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第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!
3-104.マジュヌーン(56)死者の都 -戦う男
しおりを挟む「バルーディ、グワチャガ ダッグ バーワ?」
「ガゥア、ドゥイ。
悪ぃな、犬獣人語はよくわかんねえんだよ」
犬獣人語の詰問にそう返すと、隊長らしき犬獣人が堅苦しい帝国語で言い直す。
「猫獣人、貴様の所属、階級を言え」
厳しい軍装に厳しい面構え。改めて考えりゃ初めて見る、まともに動くリカトリジオスの兵士達。
最初に見たのは死霊術師に操られた動く死体で、次に見たのは変装したスパイ。ただし今回も、フォルトナの見立てが正しけりゃコイツらは既に食屍鬼ってコトになる。
「所属なんざねーぜ。ただダチを探しに来た流れ者だ。
テメーらこそ何だ? こんな所で何してやがる?」
別に答えを期待してなんざいねえが、とりあえずそう答えておく。
「なるほど、よかろう。貴様はこれより我らの捕虜となる。異存があるならば己の力で勝ち取ってみよ」
「そりゃ、どういう条件だ?」
「決闘に打ち勝てば勇士として厚遇される。
逃げ出したくば、我ら全員を殺すが良い」
いかにも言い慣れてるかの口上だ。
聞いてた通り、リカトリジオスにとっての「決闘」てのは、かなり神聖なもののようだ。
「なら、決闘をするぜ。
ルールは?」
「死、降伏、戦闘不能。
だが誇りあるリカトリジオス兵士は、よそ者に降伏はしない」
なんとも雑な何でもありだな。
「武器は?」
「武器ありか、徒手格闘か、貴様が選べ」
さて、危険を減らすなら当然徒手格闘だ。だがそれじゃあ欲しい情報を得るにゃちと足りない。仕方ねぇぜ、ちょっくら軽く命懸けだ。
俺は腰の山刀を抜いて低く構える。
「武器アリだ。合図は任せた」
「良かろう。ではボルマデフ、試合だ」
呼ばれて後列から前へと進み出てきたのは、見事なまでの逆三角形、筋骨隆々の犬獣人だ。
上背はそう高くもねえ。目算じゃあ160センチかちょいぐらいで俺と大差ねえ。全体は黄色に近い薄茶色の短毛。小さく垂れた耳にややつぶれたしわくちゃの顔立ち。
一言で言やあ、色違いのカリブルもどき、てなところか。
ボルマデフと呼ばれたその男は、手にしたでかい棍棒をぶん、と一振り。
鬼に金棒ならぬ犬に棍棒。歩いて棒に当たるのは猫じゃなく犬のはずだが、こいつの振り回す棒にはぜってー当たりたかねぇな。
「はじめよ!」
合図とともに双方武器を振り上げ気合の声とともに走り寄る……といきゃあいかにもそれっぽい絵面になるが、俺は相変わらず低い姿勢で後ろ手に山刀を構えたまま、あちらさんも両手持ちのでけえ棍棒を斜め上に担ぐように構え様子を伺う。
お互いに“見”かよ。リカトリジオスはもっと猪突猛進のイメージがあったが、ちと当てが外れたな。
まあいい。どっちにせよ俺のやり方は大して変わらねぇ。
一般的にゃあ犬獣人は猫獣人より身体能力がやや落ちると言われているが、実際のところ個対個の戦いにおいて差が出るのは、単純に筋力やスタミナ、瞬発力と言ったフィジカルだけじゃねぇ。
かつての、つまり前世での人間だった頃の感覚を覚えてる俺だからこそはっきり分かるが、この猫獣人って種族の持つ“感覚”ッてーのが、実際馬鹿にならねーほど鋭い。
まあもちろん、それらもあくまで人間種と比較しての話であって、本物の犬や猫と比べれば落ちるっちゃあ落ちるみてーだがな。
それでも……例えば嗅覚。嗅覚そのものについてはどうやら犬獣人の方が猫獣人よりやや鋭いらしいが、どちらも前世、またこちらの一般的な人間種じゃあ比較にならねーほどだ。
逆に聴覚に関しては猫獣人の方が犬獣人より上だ。猿獣人はそのどちらにも及ばない。視力を失うことで聴覚が異常に発達した“銀の腕”なんてのは稀有な例。
また、この3種の獣人種で言や、一般的な意味での視力が最も良いのは猿獣人になる。特に立体視と色彩感覚に関してはかなりのもんで、奴らの手先が器用だってのや工芸がうまいってもその辺に関係があるんだろう。ただそれは、見方を変えりゃあ獣人種の中で最も人間に近い目を持っているっていうことでもある。
この視力の差ってのには、それぞれにまた特徴がある。
例えば遠くを見るのが最も得意なのは蹄獣人。その代わり蹄獣人も俺たち猫獣人と似てて、近くのものの細かいところはあまりよく見えてないっぽい。
犬獣人が優れてるのは広範囲視野だ。つまり広い範囲のものを瞬時に把握する能力。奴らが集団戦に優れてる理由の一つにはこれがあるんじゃねえかと俺は思ってる。個々の兵士がまるで指揮官みてえな視野で、群れ全体を把握しながら戦えるってことだ。
そして俺達猫獣人は、夜目は効くがものの形がよく見えない、ということの他に、素早い動きのものを瞬時に捉える能力が高い。
俗に言う、動体視力ってやつだ。
これが、一対一の戦いの時にかなり効く。
クトリアの家畜小屋で生まれ育ち、地下から這い出て砂漠を旅し、動く死体やら川賊退治だ内通者探しだ様々な任務戦いを重ねて来て、その中で俺なりの工夫や視点で、これらの感覚の使い方を学び、また鍛えてもきた。
そして何より、前世が人間だったからこそ、今あげたみてーな各種族ごとの違いってものを客観的に捉えることができる。
人間たちにはどのくらいのことが分かりどこからが分からないのか。犬獣人、猿獣人、蹄獣人には何が分かり何が分からないのか? それらを客観的に比較して、それぞれの種族の特性を踏まえた上でどう対応すればいいかを考えられる。
天然素材で直感型、感覚型の戦士が多い生粋の猫獣人とは、その辺が違ってる。
で、対犬獣人だ。
あいつらの感覚は、斥候とか索敵といった任務に関しちゃあ図抜けた力を発揮する。
そこには性格気質の差もある。単純脳筋なカリブルなんかはその嗅覚の鋭さをそっち方面じゃ上手く活かせてねえが、全体的にはムラっ気のある猫獣人なんかとは違い、犬獣人は地味で退屈な追跡や索敵を長時間続ける忍耐力もある。
だが、そこでは大活躍する優れた嗅覚は、対個人戦だとそれほど大きくは出てこない。相手の感情なんかを匂いで感じとったり、逃げた相手を追跡するには大いに役立つが、目の前の相手をぶちのめすぞって時には、それほど効果的でもねえってことだな。
逆に、“銀の腕”がそうだったように、音による情報収集はタイマン戦でも結構生きる。
敵の攻撃の起こり……、例えばちょっとした体重移動、武器の握りこみ、呼吸音や鼓動……。
それらによりこれから敵が何をしようとしているのかを推察し、頭ン中で組み立てることができる。
その上で───この動体視力だ。
事前に攻撃の起こりを察知し、攻撃されてからも普通の人間の肉眼では捉えきれねえ速度の攻撃を目で捉えられる。
そこに、前世の人間時代、そして“砂漠の咆哮”の訓練生時代に培った様々な戦術、駆け引き、技能を上乗せしている今の俺は、並みの犬獣人にタイマンで負けることはまずありえない。
対面のカリブルもどきが重心を後ろにやや下げる。構えてる棍棒を勢いよく振り下ろそうってなタメの動作。
ほら来たぜ。今までの“見”の姿勢から、爆発的な勢いで突進してくる。軽トラ並み……はさすがに言い過ぎだが、大排気量のバイクみたいな勢いだ。これに当てられりゃたまったもんじゃねえな。
だが俺は、奴が動き出す前から姿勢をさらに低くし前へと走る。ムーチャよろしく、半ば転がるようにしてのすね払い。
サンダル履きだがすね当てをきちんとつけてるカリブルもどきにゃ、俺の山刀じゃ刃が立たない。それを分かってるから最初っから刃の方じゃなく背を使って打撃を与える。
すね当てに衝撃がほとんど吸収されても、それでもすねを打たれるッてなのはキツい。痛いだけじゃなく体勢も崩れる。
だが、受けたカリブルもどきも大したもんだ。よろけつつもバランスを維持し、そのまま数歩で踏みとどまる。すぐさま方向を修正し、ぐるりこちらへ向き直ると、再び棍棒を一閃しつつも振り上げる。足が短く重心が低いのが幸いしたのかもな。
だがその鍛えられた体幹も、二度目の衝撃には耐えられない。
体勢を変えてこちらへと向き直ったその直後、顔面に俺の蹴りを喰らいよろめいた。
続けて二撃三撃。山刀は変わらず背を使った峰打ち。カリブルもどきを殺さず、致命傷を与えずに痛めつけるのは、別に俺がサディストのクソ野郎だからでも、不殺の誓いを立てた人徳者だからでもねえ。
食屍鬼の持つ特性の一つ、身体に痛み、疲労、ダメージなどを受けることで、その正気が失われ食屍鬼の本質を露わにするというそれを確かめる……そのためだ。
そこそこの打撃をくらってから、奴は左腕の篭手で俺の山刀の背を受ける。受けてそのまま、右手一本で馬鹿でかい棍棒をぶんと振り回して反撃。だがその軌道上には、既に俺はいない。
再び地を這うほどに体勢を低くし、カリブルもどきの背後に回って膝裏だの首筋だのをしたたかに撃つ。
大振りの攻撃を回避、それから死角に回っての連撃。一発一発のダメージはデカくないが、繰り返し同じことをされ続ければ痛みに疲労、ダメージはたまるし、何よりもイラだってくる。そしてその苛立ちはさらに雑な攻撃へと繋がる。
このカリブルもどきは、体格から戦い方からと、見た目同様カリブルそっくりだ。だから対処法までほぼ同じ。獅子の谷の野営地で何度となく手を合わせてきたカリブルとの戦いの経験が、そのまま役に立つ。
そうして疲労とダメージと苛立ちを蓄積させていったカリブルもどきは、次第にその本性を露わにしていく。
「グルァゥルルル……」
実は血走り赤く輝き、だらしなく開いた口元からはよだれが垂れ始める。
「グアァァウルッッ!!!」
一際大きな唸り声とともに、まるで弾丸のように跳躍し飛びかかってくる。もはや武器も技術も戦術もありゃしねぇ。ただただ野生の本能、いや、殺傷欲求にのみ従ったかのような動き。
その予想外の激しい動きに、俺はかわすこともいなすこともできず、猛烈な体当たりをくらってのしかかられる。
くそマッチョなその両腕で俺の体に掴みかかり、狂犬みたいなよだれまみれの牙が俺の喉笛を噛みちぎろうとするが───その開かれた口が味わうのは、新鮮な俺の血……なんかじゃなく、闇の色をした刃だ。
“災厄の美妃”……。薄気味悪いクソジジイ、アルアジルが言うところの“辺土の老人”とか抜かす混沌の邪神。
そいつが作り出しこの地上にもたらしたとされる、魔力と生命を吸い取る呪われ、歪んだ黒い刃を持つ曲刀。
そして今は俺の心臓に住み着き、殺戮を振りまく機会をいつでも伺ってるヤベエ女だ。
今までは、強い殺意と魔力を向けて攻撃されない限りはこいつが姿を現すことはなかった。だが今は……そう、食屍鬼は、存在そのものが強い闇の魔力によって動かされている動く死体。言い換えりゃ魔力の塊そのものみたいな食屍鬼の攻撃に、“災厄の美妃”が反応してきた。
今ここで、このカリブルもどきの喉笛を切り裂き、存分に生命と魔力を食らわせてやりゃあ、“災厄美妃”は大喜びしただろう。だが悪いが今はそのタイミングじゃねえ。
「グガァグルルゥゥッッ!?」
何が起きたかわからねーだろうが、“災厄の美妃”に食いついたカリブルもどきは、その口の両端を軽く切り裂かれると同時にまた、焼けただれさせる。
俺はその“災厄の美妃”の柄を逆手に握り直すと、す、す、す、と、筋を引くかのようにカリブルもどきの露出した皮膚を切り裂く。
ただそれだけで、奴の中の魔力が“災厄の美妃”へと吸い込まれて行くのが俺にも分かった。
「グゴゥアァ……!?」
まるで突然呼吸困難を起こしたみてーに喉元を押さえながら倒れこむカリブルもどき。
のしかかっていた俺へと、そのまま力を失い倒れこむところを、俺は危うく回避して避ける。
「よぅ、こいつはもう戦闘不能……ってことでいいよな?」
立ち上がりつつ空惚けてそう宣言すると、
「ほとんど攻撃も当てられず、取り乱した挙句に疲れ果てて倒れるとは……情けない奴め!
だが、よかろう。勝ちは勝ちだ。貴様を勇士として認めよう」
隊長らしき男が不承不承そう認める。カリブル同様、俺の戦い方はよっぽど犬獣人達の好みじゃねえらしい。
▽ ▲ ▽
連れて行かれたのは廃都アンディルの城門をくぐってしばらく進んだ大きめな建物。玉ねぎみたいな丸い屋根のある尖塔が四方にある長方形。広めの中央ホールには、もはや崩れて原型は留めていないが、でかい像があったような形跡がある。もしかしたら昔は寺院か礼拝堂みたいな宗教施設だったのかもしれねえな。
そこにはさらに、十人ほどの犬獣人兵士たち。
「何者だ?」
「人探しとやらでこの地を訪れていた流れ者の猫獣人です。試合をして勇士となったため、捕縛せず連れて参りました」
俺を連れてきた隊長が、待っていた別の隊長らしき男に報告する。ピンと立った耳をし、黒から焦げ茶に近い毛色と短毛。パッと見はやや野暮ったいシェパード風……てなところか? どうやら立場はあっちの方が上らしい。
「なあ、あんたらいつもこんなことやってんのか? つまり、見かけた連中に片っ端から試合とやらをふっ掛けて、勝ったか負けたかで処遇決めるっ……て言うことをよ」
「ふん……、勇士となったのならば答えてやろう。
ああ、いかにもその通りだ。ただし、その資格ありと認められたら、の話だがな。
我らは武勇を尊ぶ。そして公正なる試合において勝った者は、その武勇を認められるのだ」
古くせー不良漫画なんかじゃ「タイマンはったらダチ」みてえな価値観のものがあるが、こいつら的には「タイマン張って勝ったなら勇士、負ければ奴隷か殺すか」の二択らしい。
「へえ……それじゃあここには今他に、勇士になったやつってな居るのかい?
いや、負けて奴隷になったやつでもいいが」
「探し人とやらか? お前にとっては残念だろうが、ここにきて新たに勇士として迎え入れたものはいない。
かつて捕虜にされ、その中から這い上がり兵士として認められたものならば居るがな」
そういうシェパード隊長は、取り立てて嘘をついてるようには見えねえ。もっともこのシチュエーションで俺に嘘をつく意味もねーから、多分本当の事を言ってるんだろう。だがだとしたら、最初に見つけた争ったような形跡は一体何だ?
その答えは、続く隊長の言葉によって明らかになる。
「だが、数日前に化け物の群れに襲われ、町の奥へと逃げていった集団ならいたぞ。その化け物集団は我等が倒してやったがな!」
かかか、と笑うシェパード隊長。
その話が……、まあつまり、化け物と戦っていた者達がいて、その化け物とこいつらも戦ったという話が本当なら、少なくともこの部隊はその化け物……食屍鬼に一度全滅させられ、だが同様に食屍鬼化して蘇えるも、未だその事実に気づいてない……ってー話になるな。
なら……後はその「逃げてった奴ら」がどこに行ったか……、だ。
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