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第3章 躍進の始まり
78.【ブリスタ子爵1 会合】
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ブリスタ領に着いた俺達はさっそく、ブリスタ子爵に会いに行く。普通は貴族に会おうと思ったら、それなりの手間と時間、そしてお金がかかるものだが、俺達には関係ない。
ブリスタ子爵の屋敷に着くと、クリスさんが門番に話しかける。
「お疲れ様です。ただいま戻りました」
「クリスお嬢様! おかえりなさい!」
門番が笑顔で扉を開けてくれた。屋敷の中に入ると、妙齢の男性に話しかけられる。
「皆様、遠路はるばるようこそいらっしゃいました。私、執事長のラミールと申します。主人から皆様を応接室にご案内するよう仰せつかっております。こちらへどうぞ」
ラミールさんに案内されて応接室に向かった。途中でクリスさんがラミールさんに話しかける。
「ラミール。元気そうね」
「ええ。おかげさまでまだまだ元気ですよ、クリスお嬢様。お嬢様も変わりなご様子で何よりです」
ラミールさんは優しく微笑んで答えた。それだけで、クリスさんが屋敷の人達に好かれていることが理解できる。
「お嬢様が新興の商人に雇われると聞いた時は不安に思ったものですが……大切にして頂いているようですね」
「ええ。毎日楽しく過ごしています」
「それはそれは。本当によろしゅうございました」
ラミールさんが応接室の扉の前に立って、こちらを振り向く。そして俺と目が合うと、深々とお辞儀をした。
「アレン様、私ごときが述べることではございませんが、お嬢様を守って頂き、誠にありがとうございます。使用人一同、同じ気持ちです。心からの感謝を申し上げます」
突然の言葉に俺は返事をすることができない。父さんがちらりと俺を見てからラミールさんに返事をしてくてくれる。
「お気になさらず。息子は店長として、男として、当たり前のことをしたまでです。ですが、お言葉には感謝致します。息子も誇らしいでしょう」
父さんの言葉にラミールさんは顔を上げてほほ笑んんだ。
「優秀なご子息ですね」
「ええ。自慢の息子です」
ストレートに褒められて、俺は顔が熱くなるのを感じた。俺が言葉を失っていると、ラミールさんは俺達を応接室の中に案内してくれる。
「こちらが応接室です。まもなく主人も参りますので、おかけになってお待ちください」
応接室では、メイドさん達がお茶や軽食を用意してくれていたが、俺にはそれらを口にする余裕はなかった。
(ブリスタ子爵が来る前に顔のほてりを覚まして平常心にならなければ!)
俺はソファーに座って心を落ち着けることに集中する。俺の分の軽食はユリが食べたようだが、それに気づく余裕すらなかった。
5分程すると、応接室の扉がノックされる。俺達がソファーから立ち上がるとメイドさんが扉を開けてくれた。
「クリス! 戻ったか!」
「お父様!」
扉の外にいた男性がブリスタ子爵だろう。ブリスタ子爵は応接室に入るとソファーに座った。
「皆さんも遠路はるばるよく来られた。どうぞ、座ってください」
「失礼します」
ブリスタ子爵に促され。俺達もソファーに座る。
「ご存じかもしれんが、私の名はオルフェス=ブリスタ。クリスの父親だ。ブリスタ領を治める貴族で、子爵位を授かっている」
「ご丁寧にありがとうございます。私はクランフォード商会会頭のルーク=クランフォードと申します。こちらは、妻のイリスと子供のアレン、ユリ、バミューダです」
「ふむ。クランフォード商会の方々だな。そちらは?」
ブリスタ子爵はマリーナさん達を見て聞いた。
「お初にお目にかかります、ブリスタ子爵。私はフィリス工房の工房長を務めておりますマリーナ=フィリスと申します。こちらは、妹のミケーラです」
マリーナさんの挨拶に驚いてしまう。
(マリーナさんにこんな丁寧な言葉遣いができるなんて!)
「フィリス工房……クリスからの手紙に書いてあった工房か! 我が領の漆を使いたいとか」
「その通りです。ぜひともブリスタ子爵のお力をお借りしたく――」
「――よい! 事情は聞いている。サーシスの件は我々の落ち度だ。今回、漆は無料で塗らせてもらう。それから、サーシス領にて被害者に配る商品には通行税を掛けないことにした。漆塗りが終わり次第、そのままサーシス領に持っていくがよい」
「あ、ありがとうございます!」
多少の値引きは期待していたが、無料にしてくれるとは思わなかった。ミッシェルさんが『貴族にしては珍しく誠実な方』と言っていたのもわかる気がする。
「漆は今回だけでなく、継続的に使用したいのだろう? それについては明日時間を作るので、別途話すとしよう。良いかな?」
「はい! ご配慮に感謝します」
「結構! さて――」
ブリスタ子爵は俺を見た。
「――君がアレン殿だね?」
「はい。クランフォード商会の支店長を務めております、アレン=クランフォードです」
「ふむ………………」
ブリスタ子爵の視線は俺を値踏みしているようだったが、不思議と嫌な感じはしない。
「……なるほど。アレン殿はクリスと婚約したいと考えていると聞いたのだが正しいかな?」
「――はい! 私はクリス様と婚約したいと考えております」
俺は即答する。
「なるほどなるほど! さて、ルーク殿。ルーク殿はアレン殿とクリスの婚約について、どのようにお考えで?」
「……私としては、息子の望みをかなえてやりたいと考えております」
「ふむ。貴族の娘を娶るとなると、多額の結納金を請求されることもあるが、構わんのか?」
「構いません。クランフォード商会をここまで大きくしたのはアレンです。そのアレンのために金を使うのは道理でしょう?」
「なるほどな。……クリス、お前はどう考える?」
ブリスタ子爵が今度はクリスさんに聞いた。婚約の場で子供達の意見を聞くのは珍しいが、ブリスタ子爵らしいと思う。
「わたくしとしては、アレンさんと婚約出来れば、ブリスタ領の発展につながると考えます。先ほど、フィリス工房の方が漆を塗りたいと言っていた商品はアレンさんが開発された娯楽品です。わたくしとアレンさんが婚約すれば、ブリスタ領の漆はますます広まっていくでしょう。それに――」
「――そういうのはいい。アナベーラ会頭からも話は聞いているからな。だが、それだけなのか?」
「……それだけ、とは?」
「お前の気持ちを聞いている」
「わ、わたくしの気持ちですか?」
「ああ。アレン殿は即答したぞ。『お前と婚約したい』と。お前はどうなのだ?」
「そ、それはその……わ、わたくしもアレンさんと婚約できたらといいなと……」
実の親に恋心を打ち明けるとは恥ずかしいのだろう。クリスさんは顔を真っ赤にして答えた。
「ほう。お前がそんな顔をするとは……ずいぶん惚れたようだな」
「い、いや……あの……えっと……」
「なんだ? 違うのか? では、ブリスタ領のために仕方なく、婚約するのか?」
「――! そんなことはありません! わたくしはアレン様をお慕いしております!」
クリスさんの告白に、俺は再び顔が赤くなるのを感じる。そんな俺を見て、クリスさんもさらに顔を赤くした。真っ赤になった俺達の前で、ブリスタ子爵は肩を震わせている。
「……ふっ、ふふ、あっはははは! 相変わらずクリスは可愛いな」
「お、お父様?」
「マリア! 撮ったか!?」
「もちろんですわ! あなた!」
ブリスタ子爵が応接室の扉の方を向いて声をかけると、ビデオカメラのようなものを持った女性が返事を返した。
(そういえば、メイドさん、応接室の扉閉めなかったな…………)
「お母様!? そんなところで何を!? いえ、それよりその魔道具は!!」
「あら、クリスってば。そんな大きな声を出してはしたないわ。アレンさんに嫌われてしまいますよ?」
「な! そ、そんなことありえません!」
「あらあら、お熱いわね」
「お母様!!」
クリスさんは抗議するが、女性はどこ吹く風といった様子だ。
(クリスさんのお母様……だよな。どう考えても)
青髪青眼でどことなくクリスさんに似た雰囲気の女性は、応接室に入ってくるとブリスタ子爵の隣に座り、にっこりと笑う。その間も、ビデオカメラのようなものはずっとクリスさんに向けられていた。
ブリスタ子爵の屋敷に着くと、クリスさんが門番に話しかける。
「お疲れ様です。ただいま戻りました」
「クリスお嬢様! おかえりなさい!」
門番が笑顔で扉を開けてくれた。屋敷の中に入ると、妙齢の男性に話しかけられる。
「皆様、遠路はるばるようこそいらっしゃいました。私、執事長のラミールと申します。主人から皆様を応接室にご案内するよう仰せつかっております。こちらへどうぞ」
ラミールさんに案内されて応接室に向かった。途中でクリスさんがラミールさんに話しかける。
「ラミール。元気そうね」
「ええ。おかげさまでまだまだ元気ですよ、クリスお嬢様。お嬢様も変わりなご様子で何よりです」
ラミールさんは優しく微笑んで答えた。それだけで、クリスさんが屋敷の人達に好かれていることが理解できる。
「お嬢様が新興の商人に雇われると聞いた時は不安に思ったものですが……大切にして頂いているようですね」
「ええ。毎日楽しく過ごしています」
「それはそれは。本当によろしゅうございました」
ラミールさんが応接室の扉の前に立って、こちらを振り向く。そして俺と目が合うと、深々とお辞儀をした。
「アレン様、私ごときが述べることではございませんが、お嬢様を守って頂き、誠にありがとうございます。使用人一同、同じ気持ちです。心からの感謝を申し上げます」
突然の言葉に俺は返事をすることができない。父さんがちらりと俺を見てからラミールさんに返事をしてくてくれる。
「お気になさらず。息子は店長として、男として、当たり前のことをしたまでです。ですが、お言葉には感謝致します。息子も誇らしいでしょう」
父さんの言葉にラミールさんは顔を上げてほほ笑んんだ。
「優秀なご子息ですね」
「ええ。自慢の息子です」
ストレートに褒められて、俺は顔が熱くなるのを感じた。俺が言葉を失っていると、ラミールさんは俺達を応接室の中に案内してくれる。
「こちらが応接室です。まもなく主人も参りますので、おかけになってお待ちください」
応接室では、メイドさん達がお茶や軽食を用意してくれていたが、俺にはそれらを口にする余裕はなかった。
(ブリスタ子爵が来る前に顔のほてりを覚まして平常心にならなければ!)
俺はソファーに座って心を落ち着けることに集中する。俺の分の軽食はユリが食べたようだが、それに気づく余裕すらなかった。
5分程すると、応接室の扉がノックされる。俺達がソファーから立ち上がるとメイドさんが扉を開けてくれた。
「クリス! 戻ったか!」
「お父様!」
扉の外にいた男性がブリスタ子爵だろう。ブリスタ子爵は応接室に入るとソファーに座った。
「皆さんも遠路はるばるよく来られた。どうぞ、座ってください」
「失礼します」
ブリスタ子爵に促され。俺達もソファーに座る。
「ご存じかもしれんが、私の名はオルフェス=ブリスタ。クリスの父親だ。ブリスタ領を治める貴族で、子爵位を授かっている」
「ご丁寧にありがとうございます。私はクランフォード商会会頭のルーク=クランフォードと申します。こちらは、妻のイリスと子供のアレン、ユリ、バミューダです」
「ふむ。クランフォード商会の方々だな。そちらは?」
ブリスタ子爵はマリーナさん達を見て聞いた。
「お初にお目にかかります、ブリスタ子爵。私はフィリス工房の工房長を務めておりますマリーナ=フィリスと申します。こちらは、妹のミケーラです」
マリーナさんの挨拶に驚いてしまう。
(マリーナさんにこんな丁寧な言葉遣いができるなんて!)
「フィリス工房……クリスからの手紙に書いてあった工房か! 我が領の漆を使いたいとか」
「その通りです。ぜひともブリスタ子爵のお力をお借りしたく――」
「――よい! 事情は聞いている。サーシスの件は我々の落ち度だ。今回、漆は無料で塗らせてもらう。それから、サーシス領にて被害者に配る商品には通行税を掛けないことにした。漆塗りが終わり次第、そのままサーシス領に持っていくがよい」
「あ、ありがとうございます!」
多少の値引きは期待していたが、無料にしてくれるとは思わなかった。ミッシェルさんが『貴族にしては珍しく誠実な方』と言っていたのもわかる気がする。
「漆は今回だけでなく、継続的に使用したいのだろう? それについては明日時間を作るので、別途話すとしよう。良いかな?」
「はい! ご配慮に感謝します」
「結構! さて――」
ブリスタ子爵は俺を見た。
「――君がアレン殿だね?」
「はい。クランフォード商会の支店長を務めております、アレン=クランフォードです」
「ふむ………………」
ブリスタ子爵の視線は俺を値踏みしているようだったが、不思議と嫌な感じはしない。
「……なるほど。アレン殿はクリスと婚約したいと考えていると聞いたのだが正しいかな?」
「――はい! 私はクリス様と婚約したいと考えております」
俺は即答する。
「なるほどなるほど! さて、ルーク殿。ルーク殿はアレン殿とクリスの婚約について、どのようにお考えで?」
「……私としては、息子の望みをかなえてやりたいと考えております」
「ふむ。貴族の娘を娶るとなると、多額の結納金を請求されることもあるが、構わんのか?」
「構いません。クランフォード商会をここまで大きくしたのはアレンです。そのアレンのために金を使うのは道理でしょう?」
「なるほどな。……クリス、お前はどう考える?」
ブリスタ子爵が今度はクリスさんに聞いた。婚約の場で子供達の意見を聞くのは珍しいが、ブリスタ子爵らしいと思う。
「わたくしとしては、アレンさんと婚約出来れば、ブリスタ領の発展につながると考えます。先ほど、フィリス工房の方が漆を塗りたいと言っていた商品はアレンさんが開発された娯楽品です。わたくしとアレンさんが婚約すれば、ブリスタ領の漆はますます広まっていくでしょう。それに――」
「――そういうのはいい。アナベーラ会頭からも話は聞いているからな。だが、それだけなのか?」
「……それだけ、とは?」
「お前の気持ちを聞いている」
「わ、わたくしの気持ちですか?」
「ああ。アレン殿は即答したぞ。『お前と婚約したい』と。お前はどうなのだ?」
「そ、それはその……わ、わたくしもアレンさんと婚約できたらといいなと……」
実の親に恋心を打ち明けるとは恥ずかしいのだろう。クリスさんは顔を真っ赤にして答えた。
「ほう。お前がそんな顔をするとは……ずいぶん惚れたようだな」
「い、いや……あの……えっと……」
「なんだ? 違うのか? では、ブリスタ領のために仕方なく、婚約するのか?」
「――! そんなことはありません! わたくしはアレン様をお慕いしております!」
クリスさんの告白に、俺は再び顔が赤くなるのを感じる。そんな俺を見て、クリスさんもさらに顔を赤くした。真っ赤になった俺達の前で、ブリスタ子爵は肩を震わせている。
「……ふっ、ふふ、あっはははは! 相変わらずクリスは可愛いな」
「お、お父様?」
「マリア! 撮ったか!?」
「もちろんですわ! あなた!」
ブリスタ子爵が応接室の扉の方を向いて声をかけると、ビデオカメラのようなものを持った女性が返事を返した。
(そういえば、メイドさん、応接室の扉閉めなかったな…………)
「お母様!? そんなところで何を!? いえ、それよりその魔道具は!!」
「あら、クリスってば。そんな大きな声を出してはしたないわ。アレンさんに嫌われてしまいますよ?」
「な! そ、そんなことありえません!」
「あらあら、お熱いわね」
「お母様!!」
クリスさんは抗議するが、女性はどこ吹く風といった様子だ。
(クリスさんのお母様……だよな。どう考えても)
青髪青眼でどことなくクリスさんに似た雰囲気の女性は、応接室に入ってくるとブリスタ子爵の隣に座り、にっこりと笑う。その間も、ビデオカメラのようなものはずっとクリスさんに向けられていた。
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