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第3章 躍進の始まり
58.【ミルキアーナ男爵4 ミーナ様の初恋】
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頭を下げたミーナ様を前にして、俺はクリスさんを見る。クリスさんは困ったような顔をしながらも、笑みを浮かべていた。俺の視線に気付いたクリスさんが頷いてくれる。
俺は覚悟を決めた。
「頭を上げてください」
そう言ったが、ミーナ様は顔を上げようとしないので、仕方なく話し続ける。
「私は婚約を受けようと考えています」
「本当ですの!?」
ミーナ様は勢いよく顔を上げた。
「ええ。以前は事情が分からずお断りしてしまいましたが、ミーナ様さえよければ受けさせて頂こうと考えています」
俺がそう言うと、ミーナ様は少しだけ苦しそうな顔をされる。
「ありがとうございます。その……クリス様も本当によろしいですの?」
「もちろんです。ミーナ様でしたら大歓迎ですよ」
ミーナ様がクリスさんを見た。クリスさんは笑顔で答えるのだが、なぜかミーナ様はうろたえた。
「あの時は本当に……本当に申し訳ありません。どうか許してくださいませ」
ミーナ様はそう言って再び頭を下げる。
(あの時? 昔何かあったのか?)
クリスさんを見ると今度はクリスさんが戸惑った表情をしている。
「……もしかして、7年前の工房の事をおっしゃっていますか?」
「は、はい」
俺は何のことか分からず、ミーナ様とクリスさんを見ていた。俺の視線に気付いたクリスさんが説明してくれる。
「7年前、とある商人が開発した新製品が大流行しました。すぐに商人だけでは製造が追い付かなくなり、工房に委託することにしたそうです。ただ、当時、工房はどこも忙しく、あまり実績のない商人の委託を受けてくれる工房はありませんでした」
俺は父さんがフィリス工房にコネを持っていたからスムーズに委託できたが、普通は工房探しに苦労するそうだ。
「そこで、わたくしのお父様が、『ブリスタ領にその商人専用の工房を作るので、そこに委託してはどうか』と提案したのです。工房を作れば、雇用も生まれますし、税収も増えます。工房を建設するための投資分は3年もあれば回収できる見込みでした。提案された商人は喜んで承諾したそうです。ですが、いざ工房が完成し、商品の製造を開始しようとした時、その商人から製造しないで欲しいと連絡が入りました」
「……え?」
(工房ができたタイミングで?)
「詳しくお話を聞くと、『ミルキアーナ男爵の娘と結婚することになり、ミルキアーナ領の工房で製造をするので、そちらでは作らないでくれ」との事でした」
「なっ!」
「怒ったお父様が、商人に抗議に行ったのですが……『ブリスタ子爵の娘をワシの妻としてくれるなら、ブリスタ領でも製造しましょう』と言われてしまったそうです。当時、婚約者のいないブリスタ家の娘はわたくしと3つ上の姉だけでした」
「……その商人って――」
「――当時、35歳と聞いております」
(またロリコンか!)
「結局、新しく建築した工房で新商品を製造することはできませんでした。違約金として初回発注分の料金は支払われたそうですが、投資分から比べると雀の涙です。工房を新商品専用の工房として作ってしまったので、わたくし達は根本からの見直しを余儀なくされました」
新商品専用に作った工房で他の商品を製造するのは難しいだろう。
「工房を改修し、他の商品の開発を行えるようにするために追加の投資が必要で……お父様は苦労したようです。ですが、現在では少しづつ収益が出せるようになり、もう数年もすれば投資分も回収できる見込みです。ですので、ミーナ様が気にされることはありません」
「ですが、わたくし達を恨んでおりますでしょう?」
「え? そんなことありませんよ?」
クリスさんはポカンとした表情を浮かべているが、ミーナ様は信じられないようだ。
「そんなはずありませんわ! あの時、工房が問題なく稼働していれば、サーシス伯爵が何をしても、ブリスタ領が揺らぐことはありませんでしたもの! そうであれば、クリス様がこんな家に嫁ぐ必要もなく、今頃は…………あっ……」
(こんな家って……まぁ大した家じゃないけど貴女も嫁ごうとしている家なんだけどなぁ)
俺の視線に気付いたミーナ様が慌ててフォローする。
「ち、違いますの! クランフォード家は素敵な家だと思いますわ! わたくしが嫁ぐ先としては最高の家だと思っていますの! ですが、クリス様は……クリス様には、伯爵家どころか侯爵家からも縁談が来ていたと聞きましたわ! そんなクリス様が嫁ぐ先としては……その……」
それは知らなかった。侯爵家と比べたら『こんな家』と言われても仕方ないだろう。
「そうなんですか?」
「……昔の話です。それに、その縁談を受けなくてよかったと、今は思っています」
クリスさんはそう言ってくれたが、侯爵家よりクランフォード家の方が良いとは思えなかった。
「本当ですよ。さんざんわたくしを『妻に』と言っていた皆さんが、工房の件があってから『妻ではなく妾に』と言ってくるようになりました。つまり、皆さんの本音はそういう事だったのですよ。子爵令嬢である私が身の丈が合わない結婚をしても、幸せにはなれなかったでしょう」
高位の貴族程、血を重んじると聞く。おそらく、跡取りに子爵家の血が入ることを嫌がったのだろう。本音が『そう』なのであれば、たとえクリスさんが正妻になっても、跡取りでもめることは目に見えている。
(身の丈に合わない玉の輿は楽じゃないってことか……)
「それに、おかげでアレンさんと出会うことができましたから。むしろ感謝しています」
クリスさんはそう言って顔を赤くしながらもほほ笑んでくれる。
「そう言っていただけると嬉しいです。」
俺もそう言って、クリスさんを見ながら微笑み返した。そんな俺達の様子を見ながら、ミーナ様が聞いてくる。
「あの……もしかしてクリス様、アレン様に恋されてますの?」
「……ええ。そうですよ」
「そ、そうなんですね ……うらやましいですわ………………」
(あれ、この反応……)
ミーナ様の言葉に、誰かへの想いを感じた。クリスさんも何かを感じ取ったようだ。
「……もしかしてミーナ様、誰かに恋されてます?」
「――っ!! いえ、あのえっと……そ、そんなことありませんですわよ!」
クリスさんがミーナ様に聞くと、ミーナ様は顔を真っ赤にした。
「ミーナ様。お顔が真っ赤ですよ」
「はぅっ!」
慌てて両手で顔を隠すがその行動が内心を如実に表している。俺に嫁ごうとしているのにそれでいいのかとも思ったが、恋心をコントロールできない気持ちはよく分かった。
「うふふ。ミーナ様……可愛らしいですね」
「うぅ……違いますの。今朝までは好きな方なんていませんでしたの」
「あら。という事は今日一目惚れされたんですか?」
クリスさんの声がわくわくしているように感じる。クリスさんも恋バナが好きなようだ。
「一目惚れ……そうですわね。ですが、わたくしはアレン様に嫁ぐ身。そのような思いを頂くことは無礼に――」
「――そんなことありませんよ? 一目惚れ、素敵じゃないですか。何があったんですか? ぜひ教えてください」
ミーナ様の決意を遮ってクリスさんが聞いた。
「え、えと……その……アレン様はご存じだと思いますが……あの方はわたくしを助けてくださったんです……」
「「……え?」」
(あれ、それって……)
俺とクリスさんは顔を見合わせた。
「ですが! わたくしはミルキアーナ男爵の娘ですの! 恋にうつつを抜かすようなことは――」
「――ミーナ様、その方って……」
「……ア、アレン様もご存じの方ですわ」
再び決意を遮られたミーナ様が、さらに顔を赤くして答える。
「先ほどわたくしを助けてくださったお方。バミューダ様ですわ!」
(あ、やっぱり)
俺とクリスさんは再び顔を見合わせた。
俺は覚悟を決めた。
「頭を上げてください」
そう言ったが、ミーナ様は顔を上げようとしないので、仕方なく話し続ける。
「私は婚約を受けようと考えています」
「本当ですの!?」
ミーナ様は勢いよく顔を上げた。
「ええ。以前は事情が分からずお断りしてしまいましたが、ミーナ様さえよければ受けさせて頂こうと考えています」
俺がそう言うと、ミーナ様は少しだけ苦しそうな顔をされる。
「ありがとうございます。その……クリス様も本当によろしいですの?」
「もちろんです。ミーナ様でしたら大歓迎ですよ」
ミーナ様がクリスさんを見た。クリスさんは笑顔で答えるのだが、なぜかミーナ様はうろたえた。
「あの時は本当に……本当に申し訳ありません。どうか許してくださいませ」
ミーナ様はそう言って再び頭を下げる。
(あの時? 昔何かあったのか?)
クリスさんを見ると今度はクリスさんが戸惑った表情をしている。
「……もしかして、7年前の工房の事をおっしゃっていますか?」
「は、はい」
俺は何のことか分からず、ミーナ様とクリスさんを見ていた。俺の視線に気付いたクリスさんが説明してくれる。
「7年前、とある商人が開発した新製品が大流行しました。すぐに商人だけでは製造が追い付かなくなり、工房に委託することにしたそうです。ただ、当時、工房はどこも忙しく、あまり実績のない商人の委託を受けてくれる工房はありませんでした」
俺は父さんがフィリス工房にコネを持っていたからスムーズに委託できたが、普通は工房探しに苦労するそうだ。
「そこで、わたくしのお父様が、『ブリスタ領にその商人専用の工房を作るので、そこに委託してはどうか』と提案したのです。工房を作れば、雇用も生まれますし、税収も増えます。工房を建設するための投資分は3年もあれば回収できる見込みでした。提案された商人は喜んで承諾したそうです。ですが、いざ工房が完成し、商品の製造を開始しようとした時、その商人から製造しないで欲しいと連絡が入りました」
「……え?」
(工房ができたタイミングで?)
「詳しくお話を聞くと、『ミルキアーナ男爵の娘と結婚することになり、ミルキアーナ領の工房で製造をするので、そちらでは作らないでくれ」との事でした」
「なっ!」
「怒ったお父様が、商人に抗議に行ったのですが……『ブリスタ子爵の娘をワシの妻としてくれるなら、ブリスタ領でも製造しましょう』と言われてしまったそうです。当時、婚約者のいないブリスタ家の娘はわたくしと3つ上の姉だけでした」
「……その商人って――」
「――当時、35歳と聞いております」
(またロリコンか!)
「結局、新しく建築した工房で新商品を製造することはできませんでした。違約金として初回発注分の料金は支払われたそうですが、投資分から比べると雀の涙です。工房を新商品専用の工房として作ってしまったので、わたくし達は根本からの見直しを余儀なくされました」
新商品専用に作った工房で他の商品を製造するのは難しいだろう。
「工房を改修し、他の商品の開発を行えるようにするために追加の投資が必要で……お父様は苦労したようです。ですが、現在では少しづつ収益が出せるようになり、もう数年もすれば投資分も回収できる見込みです。ですので、ミーナ様が気にされることはありません」
「ですが、わたくし達を恨んでおりますでしょう?」
「え? そんなことありませんよ?」
クリスさんはポカンとした表情を浮かべているが、ミーナ様は信じられないようだ。
「そんなはずありませんわ! あの時、工房が問題なく稼働していれば、サーシス伯爵が何をしても、ブリスタ領が揺らぐことはありませんでしたもの! そうであれば、クリス様がこんな家に嫁ぐ必要もなく、今頃は…………あっ……」
(こんな家って……まぁ大した家じゃないけど貴女も嫁ごうとしている家なんだけどなぁ)
俺の視線に気付いたミーナ様が慌ててフォローする。
「ち、違いますの! クランフォード家は素敵な家だと思いますわ! わたくしが嫁ぐ先としては最高の家だと思っていますの! ですが、クリス様は……クリス様には、伯爵家どころか侯爵家からも縁談が来ていたと聞きましたわ! そんなクリス様が嫁ぐ先としては……その……」
それは知らなかった。侯爵家と比べたら『こんな家』と言われても仕方ないだろう。
「そうなんですか?」
「……昔の話です。それに、その縁談を受けなくてよかったと、今は思っています」
クリスさんはそう言ってくれたが、侯爵家よりクランフォード家の方が良いとは思えなかった。
「本当ですよ。さんざんわたくしを『妻に』と言っていた皆さんが、工房の件があってから『妻ではなく妾に』と言ってくるようになりました。つまり、皆さんの本音はそういう事だったのですよ。子爵令嬢である私が身の丈が合わない結婚をしても、幸せにはなれなかったでしょう」
高位の貴族程、血を重んじると聞く。おそらく、跡取りに子爵家の血が入ることを嫌がったのだろう。本音が『そう』なのであれば、たとえクリスさんが正妻になっても、跡取りでもめることは目に見えている。
(身の丈に合わない玉の輿は楽じゃないってことか……)
「それに、おかげでアレンさんと出会うことができましたから。むしろ感謝しています」
クリスさんはそう言って顔を赤くしながらもほほ笑んでくれる。
「そう言っていただけると嬉しいです。」
俺もそう言って、クリスさんを見ながら微笑み返した。そんな俺達の様子を見ながら、ミーナ様が聞いてくる。
「あの……もしかしてクリス様、アレン様に恋されてますの?」
「……ええ。そうですよ」
「そ、そうなんですね ……うらやましいですわ………………」
(あれ、この反応……)
ミーナ様の言葉に、誰かへの想いを感じた。クリスさんも何かを感じ取ったようだ。
「……もしかしてミーナ様、誰かに恋されてます?」
「――っ!! いえ、あのえっと……そ、そんなことありませんですわよ!」
クリスさんがミーナ様に聞くと、ミーナ様は顔を真っ赤にした。
「ミーナ様。お顔が真っ赤ですよ」
「はぅっ!」
慌てて両手で顔を隠すがその行動が内心を如実に表している。俺に嫁ごうとしているのにそれでいいのかとも思ったが、恋心をコントロールできない気持ちはよく分かった。
「うふふ。ミーナ様……可愛らしいですね」
「うぅ……違いますの。今朝までは好きな方なんていませんでしたの」
「あら。という事は今日一目惚れされたんですか?」
クリスさんの声がわくわくしているように感じる。クリスさんも恋バナが好きなようだ。
「一目惚れ……そうですわね。ですが、わたくしはアレン様に嫁ぐ身。そのような思いを頂くことは無礼に――」
「――そんなことありませんよ? 一目惚れ、素敵じゃないですか。何があったんですか? ぜひ教えてください」
ミーナ様の決意を遮ってクリスさんが聞いた。
「え、えと……その……アレン様はご存じだと思いますが……あの方はわたくしを助けてくださったんです……」
「「……え?」」
(あれ、それって……)
俺とクリスさんは顔を見合わせた。
「ですが! わたくしはミルキアーナ男爵の娘ですの! 恋にうつつを抜かすようなことは――」
「――ミーナ様、その方って……」
「……ア、アレン様もご存じの方ですわ」
再び決意を遮られたミーナ様が、さらに顔を赤くして答える。
「先ほどわたくしを助けてくださったお方。バミューダ様ですわ!」
(あ、やっぱり)
俺とクリスさんは再び顔を見合わせた。
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