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第3章 躍進の始まり
68.【取り調べ2 身元引受制度】
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「ミルキアーナ男爵……」
「――これはこれは。アレン殿にクリス子爵令嬢。それにナタリー殿まで。…………ん? クリス子爵令嬢。大丈夫か?」
「あ、いえ……これはその……」
「……はぁ。アレン殿。こういう時、貴様がフォローしなくてどうする? 女性の泣き顔を他人に見せるな」
そう言ってミルキアーナ男爵はそっぽを向く。俺は慌ててハンカチをクリスさんに手渡した。
「気遣いが足りなくて、申し訳ありません。クリスさん、こちらを」
「ありがとうございます。助かります」
「クリス様、一度席を外しましょう。私が外までお付き合いしますので」
取り調べ室では、サーシスが屋敷で女児達にどのような行いをしていたか詳しく確認している所だ。確かに、この話をクリスさんが聞く必要はないだろう。だが、クリスさんはナタリーさんからの申し出をきっぱりと断った。
「いえ。ナタリー様のお気遣いには感謝致しますが、わたくしはこの取り調べを聞かなければなりません」
「クリス様、それは――」
「――ほう。立派な心掛けだな」
「ミルキアーナ男爵、立派とは?」
「分からんか? アレン殿。捕らわれた女児達は誰の代わりに痛めつけられたと思う?」
そう言われてようやく俺はクリスさんの意図を理解する。
「ですが、それは――」
「――ああ、そうだ。クリス子爵令嬢に責任などない。悪いのは全てあのクズだ。だがな、上に立つものはそうも言ってられない。止められる立場にあったのだから、止めなければならなかったのだよ。我々は」
ミルキアーナ男爵の言葉には怒りがにじみ出ていた。その怒りは、非道な行いをしたサーシスに向けた物か、それとも、止められなかったミルキアーナ男爵自身へ向けた物か……おそらく、両方なのだろう。
「まぁ、貴族令嬢がそこまで背負う必要はないと思うがな」
「……サーシスの狙いはわたくしでした。あの男の執念深さは知っていたのですから、良からぬことをしでかさないよう、監視するべきだったのです。それなのにわたくしは、自分が逃げられたことに安堵してしまい、何もしませんでした。わたくしも……お父様も……」
「ブリスタ子爵は私のせいで忙しかったと聞く。気付けなくても仕方がないだろう」
「それでも……です。知らなかったでは済まされません」
「そうか……そうだな」
そう言って、クリスさんとミルキアーナ男爵は、まっすぐ、取り調べ中のサーシスを見た。
(これが……貴族の考え方……いや、上に立つ者の責任、か……)
俺自身が貴族になるつもりはない。だけど、支店長を務める以上、責任について、ちゃんと理解しておく必要があるだろう。
そんなことを考えていると、ミルキアーナ男爵が、俺に話しかけてきた。
「ところでアレン殿。サーシスの身柄だが、私が預かってよいか?」
「身柄……ですか?」
「……なんだ知らんのか? 称号剝奪法では貴族位を剥奪して、平民に落とす事が最高刑だ。サーシスも、まず間違いなく伯爵位を剥奪され、今の屋敷や多少の利権は失うだろうが、それだけだ。かなりの金が奴の手元に残る。つまりこのままだと、奴は取り調べが終わり次第、どこかの店でうまい酒を飲める、というわけだ」
「…………は?」
「貴族は、『貴族である』ということを一番の誇りにしている。その誇りを奪われるのだから罰として十分だろう……という考え方だな」
(そんな甘い罰則で許されていいわけがない!)
「そんな――」
「――それが法だ」
この国の法を作っているのは、王族であり、貴族だ。自分達への罰なんて軽く作るに決まっている。
「……納得できない気持ちは分かる。だから被害者が加害者の身柄を預かるのだ」
「……どういうことですか?」
「身元引受制度という制度がある。もともとは貴族位を剥奪され、平民となった者に、元通りとはいかないまでも贅沢な暮らしを続けさせるための制度だ。要は貴族同士がかばい合うための制度だったのだが、シャル王女がこの制度を上手く利用する事を思いつかれたのだ」
シャル王女はこの国の膿を出すために動かれているそうだ。気になって調べたところ、やはり最近多発していた称号剝奪法が適用された際の貴族たちの嫌疑は、シャル王女からによるものだった。
「身元引受制度では、枢密顧問官が身元の引受先を決めるが、枢密院はシャル王女の手によって綺麗な組織になっている。当然、貴族同士の庇い合い等、許すわけがない。最近、貴族位を剥奪された貴族達は、皆、その貴族の被害者が身元引受人となっているぞ。自分達を迫害していたものが、自分達より弱い立場になってやってくるのだ。引き渡された元貴族の末路は悲惨だろうな」
「……なるほど。サーシスの場合、俺かクリスさんが身元引受人になる、というわけですね」
「ああ。サーシスの最初の嫌疑は貴様らが被害者だ。貴様らが第一候補になるだろう。だが、貴様らはサーシスの身柄など預かっても困るであろう? 復讐したり、ましてや拷問したりなどできそうにないからな」
「そう……ですね……」
正直、サーシスにはムカついているし、殺してやりたいとすら思っている。だが、実際に自分で復讐したり、拷問したりできるかと言われると自信がなかった。
「そこで、私が身元引受人になるのだ。私も娘を襲われた被害者だからな。目には目を、歯には歯を。貴様らや捕らわれていた女児達の分まで、私がふさわしい報いを受けさせてやる」
ミーナ様を襲われたミルキアーナ男爵ならサーシスをかばったり甘い処置で済ませるようなことはしないだろう。クリスさんを見ると、黙って頷いてくれた。
「……分かりました。サーシスの身元引受人はミルキアーナ男爵にお任せします」
「任された。後悔はさせぬと約束しよう。取り調べの後、枢密顧問官とサーシスを含めて身元引受人の話になる。その際に、サーシスには少しいい夢を見てもらうつもりだが、貴様らは私に騙されるなよ」
そう言ってミルキアーナ男爵は冷たい笑みを浮かべた。
「――これはこれは。アレン殿にクリス子爵令嬢。それにナタリー殿まで。…………ん? クリス子爵令嬢。大丈夫か?」
「あ、いえ……これはその……」
「……はぁ。アレン殿。こういう時、貴様がフォローしなくてどうする? 女性の泣き顔を他人に見せるな」
そう言ってミルキアーナ男爵はそっぽを向く。俺は慌ててハンカチをクリスさんに手渡した。
「気遣いが足りなくて、申し訳ありません。クリスさん、こちらを」
「ありがとうございます。助かります」
「クリス様、一度席を外しましょう。私が外までお付き合いしますので」
取り調べ室では、サーシスが屋敷で女児達にどのような行いをしていたか詳しく確認している所だ。確かに、この話をクリスさんが聞く必要はないだろう。だが、クリスさんはナタリーさんからの申し出をきっぱりと断った。
「いえ。ナタリー様のお気遣いには感謝致しますが、わたくしはこの取り調べを聞かなければなりません」
「クリス様、それは――」
「――ほう。立派な心掛けだな」
「ミルキアーナ男爵、立派とは?」
「分からんか? アレン殿。捕らわれた女児達は誰の代わりに痛めつけられたと思う?」
そう言われてようやく俺はクリスさんの意図を理解する。
「ですが、それは――」
「――ああ、そうだ。クリス子爵令嬢に責任などない。悪いのは全てあのクズだ。だがな、上に立つものはそうも言ってられない。止められる立場にあったのだから、止めなければならなかったのだよ。我々は」
ミルキアーナ男爵の言葉には怒りがにじみ出ていた。その怒りは、非道な行いをしたサーシスに向けた物か、それとも、止められなかったミルキアーナ男爵自身へ向けた物か……おそらく、両方なのだろう。
「まぁ、貴族令嬢がそこまで背負う必要はないと思うがな」
「……サーシスの狙いはわたくしでした。あの男の執念深さは知っていたのですから、良からぬことをしでかさないよう、監視するべきだったのです。それなのにわたくしは、自分が逃げられたことに安堵してしまい、何もしませんでした。わたくしも……お父様も……」
「ブリスタ子爵は私のせいで忙しかったと聞く。気付けなくても仕方がないだろう」
「それでも……です。知らなかったでは済まされません」
「そうか……そうだな」
そう言って、クリスさんとミルキアーナ男爵は、まっすぐ、取り調べ中のサーシスを見た。
(これが……貴族の考え方……いや、上に立つ者の責任、か……)
俺自身が貴族になるつもりはない。だけど、支店長を務める以上、責任について、ちゃんと理解しておく必要があるだろう。
そんなことを考えていると、ミルキアーナ男爵が、俺に話しかけてきた。
「ところでアレン殿。サーシスの身柄だが、私が預かってよいか?」
「身柄……ですか?」
「……なんだ知らんのか? 称号剝奪法では貴族位を剥奪して、平民に落とす事が最高刑だ。サーシスも、まず間違いなく伯爵位を剥奪され、今の屋敷や多少の利権は失うだろうが、それだけだ。かなりの金が奴の手元に残る。つまりこのままだと、奴は取り調べが終わり次第、どこかの店でうまい酒を飲める、というわけだ」
「…………は?」
「貴族は、『貴族である』ということを一番の誇りにしている。その誇りを奪われるのだから罰として十分だろう……という考え方だな」
(そんな甘い罰則で許されていいわけがない!)
「そんな――」
「――それが法だ」
この国の法を作っているのは、王族であり、貴族だ。自分達への罰なんて軽く作るに決まっている。
「……納得できない気持ちは分かる。だから被害者が加害者の身柄を預かるのだ」
「……どういうことですか?」
「身元引受制度という制度がある。もともとは貴族位を剥奪され、平民となった者に、元通りとはいかないまでも贅沢な暮らしを続けさせるための制度だ。要は貴族同士がかばい合うための制度だったのだが、シャル王女がこの制度を上手く利用する事を思いつかれたのだ」
シャル王女はこの国の膿を出すために動かれているそうだ。気になって調べたところ、やはり最近多発していた称号剝奪法が適用された際の貴族たちの嫌疑は、シャル王女からによるものだった。
「身元引受制度では、枢密顧問官が身元の引受先を決めるが、枢密院はシャル王女の手によって綺麗な組織になっている。当然、貴族同士の庇い合い等、許すわけがない。最近、貴族位を剥奪された貴族達は、皆、その貴族の被害者が身元引受人となっているぞ。自分達を迫害していたものが、自分達より弱い立場になってやってくるのだ。引き渡された元貴族の末路は悲惨だろうな」
「……なるほど。サーシスの場合、俺かクリスさんが身元引受人になる、というわけですね」
「ああ。サーシスの最初の嫌疑は貴様らが被害者だ。貴様らが第一候補になるだろう。だが、貴様らはサーシスの身柄など預かっても困るであろう? 復讐したり、ましてや拷問したりなどできそうにないからな」
「そう……ですね……」
正直、サーシスにはムカついているし、殺してやりたいとすら思っている。だが、実際に自分で復讐したり、拷問したりできるかと言われると自信がなかった。
「そこで、私が身元引受人になるのだ。私も娘を襲われた被害者だからな。目には目を、歯には歯を。貴様らや捕らわれていた女児達の分まで、私がふさわしい報いを受けさせてやる」
ミーナ様を襲われたミルキアーナ男爵ならサーシスをかばったり甘い処置で済ませるようなことはしないだろう。クリスさんを見ると、黙って頷いてくれた。
「……分かりました。サーシスの身元引受人はミルキアーナ男爵にお任せします」
「任された。後悔はさせぬと約束しよう。取り調べの後、枢密顧問官とサーシスを含めて身元引受人の話になる。その際に、サーシスには少しいい夢を見てもらうつもりだが、貴様らは私に騙されるなよ」
そう言ってミルキアーナ男爵は冷たい笑みを浮かべた。
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