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第3章 躍進の始まり
96.【サーシスの傷跡13 痛み】
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「さっきも言ったけど、母さんが指を切ってマリーナさんが骨の形を整える。あ、切るときは、歪になってる所の少し手前を切ってね。終わり次第、指をくっつけて回復魔法をかける。いいですね?」
「大丈夫よ」
「いつでも!」
「よし! じゃあ……母さん!」
「ふっ!」
母さんが小型のナイフを『材料』の指に突き立てる。指を切ることはできたが、予想以上に血が流れた。
「はいこれ。お願いね、マリーナさん」
「っ! 任されました!」
一瞬、出血に戸惑ったようだが、マリーナさんは指を受け取り、骨を整え始める。
「くっ! 血で滑る……まず固定して血を固めて……何これ!? 骨の中に液体!? これも固めないと……よし! 歪になっているのは……これね。まずは削って……」
属性魔法をかけられた指は空中で黄色の光に包まれていた。
(魔法って同じ属性でも違う色になるんだ。知らなかった……それにしても……)
マリーナさんの手で指はみるみる形を整えらえれていく。ものの数分で指は通常の形を取り戻した。
「……よし! お待たせ、アレン君! できたよ! まだ『属性』魔法もかかってるから!」
「早っ! ありがとうございます! このまま『回復』魔法をかけます」
元あった位置に指を置いて『回復』魔法をかける。しばらくすると、指を包んでいた黄色の光がはじけ飛んだ。
「『属性』魔法が解けたわね」
「うん。つまり……」
指が生物になったという事だ。つまりそういう事だろう。念のため、『材料』に確認する。
「指に痛みや違和感はあるか?」
「……あ……ぐぅ……指……?」
「そうだよ。切り落とした指に痛みや違和感があるかと聞いている」
「な、なにを……指は貴様らが切り落とした……? ある? 指の感触がある?」
どうやら接合は上手く言ったようだ。俺は切り落とした材料の指先を触った。
「指先に触れられている感触はあるか?」
「あ、ああ。ある……あるぞ」
「指の曲げ伸ばしも問題ないな?」
「……ああ、問題ない」
神経も問題なくつながっている。これで『骨の修復作業』の方法は分かった。
「マリーナさん、続けて『実験』しても大丈夫ですか」
「もちろん! 問題なし!」
「母さんも大丈夫?」
「ええ。大丈夫よ」
「よし、それじゃ後、2本やってみよう。骨の形が違ったり、他の指でも問題ないかの『実験』だ」
「「了解!」」
「ちょ、ちょっと待て! 貴様らまた……」
『材料』が何かわめいていたが気にせず『実験』を開始する。
その後、2本の指で『実験』したが、問題なく修復することが出来た。
「よし! 後は明日シャル様が来られてから、痛みを無くす方法を――」
「呼びましたか?」
「――ってシャル様!?」
いつの間にか地下室の入口にシャル様がいた。その隣には、付き人のターニャさんもいる。
「シャル様? お着きは明日と聞いとりましたが……」
「その予定でしたが……」
シャル様が俺をちらりと見た。
「私、アレン様がやろうとされていることを聞いて、とても感銘を受けました。そこで、少しでもお力になりたく思い、急いで参りましたのです」
「急いでって……王族がそんな……大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ? ねぇ、ターニャ?」
「………………いつもの事ですので」
「ほらね? だから大丈夫です」
(いや、大丈夫じゃないだろ!?)
俺の心の中の突っ込みが届いたのか、ターニャさんが応えてくれる。
「本当に大丈夫ですよ。先方には事情を説明してご理解頂いておりますので」
「あ、それなら良かったです。ちなみに先方というのは?」
「………………聞かれない方がよろしいかと」
迷惑をかけてしまった相手を知りたい、という軽い気持ちでの質問だったのだが、やぶへびだったようだ。ターニャさんが言いよどむ。
「あ、すみません。だったら――」
「――お母様ですよ。ですから、気にしないでください」
場の空気が固まった。
「お母様……ですか?」
「ええ。そうです」
「シャル様のお母様は、この国の王妃様と記憶しているのですが」
「その通りですよ」
(……シャル様、王妃様との約束より、俺の力になることを優先させちゃったの? それってまずいんじゃ……)
「? あ、大丈夫ですよ。ちゃんと話して納得してもらいましたから」
「そ、そうですか? それなら――」
「――ただ、モーリスと会う時に、母もアレン様とお会いしたいと申しておりましたので、その際はよろしくお願いします」
(それ本当に大丈夫なのか!? 俺、殺されるんじゃ……)
思わずよろけた俺をクリスが支えてくれる。
「だ、大丈夫ですよ、アレン。王妃様は温厚で聡明な方です。今回の事でアレンを罰するようなことはしないと思います。仮に、何かあった時はわたくしが守りますから」
「ク、クリス……」
(俺の婚約者がかっこよすぎる……)
女性に守られるという情けない立場だったが、王妃様相手に平民の俺に出来ることなど何もない。
「あら、すっかり仲睦まじいご様子で安心しました。ブリスタ子爵も正式に婚約を結んだことをアピールされてますし、これで色々落ち着くといいのですが……」
「色々?」
「いえ、こちらの話です」
クリスに関わることなので、ちゃんと聞きたかったのだが、シャル様はそれ以上応えてくれなかった。
「それより、『開発』を進めましょう? 私の回復魔法が必要なんですよね?」
「ええ。傷跡を治す方法は確立できたのですが、どれも痛みを伴ってしまうんです。回復魔法で痛みを消すことはできますでしょうか?」
回復魔法で痛みを消すなど聞いたことないが、母さんから『シャル様なら出来るかも』と言われていたのだ。
「そんな事ですか。それなら簡単にできますよ」
「本当ですか!?」
「ええ。ようは傷ができた後、身体が痛みを感じる前に治してしまえばいいんですよね?」
人間離れした方法を提案された気がするが、シャル様にとっては何でもない方法なのだろう。しかし……。
「申し訳ありません。説明不足でしたが、すぐに回復させるわけにはいかないんです。皮を切った後、新しい皮をあてたり、指を切り落とした後、骨を整える必要があります。整えている間は、回復させるわけにはいかないのです」
正しい位置に皮や指を置くのにはどうしても時間がかかる。その間、痛みを感じ続けてしまうのだ。
「なるほど。痛みは消したいけど回復はさせたくないという事ですね」
「そうなります」
「そうですか……んー、新しい試み……ですが……うん、何とかなりそうです。ターニャ」
「はっ!」
ターニャさんが『材料』の前に立って剣を構えた。
「足で試してみましょうか。私が回復魔法をかけたら足を切りなさい」
「承知致しました」
シャル様が『材料』に手をかざすと『材料』が光に包まれた。以前、回復魔法をかけてもらった時は気付かなかったが、金色の優しい光だ。
「しっ!」
ターニャさんが『材料』の足に剣を突き立てる。『材料』は目を見開いていたが、苦痛を感じている様子はない。
「痛みを感じる部分に『痛くない』と誤認させています。これで痛みを感じることはないでしょう」
つまりは神経をマヒさせたという事だろうか。回復魔法の領域を超えている気がするのだが……
「シャル様は天才ですから」
驚愕の表情を浮かべていた俺にターニャさんが言った。
「魔法の基礎理論を構築する頭脳、それを実践する技術、そして卓越した魔力量。こと『回復』魔法に関しては、この国で一番と言っても過言ではありません」
「……納得です」
先ほどのシャル様の言葉から察するに、『痛みを感じなくする魔法』について、シャル様は何も知らなかったはずだ。それなのに短時間で理論を組み立て、いきなり実践して成功させてしまう様は天才というのにふさわしい姿だった。
「これなら、本番も大丈夫そう――」
「――ぎゃー!!!」
突然、『材料』の叫び声が響いた。よく見ると、剣は刺さったままだが、金色の光は消えていた。
「……あ」
おそらく、足を回復する前に、『回復』魔法をやめてしまったのだろう。剣が刺さったままなのだから当然、痛みを感じる。
「……『回復』魔法については天才なんです」
「……納得です」
慌てて『回復』魔法をかけなおす王女様の姿を眺めながら、俺とターニャさんはつぶやいた。
「大丈夫よ」
「いつでも!」
「よし! じゃあ……母さん!」
「ふっ!」
母さんが小型のナイフを『材料』の指に突き立てる。指を切ることはできたが、予想以上に血が流れた。
「はいこれ。お願いね、マリーナさん」
「っ! 任されました!」
一瞬、出血に戸惑ったようだが、マリーナさんは指を受け取り、骨を整え始める。
「くっ! 血で滑る……まず固定して血を固めて……何これ!? 骨の中に液体!? これも固めないと……よし! 歪になっているのは……これね。まずは削って……」
属性魔法をかけられた指は空中で黄色の光に包まれていた。
(魔法って同じ属性でも違う色になるんだ。知らなかった……それにしても……)
マリーナさんの手で指はみるみる形を整えらえれていく。ものの数分で指は通常の形を取り戻した。
「……よし! お待たせ、アレン君! できたよ! まだ『属性』魔法もかかってるから!」
「早っ! ありがとうございます! このまま『回復』魔法をかけます」
元あった位置に指を置いて『回復』魔法をかける。しばらくすると、指を包んでいた黄色の光がはじけ飛んだ。
「『属性』魔法が解けたわね」
「うん。つまり……」
指が生物になったという事だ。つまりそういう事だろう。念のため、『材料』に確認する。
「指に痛みや違和感はあるか?」
「……あ……ぐぅ……指……?」
「そうだよ。切り落とした指に痛みや違和感があるかと聞いている」
「な、なにを……指は貴様らが切り落とした……? ある? 指の感触がある?」
どうやら接合は上手く言ったようだ。俺は切り落とした材料の指先を触った。
「指先に触れられている感触はあるか?」
「あ、ああ。ある……あるぞ」
「指の曲げ伸ばしも問題ないな?」
「……ああ、問題ない」
神経も問題なくつながっている。これで『骨の修復作業』の方法は分かった。
「マリーナさん、続けて『実験』しても大丈夫ですか」
「もちろん! 問題なし!」
「母さんも大丈夫?」
「ええ。大丈夫よ」
「よし、それじゃ後、2本やってみよう。骨の形が違ったり、他の指でも問題ないかの『実験』だ」
「「了解!」」
「ちょ、ちょっと待て! 貴様らまた……」
『材料』が何かわめいていたが気にせず『実験』を開始する。
その後、2本の指で『実験』したが、問題なく修復することが出来た。
「よし! 後は明日シャル様が来られてから、痛みを無くす方法を――」
「呼びましたか?」
「――ってシャル様!?」
いつの間にか地下室の入口にシャル様がいた。その隣には、付き人のターニャさんもいる。
「シャル様? お着きは明日と聞いとりましたが……」
「その予定でしたが……」
シャル様が俺をちらりと見た。
「私、アレン様がやろうとされていることを聞いて、とても感銘を受けました。そこで、少しでもお力になりたく思い、急いで参りましたのです」
「急いでって……王族がそんな……大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ? ねぇ、ターニャ?」
「………………いつもの事ですので」
「ほらね? だから大丈夫です」
(いや、大丈夫じゃないだろ!?)
俺の心の中の突っ込みが届いたのか、ターニャさんが応えてくれる。
「本当に大丈夫ですよ。先方には事情を説明してご理解頂いておりますので」
「あ、それなら良かったです。ちなみに先方というのは?」
「………………聞かれない方がよろしいかと」
迷惑をかけてしまった相手を知りたい、という軽い気持ちでの質問だったのだが、やぶへびだったようだ。ターニャさんが言いよどむ。
「あ、すみません。だったら――」
「――お母様ですよ。ですから、気にしないでください」
場の空気が固まった。
「お母様……ですか?」
「ええ。そうです」
「シャル様のお母様は、この国の王妃様と記憶しているのですが」
「その通りですよ」
(……シャル様、王妃様との約束より、俺の力になることを優先させちゃったの? それってまずいんじゃ……)
「? あ、大丈夫ですよ。ちゃんと話して納得してもらいましたから」
「そ、そうですか? それなら――」
「――ただ、モーリスと会う時に、母もアレン様とお会いしたいと申しておりましたので、その際はよろしくお願いします」
(それ本当に大丈夫なのか!? 俺、殺されるんじゃ……)
思わずよろけた俺をクリスが支えてくれる。
「だ、大丈夫ですよ、アレン。王妃様は温厚で聡明な方です。今回の事でアレンを罰するようなことはしないと思います。仮に、何かあった時はわたくしが守りますから」
「ク、クリス……」
(俺の婚約者がかっこよすぎる……)
女性に守られるという情けない立場だったが、王妃様相手に平民の俺に出来ることなど何もない。
「あら、すっかり仲睦まじいご様子で安心しました。ブリスタ子爵も正式に婚約を結んだことをアピールされてますし、これで色々落ち着くといいのですが……」
「色々?」
「いえ、こちらの話です」
クリスに関わることなので、ちゃんと聞きたかったのだが、シャル様はそれ以上応えてくれなかった。
「それより、『開発』を進めましょう? 私の回復魔法が必要なんですよね?」
「ええ。傷跡を治す方法は確立できたのですが、どれも痛みを伴ってしまうんです。回復魔法で痛みを消すことはできますでしょうか?」
回復魔法で痛みを消すなど聞いたことないが、母さんから『シャル様なら出来るかも』と言われていたのだ。
「そんな事ですか。それなら簡単にできますよ」
「本当ですか!?」
「ええ。ようは傷ができた後、身体が痛みを感じる前に治してしまえばいいんですよね?」
人間離れした方法を提案された気がするが、シャル様にとっては何でもない方法なのだろう。しかし……。
「申し訳ありません。説明不足でしたが、すぐに回復させるわけにはいかないんです。皮を切った後、新しい皮をあてたり、指を切り落とした後、骨を整える必要があります。整えている間は、回復させるわけにはいかないのです」
正しい位置に皮や指を置くのにはどうしても時間がかかる。その間、痛みを感じ続けてしまうのだ。
「なるほど。痛みは消したいけど回復はさせたくないという事ですね」
「そうなります」
「そうですか……んー、新しい試み……ですが……うん、何とかなりそうです。ターニャ」
「はっ!」
ターニャさんが『材料』の前に立って剣を構えた。
「足で試してみましょうか。私が回復魔法をかけたら足を切りなさい」
「承知致しました」
シャル様が『材料』に手をかざすと『材料』が光に包まれた。以前、回復魔法をかけてもらった時は気付かなかったが、金色の優しい光だ。
「しっ!」
ターニャさんが『材料』の足に剣を突き立てる。『材料』は目を見開いていたが、苦痛を感じている様子はない。
「痛みを感じる部分に『痛くない』と誤認させています。これで痛みを感じることはないでしょう」
つまりは神経をマヒさせたという事だろうか。回復魔法の領域を超えている気がするのだが……
「シャル様は天才ですから」
驚愕の表情を浮かべていた俺にターニャさんが言った。
「魔法の基礎理論を構築する頭脳、それを実践する技術、そして卓越した魔力量。こと『回復』魔法に関しては、この国で一番と言っても過言ではありません」
「……納得です」
先ほどのシャル様の言葉から察するに、『痛みを感じなくする魔法』について、シャル様は何も知らなかったはずだ。それなのに短時間で理論を組み立て、いきなり実践して成功させてしまう様は天才というのにふさわしい姿だった。
「これなら、本番も大丈夫そう――」
「――ぎゃー!!!」
突然、『材料』の叫び声が響いた。よく見ると、剣は刺さったままだが、金色の光は消えていた。
「……あ」
おそらく、足を回復する前に、『回復』魔法をやめてしまったのだろう。剣が刺さったままなのだから当然、痛みを感じる。
「……『回復』魔法については天才なんです」
「……納得です」
慌てて『回復』魔法をかけなおす王女様の姿を眺めながら、俺とターニャさんはつぶやいた。
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