。
(あ、これあれだ! 兄達を『ざまぁ』して俺が王太子になるパターンだ!)
俺がそう理解するのに時間はかからなかった。
(となると、俺のすべき事は……側室と兄達の不正の証拠を見つける事かな。後は……ヒロイン! そうだヒロインを探さないと!)
主人公には、当然優しくて可愛いヒロインが用意されているものだ。俺は王宮で開かれたパーティーでヒロインを探した。
(どこだ……どこにいるんだ? 俺のヒロインは? 第3王子の肩書に寄って来るこいつらは違うよな? こう、集団から離れた所にポツンといる美少女……。――いた!)
大半の貴族令嬢が俺の気を引こうと俺の周りで必死になっている中、会場の隅で父親の一緒に他の貴族と会話している令嬢を見つける。
(きっとあの子だ! あの子に違いない! うわ、めっちゃ可愛いな。あの子について調べてよう!)
一緒にいた父親はブリスタ子爵だった。後は、貴族名簿で調べる事が出来る。結果、ブリスタ家には3人の令嬢がいたが、年齢からして、あの子はクリス=ブリスタだろう。見た目だけでなく、名前も可愛らしかった。
(ふふふ。いい、いいぞ! 彼女がメインヒロインだ! さて、問題はあの子が子爵令嬢という事だな。普通に生きていたんじゃ、俺がクリスと知り合うのは不可能だ。それに、第3王子と子爵令嬢が恋に落ちるには、何かしらのシチュエーションが必要だろう。どうしたものか……)
俺はクリスの事だけでなく、その周りの事も調べていく。すると、ブリスタ子爵家の側に、サーシス伯爵というヤバい人物がいるという事が分かった。
(これだ!)
俺はさっそく、サーシス伯爵が暴走するように仕込みを行う。まず、王家主催のイベントで、偶然を装い、クリスの姿をサーシス伯爵に見せる。これにより、サーシス伯爵はクリスに狙いを付けただろう。また、サーシス伯爵領付近を巡回する兵の質をさげ、不正が見逃されやすいようにする。さらには、サーシス伯爵の情報を、東側の力をそぎたい側室にそれとなくリークし、サーシス伯爵が側室達によって増長されるように仕組んだ。
結果、ものの見事にサーシス伯爵は暴走し、クリスを狙いだした。予想以上に暴走しすぎて、自領の平民を何人かさらったみたいだが、それはまぁ、仕方ない。クリスを助ける時に一緒に助けて、俺の株を上げる材料にさせてもらおう。
後は、クリスがピンチになるまで待って救い出すだけ。そう思っていた。そうしてまっていたある日、部下の報告を聞いた俺は憤慨した。サーシス伯爵が捕まったというのだ。しかもそこにはシャルもいて、適当な理由を付けて釈放するのは難しいらしい。
(あのクズが……捕らわれのクリスを王子である俺が助けて惚れさせる計画が台無しだ! ……仕方ない。他の方法を考えるか)
だが、部下の報告によると、クリスは今、とある商会で働いているらしい。貴族令嬢が商会で働くというのは、その家に嫁ぐ場合が多い。もし、ブリスタ子爵が、その気でクリスをその家で働かせているのだとしたら……あまり時間は無いのかもしれない
(サーシス伯爵の部下に武器を渡してみるか。あの辺の治安が悪くなれば例の商会も困るだろうし、クリスがピンチになるかも……よし、やってみよう!)
さっそく手持ちの武器の中から、殺傷能力の低い武器を選んでサーシス伯爵領の犯罪グループにばらまく。すると、それを手にした犯罪者達が、眼を輝かせて例の商会に向かって行った。
(お、いいぞいいぞ! これでクリスを襲ってくれれば!)
いざという時に助けに入れるよう、適当な距離を取りながら、浮浪者達を追いかける。しかし、この作戦も失敗に終わった。浮浪者達が襲撃したのは、クリスではなかったし、その場にとんでもなく強い護衛が2人もいたのだ。そのせいで、俺がばらまいたナイフの内1本が治安部隊に届けられてしまった。
(ま、まずい!!)
ナイフをよく調べられたら、俺に行きついてしまう可能性がある。そうなれば、クリスと恋に落ちるどころではない。慌てた俺は、治安部隊に潜り込ませていたスパイに命令してそのナイフを回収する。結果、この地域の情報収集が難しくなってしまったが、仕方がない。
その後、ばらまいたナイフを回収し、近衛兵を使って、犯罪者達をしゃべれないように口留めした後、一旦王宮に戻った。
(どうする? どうすればクリスに近づける?)
ひたすらそれについて考えるも、いい案が浮かばない。時間だけが過ぎていく。
そしてある日。ついに、ブリスタ子爵から『クリスを平民と婚約させた』という報告が貴族院に届いてしまった。
(なぜだ! なぜうまくいかない!)
俺は自室の机で読んでいた手紙を破り捨てる。その手紙には、とある伯爵家に打診した『娘を側室に向かい入れる』事に対する返事が書かれていた。
(この俺が打診してやったというのに!)
その家は、俺からの打診を断ってきたのだ。
(ふざけるな! ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな!!!)
手紙を破いても怒りが収まらず、俺は机を思いっきり殴る。
俺がここまで荒れているのは、ただ打診を断られたから、というだけが理由ではない。実は、その家以外の貴族達に出した打診も、全て断られているのだ。そのため、家柄と令嬢のレベルを下げて選んだのが今回の家だった。それなのに……。
(伯爵家風情が! 王太子からの打診を断るとは! ありえないだろ!)
妥協して打診した家からも断られる。そのことが、俺の自尊心を激しく傷つけて、怒りが収まらない。
「どうかされたのですか?」
怒り狂う俺に、いつの間にか部屋に入って来た俺の婚約者が話しかけてくる。
「お前! ノックはどうした!! ノックもなしに、人の部屋に入って来るな!」
「はて? ああ、失礼いたしました。ここは貴方様の部屋でしたね。公務はいつも私が行っていたので、私の部屋と勘違いしておりました」
(馬鹿にしやがって!!)
確かにここの所色々忙しく、この部屋でする公務のほとんどをソルシャに丸投げしている。だが、だからと言って王太子の部屋を自分の部屋と勘違いするなどありえない。
「不敬だぞ。注意しろ」
「申し訳ありません」
だが、だからと言って彼女を罰するような事は出来なかった。なぜなら、この国に、将来の王妃になれる女性は、もはや彼女しかいないからだ。その原因は俺にあるのだから、いかんともしがたい。
というのも、俺が自分のハーレムを作るためには、立場の弱い人間を自分の婚約者にして、側室を多く迎えても文句を言われないようにする必要があった。そのため、権力のある家の婚約者候補は、片っ端からを廃除していったのだ。結果、没落気味の伯爵家令嬢である彼女を、俺の婚約者に出来た。彼女なら、側室を何人迎え入れても、俺に文句は言えないだろう。後は、気に入った貴族令嬢を側室に向かい入れるだけ……そのはずだった。
「それで……どうかされたのですか?」
「……なんでもない。ただ、手紙に失礼な事が書いてあってムッとしてしまっただけだ」
その貴族令嬢が一向に集まらない。
「ああ……さようでございますか」
「――っ!」
ソルシャの舐めた態度に激昂仕掛けるが、何とかこらえる。
「そうそう。アレン様から結婚式の招待状が届いておりましたよ。もちろん、出席されますよね?」
「っ!!! ああ、もちろんだ! 分かりきった事をいちいち聞くな!」
「……それは失礼致しました」
アレン。アレン=クランフォード。俺と同じ、転生者で、一番の理解者であり、協力者。公にはできないものの、一番の親友。そして一番の敵だ。
■ ■ ■
俺は、3歳の頃に前世の記憶を思い出した。そして、この世界の事を知って行くうちに俺は理解する。俺は、この世界の主人公なのだと。
国王の正妻唯一の息子で、第3王子の俺。第1王子と第2王子はすでに道を誤りつつあり、このままでは王太子になれる可能性が低い。それなのに、側室は自分の息子を王太子にするためにせっせと裏工作を進めている。
(あ、これあれだ! 兄達を『ざまぁ』して俺が王太子になるパターンだ!)
俺がそう理解するのに時間はかからなかった。
(となると、俺のすべき事は……側室と兄達の不正の証拠を見つける事かな。後は……ヒロイン! そうだヒロインを探さないと!)
主人公には、当然優しくて可愛いヒロインが用意されているものだ。俺は王宮で開かれたパーティーでヒロインを探した。
(どこだ……どこにいるんだ? 俺のヒロインは? 第3王子の肩書に寄って来るこいつらは違うよな? こう、集団から離れた所にポツンといる美少女……。――いた!)
大半の貴族令嬢が俺の気を引こうと俺の周りで必死になっている中、会場の隅で父親の一緒に他の貴族と会話している令嬢を見つける。
(きっとあの子だ! あの子に違いない! うわ、めっちゃ可愛いな。あの子について調べてよう!)
一緒にいた父親はブリスタ子爵だった。後は、貴族名簿で調べる事が出来る。結果、ブリスタ家には3人の令嬢がいたが、年齢からして、あの子はクリス=ブリスタだろう。見た目だけでなく、名前も可愛らしかった。
(ふふふ。いい、いいぞ! 彼女がメインヒロインだ! さて、問題はあの子が子爵令嬢という事だな。普通に生きていたんじゃ、俺がクリスと知り合うのは不可能だ。それに、第3王子と子爵令嬢が恋に落ちるには、何かしらのシチュエーションが必要だろう。どうしたものか……)
俺はクリスの事だけでなく、その周りの事も調べていく。すると、ブリスタ子爵家の側に、サーシス伯爵というヤバい人物がいるという事が分かった。
(これだ!)
俺はさっそく、サーシス伯爵が暴走するように仕込みを行う。まず、王家主催のイベントで、偶然を装い、クリスの姿をサーシス伯爵に見せる。これにより、サーシス伯爵はクリスに狙いを付けただろう。また、サーシス伯爵領付近を巡回する兵の質をさげ、不正が見逃されやすいようにする。さらには、サーシス伯爵の情報を、東側の力をそぎたい側室にそれとなくリークし、サーシス伯爵が側室達によって増長されるように仕組んだ。
結果、ものの見事にサーシス伯爵は暴走し、クリスを狙いだした。予想以上に暴走しすぎて、自領の平民を何人かさらったみたいだが、それはまぁ、仕方ない。クリスを助ける時に一緒に助けて、俺の株を上げる材料にさせてもらおう。
後は、クリスがピンチになるまで待って救い出すだけ。そう思っていた。そうしてまっていたある日、部下の報告を聞いた俺は憤慨した。サーシス伯爵が捕まったというのだ。しかもそこにはシャルもいて、適当な理由を付けて釈放するのは難しいらしい。
(あのクズが……捕らわれのクリスを王子である俺が助けて惚れさせる計画が台無しだ! ……仕方ない。他の方法を考えるか)
だが、部下の報告によると、クリスは今、とある商会で働いているらしい。貴族令嬢が商会で働くというのは、その家に嫁ぐ場合が多い。もし、ブリスタ子爵が、その気でクリスをその家で働かせているのだとしたら……あまり時間は無いのかもしれない
(サーシス伯爵の部下に武器を渡してみるか。あの辺の治安が悪くなれば例の商会も困るだろうし、クリスがピンチになるかも……よし、やってみよう!)
さっそく手持ちの武器の中から、殺傷能力の低い武器を選んでサーシス伯爵領の犯罪グループにばらまく。すると、それを手にした犯罪者達が、眼を輝かせて例の商会に向かって行った。
(お、いいぞいいぞ! これでクリスを襲ってくれれば!)
いざという時に助けに入れるよう、適当な距離を取りながら、浮浪者達を追いかける。しかし、この作戦も失敗に終わった。浮浪者達が襲撃したのは、クリスではなかったし、その場にとんでもなく強い護衛が2人もいたのだ。そのせいで、俺がばらまいたナイフの内1本が治安部隊に届けられてしまった。
(ま、まずい!!)
ナイフをよく調べられたら、俺に行きついてしまう可能性がある。そうなれば、クリスと恋に落ちるどころではない。慌てた俺は、治安部隊に潜り込ませていたスパイに命令してそのナイフを回収する。結果、この地域の情報収集が難しくなってしまったが、仕方がない。
その後、ばらまいたナイフを回収し、近衛兵を使って、犯罪者達をしゃべれないように口留めした後、一旦王宮に戻った。
(どうする? どうすればクリスに近づける?)
ひたすらそれについて考えるも、いい案が浮かばない。時間だけが過ぎていく。
そしてある日。ついに、ブリスタ子爵から『クリスを平民と婚約させた』という報告が貴族院に届いてしまった。
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