97 / 214
第3章 躍進の始まり
97.【サーシスの傷跡13 笑顔】
しおりを挟む
その後、一連の流れを、シャル様に『回復』魔法をかけてもらいながら実施する。結果として、『皮の修復』も『骨の修復』も痛み無く行えることが出来た。
「アレンはん、これで『実験』は完了か?」
「そうですね……後は経過観察して、問題が無ければ完了です。残すは本番のみですね」
「本番……せやな。まだ本番があるんやな。ここで気を抜いたら、また誰かさんに怒られてまう。気を引き締めんとな」
ミッシェルさんの言葉にミルキアーナ男爵が顔をしかめるが、特に反論はしなかった。
「なんにせよ、『実験』はこれでひと段落です。皆様、ご協力ありがとうございました!」
この場にいる誰一人かけても『実験』は成功しなかっただろう。俺は感謝の意を込めて、その場の皆に向かって頭を下げた。
「何言っとるん。感謝するんはこっちの方やで?」
「そうですよ? アレン様のおかげで被害者達にさらなる支援が出来るんですから。まさに偉業です。誇って良いんですよ?」
「そうだな。もともとは私らの不手際のせいで拡大してしまったサーシスの被害者達だが、アレン殿のおかげで、彼女らに報いることが出来そうだ。感謝する」
口々にお礼を言われて恥ずかしくなってしまう。
「アレン。わたくしのわがままを叶えてくださり、ありがとうございました」
「クリス……ううん」
きっかけはクリスの願いだった。だけど……。
「もう、俺の願いでもあるんだ。あと少し。一緒に頑張ろう!」
「はい!」
3日後、『材料』の状態を確認した。顔も指も、どこに痕があったのか分からないほど、綺麗な状態だ。これなら、被害者達に実施しても大丈夫だろう。
「ミルキアーナ男爵、ご協力頂き、ありがとうございました。『これ』、お返しします」
「礼には及ばん。先日も行ったが礼を言うのは私達の方だ。『これ』も綺麗にしてもらえたし、皆も喜ぶだろう」
「ひっ!」
『材料』がおびえた表情を見せる。
「そういえば、『これ』には何をやらせていたんですか? 私達と同じように被害者達の家を回っているとのことでしたが、『これ』を連れて行ってもろくなことにならないと思うのですが……」
被害者達のもとに『これ』を連れて行ってもいいことがあるとは思えなかった。むしろ、恐怖を与えてしまうだけだろう。
「ん? ああ、言ってなかったか。私達が回っている家は、被害者の中でも遺族達の家だ」
「それって……」
「娘が帰ることが出来なかった家……だな」
サーシスの被害者達の中には無くなってしまった娘もいる。
「……大丈夫なんですか?」
「難しいな。立ち直れそうな者もいるが、折れてしまっている者もいる。部下達に見張らせているが、自殺を図るものも多い。『これ』をおもちゃにして気晴らしさせてはいるが、心が晴れることはないだろうな……」
家族を失う気持ちは俺には分からない。だが、心が折れてしまうほど辛い事だと想像は出来る。
「そう……ですよね。……………………あの、ミルキアーナ男爵は大丈夫ですか?」
「は? ……なんだ? 心配してくれるのか?」
「……それは……まぁ」
「……ふっ。まぁ大丈夫だと言えば嘘になるな。だが、『あれ』の管理は私の仕事だ。誰かがやらねばならぬ仕事である以上、私がやる。気遣いは無用だ」
(馬鹿か俺は……大丈夫ないわけないだろ……)
ミルキアーナ男爵の言葉には覚悟と信念、そして責任感が宿っていた。
「変なことを聞いてしまい、申し訳ありません。そちらで私に手伝えることがあったら言ってください」
「……必要ならばそうさせてもらう。だが、貴殿には今、他にやろうとしていることがあるのだろう? アナベーラ会頭から聞いている。まずはそちらに集中しろ」
「……そうですね。はい、頑張ります」
「うむ。では、またな」
そう言葉を残し、ミルキアーナ男爵はサーシスを連れて屋敷を後にした。
【1週間後】
その日、ミッシェルさんの屋敷に続々とお客さんが集まってきていた。
「アナベーラ様。今日はお招きいただき、ありがとうございます」
「よう来られたな。堅苦しいんは抜きにして今日は楽しんで行ってや」
「はい!」
お客さんはサーシスの被害にあった子供とその家族達だ。所狭しと並んだ料理やおもちゃを手に、皆思い思いに楽しんでいる。
「あ、アレン様!」
1人の女の子が俺を見つけて駆け寄ってきた。
「こんにちは、ケイミ―ちゃん。前にも言ったけど、『様』はいらないよ」
「あ、そっか。ねぇねぇ、竹とんぼ飛ばせるようになったの! 一緒に遊ぼ!」
「いいよ、行こうか」
以前あった時、顔の半分がただれていたケイミ―ちゃんだが、今はすっかり元の顔を取り戻している。後ろでは両親が微笑ましそうにケイミ―ちゃんを見つめていた。
「あ、アレンさんだ!」
皆が竹とんぼを飛ばしている庭に行くと、リーシアちゃんが車椅子で駆け寄ってくる。もう、車椅子の操作はお手の物のようだ。
「こんにちは、リーシアちゃん。楽しんでる?」
「うん! いま、アーネストちゃんと竹とんぼで競争してたの!」
ちょうどその時、庭の隅からアーネストちゃんがやってきた。
「うぅ、飛ばしすぎちゃった……」
どうやら竹とんぼを飛ばし過ぎて取りに行っていたようだ。そんな彼女の手はすっかり元通りになっている。
「飛ばし過ぎだよー」
「だってー、リーシアちゃん上手いんだもん……あ、アレンさん! こんにちは!」
「こんにちは。竹とんぼ楽しい?」
「うん! 楽しい! アレンさんが作ったんでしょ? ありがとう!」
「どういたしまして……ん?」
俺がアーネストちゃん達と話しているとケイミ―ちゃんに腕を引っ張られた。
「どうしたの?」
「……わ、私も……みんなと……」
他人の目を怖がっていたケイミ―ちゃんが人と関わろうとしている。そのことがたまらなく嬉しかった。俺は、アーネストちゃん達にケイミ―ちゃんを紹介する。
「皆、彼女はケイミ―ちゃん。竹とんぼで遊びたいんだって。一緒に遊んでくれるかな?」
「いいよー! 私、アーネスト。よろしくね、ケイミ―ちゃん!」
「あ、ずるい! 私、リーシア! 仲良くしてね」
「あ……うん。よろしく」
ケイミ―ちゃんは竹とんぼを手に皆の中に入っていた。
3人はすぐに打ち解けたようで、一緒に竹とんぼを飛ばしている。その様子を少し離れたところで、ココちゃんが両親と一緒に見ていた。
ココちゃんはまだしゃべることはできないようだが、両親曰く、感情を表すことが増えてきたそうだ。
今も、飛んでいる竹とんぼを見て楽しそうにしている。
料理のエリアでは、ライリーちゃんが美味しそうにハンバーグを食べていた。ミッシェルさんが今日のために王都から料理人を呼んだらしい。ライリーちゃんのご両親が、料理人からハンバーグの作り方を教わっている。
(ハンバーグの作り方なんて知らないからな……すでにこの世界にあって良かった)
「大成功……やな」
皆の様子を眺めていると、ミッシェルさんに話しかけられた。
「ええ。皆、喜んでくれてよかったです」
「これを機に皆、前を向いてくれるとええんやけどな」
「……そう、ですね」
出来る限りの事はしたつもりだが、被害者達の傷が完全に癒えたわけではない。辛い思いをしたという過去は変えられないし、疎遠になってしまった人との関係も簡単には戻らないだろう。それでも……。
「でも、今は皆、笑えてます」
「……せやな」
被害にあった女の子達も、その家族も、今この時だけは笑っていた。それは間違いない。なら……。
「何とかなりますよ。きっと」
「……ああ。せやな!」
先日まで、被害者達は孤立していた。家族で支え合ってはいたが、それ以上の繋がりを持とうとすると、同情や憐みの視線にさらされてしまい、繋がりを持てずにいたそうだ。
だが今日、彼らは同じ境遇の人達と知り合うことが出来た。誰かが辛い目にあっても、支え合えるだけの繋がりが、今日結べたはずだ。
これだけの人数の人が一緒に笑っていれば、きっと何とかなる。
会場を見渡しながら、俺はそう感じた。
「アレンはん、これで『実験』は完了か?」
「そうですね……後は経過観察して、問題が無ければ完了です。残すは本番のみですね」
「本番……せやな。まだ本番があるんやな。ここで気を抜いたら、また誰かさんに怒られてまう。気を引き締めんとな」
ミッシェルさんの言葉にミルキアーナ男爵が顔をしかめるが、特に反論はしなかった。
「なんにせよ、『実験』はこれでひと段落です。皆様、ご協力ありがとうございました!」
この場にいる誰一人かけても『実験』は成功しなかっただろう。俺は感謝の意を込めて、その場の皆に向かって頭を下げた。
「何言っとるん。感謝するんはこっちの方やで?」
「そうですよ? アレン様のおかげで被害者達にさらなる支援が出来るんですから。まさに偉業です。誇って良いんですよ?」
「そうだな。もともとは私らの不手際のせいで拡大してしまったサーシスの被害者達だが、アレン殿のおかげで、彼女らに報いることが出来そうだ。感謝する」
口々にお礼を言われて恥ずかしくなってしまう。
「アレン。わたくしのわがままを叶えてくださり、ありがとうございました」
「クリス……ううん」
きっかけはクリスの願いだった。だけど……。
「もう、俺の願いでもあるんだ。あと少し。一緒に頑張ろう!」
「はい!」
3日後、『材料』の状態を確認した。顔も指も、どこに痕があったのか分からないほど、綺麗な状態だ。これなら、被害者達に実施しても大丈夫だろう。
「ミルキアーナ男爵、ご協力頂き、ありがとうございました。『これ』、お返しします」
「礼には及ばん。先日も行ったが礼を言うのは私達の方だ。『これ』も綺麗にしてもらえたし、皆も喜ぶだろう」
「ひっ!」
『材料』がおびえた表情を見せる。
「そういえば、『これ』には何をやらせていたんですか? 私達と同じように被害者達の家を回っているとのことでしたが、『これ』を連れて行ってもろくなことにならないと思うのですが……」
被害者達のもとに『これ』を連れて行ってもいいことがあるとは思えなかった。むしろ、恐怖を与えてしまうだけだろう。
「ん? ああ、言ってなかったか。私達が回っている家は、被害者の中でも遺族達の家だ」
「それって……」
「娘が帰ることが出来なかった家……だな」
サーシスの被害者達の中には無くなってしまった娘もいる。
「……大丈夫なんですか?」
「難しいな。立ち直れそうな者もいるが、折れてしまっている者もいる。部下達に見張らせているが、自殺を図るものも多い。『これ』をおもちゃにして気晴らしさせてはいるが、心が晴れることはないだろうな……」
家族を失う気持ちは俺には分からない。だが、心が折れてしまうほど辛い事だと想像は出来る。
「そう……ですよね。……………………あの、ミルキアーナ男爵は大丈夫ですか?」
「は? ……なんだ? 心配してくれるのか?」
「……それは……まぁ」
「……ふっ。まぁ大丈夫だと言えば嘘になるな。だが、『あれ』の管理は私の仕事だ。誰かがやらねばならぬ仕事である以上、私がやる。気遣いは無用だ」
(馬鹿か俺は……大丈夫ないわけないだろ……)
ミルキアーナ男爵の言葉には覚悟と信念、そして責任感が宿っていた。
「変なことを聞いてしまい、申し訳ありません。そちらで私に手伝えることがあったら言ってください」
「……必要ならばそうさせてもらう。だが、貴殿には今、他にやろうとしていることがあるのだろう? アナベーラ会頭から聞いている。まずはそちらに集中しろ」
「……そうですね。はい、頑張ります」
「うむ。では、またな」
そう言葉を残し、ミルキアーナ男爵はサーシスを連れて屋敷を後にした。
【1週間後】
その日、ミッシェルさんの屋敷に続々とお客さんが集まってきていた。
「アナベーラ様。今日はお招きいただき、ありがとうございます」
「よう来られたな。堅苦しいんは抜きにして今日は楽しんで行ってや」
「はい!」
お客さんはサーシスの被害にあった子供とその家族達だ。所狭しと並んだ料理やおもちゃを手に、皆思い思いに楽しんでいる。
「あ、アレン様!」
1人の女の子が俺を見つけて駆け寄ってきた。
「こんにちは、ケイミ―ちゃん。前にも言ったけど、『様』はいらないよ」
「あ、そっか。ねぇねぇ、竹とんぼ飛ばせるようになったの! 一緒に遊ぼ!」
「いいよ、行こうか」
以前あった時、顔の半分がただれていたケイミ―ちゃんだが、今はすっかり元の顔を取り戻している。後ろでは両親が微笑ましそうにケイミ―ちゃんを見つめていた。
「あ、アレンさんだ!」
皆が竹とんぼを飛ばしている庭に行くと、リーシアちゃんが車椅子で駆け寄ってくる。もう、車椅子の操作はお手の物のようだ。
「こんにちは、リーシアちゃん。楽しんでる?」
「うん! いま、アーネストちゃんと竹とんぼで競争してたの!」
ちょうどその時、庭の隅からアーネストちゃんがやってきた。
「うぅ、飛ばしすぎちゃった……」
どうやら竹とんぼを飛ばし過ぎて取りに行っていたようだ。そんな彼女の手はすっかり元通りになっている。
「飛ばし過ぎだよー」
「だってー、リーシアちゃん上手いんだもん……あ、アレンさん! こんにちは!」
「こんにちは。竹とんぼ楽しい?」
「うん! 楽しい! アレンさんが作ったんでしょ? ありがとう!」
「どういたしまして……ん?」
俺がアーネストちゃん達と話しているとケイミ―ちゃんに腕を引っ張られた。
「どうしたの?」
「……わ、私も……みんなと……」
他人の目を怖がっていたケイミ―ちゃんが人と関わろうとしている。そのことがたまらなく嬉しかった。俺は、アーネストちゃん達にケイミ―ちゃんを紹介する。
「皆、彼女はケイミ―ちゃん。竹とんぼで遊びたいんだって。一緒に遊んでくれるかな?」
「いいよー! 私、アーネスト。よろしくね、ケイミ―ちゃん!」
「あ、ずるい! 私、リーシア! 仲良くしてね」
「あ……うん。よろしく」
ケイミ―ちゃんは竹とんぼを手に皆の中に入っていた。
3人はすぐに打ち解けたようで、一緒に竹とんぼを飛ばしている。その様子を少し離れたところで、ココちゃんが両親と一緒に見ていた。
ココちゃんはまだしゃべることはできないようだが、両親曰く、感情を表すことが増えてきたそうだ。
今も、飛んでいる竹とんぼを見て楽しそうにしている。
料理のエリアでは、ライリーちゃんが美味しそうにハンバーグを食べていた。ミッシェルさんが今日のために王都から料理人を呼んだらしい。ライリーちゃんのご両親が、料理人からハンバーグの作り方を教わっている。
(ハンバーグの作り方なんて知らないからな……すでにこの世界にあって良かった)
「大成功……やな」
皆の様子を眺めていると、ミッシェルさんに話しかけられた。
「ええ。皆、喜んでくれてよかったです」
「これを機に皆、前を向いてくれるとええんやけどな」
「……そう、ですね」
出来る限りの事はしたつもりだが、被害者達の傷が完全に癒えたわけではない。辛い思いをしたという過去は変えられないし、疎遠になってしまった人との関係も簡単には戻らないだろう。それでも……。
「でも、今は皆、笑えてます」
「……せやな」
被害にあった女の子達も、その家族も、今この時だけは笑っていた。それは間違いない。なら……。
「何とかなりますよ。きっと」
「……ああ。せやな!」
先日まで、被害者達は孤立していた。家族で支え合ってはいたが、それ以上の繋がりを持とうとすると、同情や憐みの視線にさらされてしまい、繋がりを持てずにいたそうだ。
だが今日、彼らは同じ境遇の人達と知り合うことが出来た。誰かが辛い目にあっても、支え合えるだけの繋がりが、今日結べたはずだ。
これだけの人数の人が一緒に笑っていれば、きっと何とかなる。
会場を見渡しながら、俺はそう感じた。
5
お気に入りに追加
610
あなたにおすすめの小説

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる