遠くて近きルナプレール ~転生獣人と復讐ロードと~

ヘボラヤーナ・キョリンスキー

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第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!

3-92.クトリア議会議長、レイフィアス・ケラー「それはいけません」

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 光り輝くのは【魔法の盾】。魔力により形作られ、魔法も物理的な攻撃もはねのける基礎的だが強力な防御の魔法。エヴリンドは左手にそれを掲げつつ、右手の山刀でその巨大な鎌を振りかざす魔虫、大カマキリのそのカマを両断する。
 山刀はマーラン氏による【鋭い刃】の呪文による効果で切れ味は増しているし、僕がかけた【硬質化】で強度も高まっているから、硬い大カマキリの外骨格も切り裂き砕ける。
 最初は十匹ばかり居た大型犬から子牛並の大きさの恐怖の殺人大カマキリの数は、既に半数ほどへと減っている。
 
「レイフ!」
 鋭く叫ぶ背中はエヴリンドのもの。
「うかうかと人間どもに乗せられて調子に乗っているからこんな事になる!」
 ガツンとお説教だけども、ええ、本当にその通りです反省します。
「だがな……」
 軽く振り返る横顔には僅かな笑みがちらり。
「久し振りに気分が良いぞ! つまらん政治ごっこなんぞより、はるかにな!」
 結果、エヴリンドさんのストレス発散にはなったみたいで、それは何よりです。
 
 □ ■ □
 
 話は四半刻程前に遡る。大ざっぱに30分くらい前、ね。
 穴掘りネズミ牧場よりもさらに下った地下遺跡の一角。
 三層ほどがぶち抜かれたホールは、中央に向かってすり鉢状になり、その真ん中が八角形の空間。
 まさにちょうど、オクタゴンのバトルステージといった具合だ。
 そのオクタゴンのバトルステージは、これまた高いドワーフ合金製の格子で囲まれていて、それぞれの角を武装した戦士達が囲んでいる。
 そのさらに周囲をぐるり囲む階段状の空間が観客席、という具合だ。
 
 観客席にはおよそ二、三十人ほどの観客が居る。半分はこの東地区の住人らしいが、何人かは王国からの客らしき者や、他の街から来た者や交易商らしき者も居る。
 全体的にはまばら。闘技場と言うから手に汗握る白熱バトルにひしめく観客……なんてのを想像してたけど、ちょっと肩透かしだ。
 
「夜にならないとメインも始まらないからね~。今はまだ前座……余興だよ」
 僕のその内心を見透かしたかにそう言うリディア。
 そのリディアの後ろからついてってる僕から見ても、リディアの後ろ姿はごく普通の妙齢の女性としか見えない。背は僕よりは高いモノの細身。しなやかな手足も見た感じとしては例えばスティッフィさんなんかと比べれば折れそうに細い。
 しかし、細くはあるけど筋肉はしっかりとついているし、何よりも魔力。魔術師のそれというより、タイプとしてはエヴリンドや母のナナイ、またはジャンヌに近い。
 つまり、魔力循環により身体能力がかさ増しされ、身体も魔力も鍛えられている。
 
 恐らくは魔法戦士。比較的簡単に発動出来る魔術と、魔力循環による身体能力の向上を武器として戦うタイプだ。
 
 案内された先は、言うなれば貴賓席とでも言うかの場所。ただ階段状の石段のような他の席とは異なり、周りと区切られた長方形の区画で四方には柱があり、布の天蓋がかけられている。座席もきちんとした……というよりほまるで玉座。ただし真ん中の二対のそれは、これまた魔獣の皮、毛皮、骨、角等々で作られ装飾されている。
 なんというか、そう。ゲームに出てくる魔王の玉座、とでもいう感じだ。
 
 その右側へと着座するリディアは、細くしなやかな脚を見せつけるかに組み交差させ、手下達に運ばせたこれまた魔獣の角の杯を手にする。さらに魔王の玉座感の増した光景だが、サイドテーブルを挟んだこちら側への着席を促され、やや引き気味にリディアに倣う。
 革張りの座面に毛皮とで、見た目に反して座り心地はかなり良い。うーむ、巧の業。
 
「飲み物は要る?」
 そう話し掛けてくるリディアに、ああ、そう言えば、と思い出して、
「それでしたら、こちらはいかがですか?」
 と、マーラン氏へと促し、彼に預けていたボトル入りのボーマ製ヤシ酒を出す。
 同じく預けていた僕のマグには水で薄めて注ぎつつ、
「ボーマのヤシ酒です。同じモノを既に小樽でクレメンテ氏にも贈答していますが、よければこのボトルは貴方に差し上げます」
 個別に贈る用のストックだ。あと二、三本はあるはず。
 
「へぇぇ、例のあれだ! 良いね、良いね、イーネ!」
 どうやら知ってはいるらしい。言いつつ角の杯の残りを一気に飲み干すと、ボトルのそれを手下に注がせる。
 
「さあて、次はどんな組み合わせだっけ?」
 リディアが手下の一人にそう聞くと、
「例の負債回収で」
「ああ、アレね~」
 とのやりとり。
 
 負債……? と、ちょっと不穏な響きの言葉に胸がざわざわ……とざわめく。
 そうこうしているウチに闘技場内の一方のゲートが開き、そこから現れたのは鎧を着た小柄な人物。
 
「……魔獣同士で戦わせるのではないのですか?」
「そういう時もあるよ、闘士が居ないときはね。闘士が居るときはそいつが魔獣と闘う。
 勝てば賞金が出るから、なかなかの稼ぎにゃなるしね」
 つまみとして置かれたナッツらしきものと薫製肉とチーズをボリボリと口に放り込みつつリディアが答える。
 それはちょっと……ううーん、と思い再び闘技場内へと視線を向けて───絶句する。
 
 そこに居るのは、明らかに子供だった。前世の感覚で、ではない。せいぜいが10歳かそこら。下手をすればまだ小学生低学年くらいか。
 この世界の栄養状態からすれば、実年齢はもしかしたらもっと上かもしれない。
 けれども目に見える姿は、ハーフリングやドワーフでもないし、またジャンヌのように魔力循環を覚えているわけでもない。ただ身体に合わない皮鎧を身に付け、歯を食いしばりながら不安と恐怖に耐えているただの少年だ。
 
「か、彼は……何です!? 何故、こんな……」
 驚いてそう声を荒げる。
 驚いているのは後ろにいたクレメンテ氏やマーランも同様。特にクレメンテ氏は慌てて同様に異議を口にするが、リディアの手下達に丁重に引き離される。
「んー? 何だったけ?」
「水運びのガキです。荷牛が先月病気で死にまして、新しい荷牛を手に入れるのに借金を。
 その払いが滞り、返済のためにここへ」
「───だってさ。しっかし、流石にしょぼいなー、こりゃ。
 対戦相手は?」
「大カマキリです」
「アッハー、そりゃダメだ」
 
 借金返済のために無茶をせざるを得ないというのは、それ自体はどこにでもありふれた話ではあるだろう。前世でも、この世界でも、だ。
 しかし、だからと言って───。
 
「トマス!」
 そこに、僕より先にそう声を上げるのはマーランだ。
「こ、こんなの、ダメだ! 君は、何故そっち・・・に居るんだ!?
 や、止めさせないと!!」
 そっち、との言葉にトマス……クレメンテ氏の腹心として紹介されたマーラン似の青年を探すと、彼はクレメンテ氏の側ではなく明らかにリディアの側に侍っている。
 つまり……この街の「代表者」はクレメンテ氏だが、「支配者」は彼ではない。この一見すると小柄な魔法戦士、たれ目で人懐っこい顔をした彼女……リディアだ。
 
「マーラン」
 トマスと呼ばれた青年は、静かに深くそう囁くように続ける。
「私にはよく見えない・・・・・・んだよ。こういうこと……それがどんな事なのかね」
 恐らくはほぼ視力のないだろう目で、しかし十分に魔力を感知してこちらへと顔を向けつつそう返す。
 
「───幾らになりますか」
「ん?」
「貴方に幾ら払えば、彼の返済が済むのですか? 私が、全て払います」
 そう言うと、リディアは人懐っこいたれ目を薄く細めながらニヤリ。
「へええ、そうかい?
 そりゃありがたい話だね」
 
 僕はエヴリンドへと視線を送る。変わらずの無表情のまま、エヴリンドは懐から財布をとりだしじゃらりと音をさせる。
 
「そうね~、金の件はそっちで話して。
 ただ……今日はたしかあと───」
「3人です」
「3人、借金返済のために闘うシロートが居るんだよね~?」
「……全員払います」
「よっしゃ、成立!
 ……ただ、ね」
 
 何だ? 金は少年の分だけじゃなく、見も知らぬ全員分払う。これ以上何が要ると言うんだ?
 
「金の問題は片付いても、試合そのものをキャンセルってワケにゃあいかないのよね~。
 誰か代わりに戦ってくれる代闘士を用意してもらえないと、困るんだよねぇ~」
 
 ───そうして、僕等3人は闘技場へと降り立つことになる。
 
 □ ■ □
 
 残る大カマキリは体格の小さいものばかりで、これならば、と僕は使い魔の精霊獣、水馬ケルピーの【水の奔流】で押し流す。
 押し流さればたばたもがく大カマキリへと、素早く短弓を射掛けるエヴリンド。一矢、二矢と貫かれて止めを刺されて絶命する。
 僅かな撃ち漏らしにはマーラン氏の【石飛礫】が。物理的な打撃に近い攻撃魔法で、大カマキリに対しては魔力の込められたエヴリンドの矢に比べるとやや弱いが、十分な攻撃になる。
 
 歓声があがり、勝敗を決する声がして、僕らの勝ちは確定。
 大カマキリとは初めて戦うが、多勢に無勢でもなんとか凌げた。
 
「よっしゃ! 本日の特別マッチ第一試合、レイフチームの勝利! 
 さーて、四半刻後には第二試合だよ! 賭けの締め切りはあと少しだ!」
 
 上から聞こえるリディアの声。
 残る試合数は僕が借金を肩代わりしたという3人分、つまり三試合。
 3人組みでの参加と言うことで、敵魔獣の数、質ともに普段より高く設定されている。けれどもエヴリンドは別としても、やはりチームの方がうまくいく組み合わせだ。
 
 マーランは派手な攻撃魔法は持たないが、防御系統の多彩さと仲間の補助をする魔法に関してはなかなかで、部分的には僕やデュアンを越えている。
 イベンダー曰わく今の彼は第二の成長期だとかで、精神的な自立と共に魔術の腕もめきめき上がってるらしい。
 攻撃が苦手なのは相変わらずではあるけども、そこは僕も似たようなもの。
 その僕も基本の系統はマーランに近いが、召喚を使えるのが利点。
 攻守に隙のないエヴリンドを中心に戦略を組み立てれば次も問題無く勝てる……と、思う。多分。
 それでも足りないなら……最後の手段か。
 
 一旦戻った選手控え室……的な部屋で僕がそう話をすると、エヴリンドは軽く眉根をあげてやや愉快そうに、逆にマーランは眉根を寄せてますます陰気な表情になる。
 
 そこへ二人の武装した護衛と共に現れたのはマーラン似の男、トマス氏だ。
「治療の必要などはありますか?」
 そう言いつつ、見えぬ目でこちらを見回す。
「いえ、大丈夫です。問題ありません」
 とりあえずそう返すが、しかし当初の彼の紹介からすると、彼のここでの役回りが疑問に思える。
 魔法や錬金薬による治療、と言うのは分かる。けど、この東地区で貧民までもほぼ無償で治療し助けているような人物が、借金の為に魔獣相手に命をかけるようなことをさせるのに進んで加担するとはどうも思えない。
 
「トマス……、一体何があって君はこんなことを……」
 僕の感じていた疑問をそのままに問いただすのはマーラン。
「……私達の幼かった頃に比べれば、彼の境遇は恵まれているよ。
 何せ……彼には選択肢がある」
 問いただすマーランと目を合わすこともなくトマスは返す。勿論、視力がないからだが。
「勝てるワケもない戦いをさせられると言うのにか……?」
「荷牛を買う為の借金などせず、別の仕事をする……そういう選択もあった。
 私たちにはそれはなかった。
 ただ死なないように邪術士に従い、日々をしのぐだけ……。そうだろ?」
 淡々とした語り口には、まるで何の感情もないかに響く。
「だとしても……ッ!!」
 だとしても……。マーランはそこから先に言葉を繋げなげられず、下唇を噛みしめ押し黙る。幾つもの言葉を頭に浮かべては、そのまま霧散し消えて行くのを、飲み込むことでなんとか押し留めるかに。

「……それじゃ、次の試合の後に」
 トマス氏はそう言うと、来たとき同様にひっそりと静かに立ち去り、通路の見張り以外僕らだけ残された部屋には重苦しい沈黙だけが残る。

「おい」
 不意にそう切り出すのはエヴリンド。
「貴様らの過去のいざこざになどはちらとも興味は無い。だがお前のその陰気な面を見せられ続けるのも鬱陶しい。
 言うべき事があるならば今、言っておけ」
 そう促され、マーランは顔を下げたまま静かに語り出す。彼と、彼の過去と、トマスとの関係を。

 □ ■ □
 
 恐らくは、とのただし書きつきで、マーランとトマスは近い血縁のはずだと言う。
 ハッキリしないのは、彼らクトリアの邪術士支配の時代に奴隷として生まれた人たちの多くは、家族というものが分からないからだ。
 東地区の様に城壁外の居留地では、邪術士達とはほぼ接触せずに居たが、しかし魔獣や野盗の脅威には自分たちで相対していた。
 市街地区に残された"キング"達は、邪術士達の支配下だが、生活そのものはかつてのザルコディナス三世統治下の圧政と大きくは変わらなかった。ただ、城壁外への出入りは制限され、気紛れに攫われ、殺される。
 そしてそうして攫われた者や、攫われた者の子などが、邪術士の身の回りの雑用をさせられたり、実験に使われたりしていた。
 
 マーランとトマスはそう言う二世、三世の奴隷達で、今の貴族街にあった奴隷小屋生まれ。誰が親で誰が兄弟かも分からない。血縁、親兄弟姉妹などの概念を知ったのも解放後だ。
 ただ、マーランとトマスはお互いが似ていると言うこともあり、それこそ「兄弟の様に」暮らしていた。
 そして二人は才も似ていて、共に魔術師になれるだけの魔力適正を持っていた。
 それが幸いというかどうかは意見の分かれるところだろう。
 彼らは主たる邪術士に気まぐれにその才を認められ、弟子のような立場になった。 
 もちろん、 あくまで奴隷のまま。生活には何の自由もなく、いつ殺されるか分からない立場であることには変わらない 。
 
 それでも彼らにとって魔術を学べるというのは、非常に魅力的で興奮のできる経験であった。
 魔力循環を整え、理論を学び 、適正を調べられる。マーランは全体的に万遍のない魔力適性を持っていた。
 問題はトマスの方だ。トマスの魔力適正はマーランと比べて偏っていた。特に光属性に。
 
 邪術士の多くは闇属性魔法を得意とする。
 闇属性の魔法には死霊術を始め、いわゆる邪悪な術とされるものが多い。そして光属性の魔法には、それら闇属性の魔法を打ち消すものが多くある。
 主の邪術士はそのことが気に入らなかった。あからさまにトマスへの当たりが悪くなり、次第に日常的な虐待まで行われるようになる。
 その最終的な結果が、失明だ。
 邪術士はトマスに【閃光】の魔法を使わせ、それを【永続化】する。
 そして拷問台に縛り付け、目を見開かせたままその【閃光】を見つめさせ続けた。
 
「僕は……それを手伝わさせられたんだ……」
 奴隷への"罰"を、敢えて奴隷同士にやらせる、手伝わさせる……、と言うのは、奴隷を団結させずコントロールするのに使われる手だ。
 力の差がありすぎて逆らえない主より、同じ奴隷に実行させる事で、憎しみや怒りの矛先をそちらへと向けさせる。
 理屈では相手が自主的、能動的に自分を傷つけたワケじゃないのは分かっていても、感情ではそうはいかない。
 さらにはやられた側は「あいつも奴隷のくせに……」と言う感情が怒りを誘発するし、やった側には後ろ暗さや罪悪感、あるいは逆に、普段は隷属する立場が一変して支配的立場になれることに加虐的な愉悦を覚えたりもする。そうなれば、「ご主人様に忠実な奴隷頭」の出来上がりだ。
 
 トマスとマーランも、その邪術士の思惑通りの結果になった。それまで兄弟のような関係であった二人は、それをきっかけにどうしようもなく気まずくなる。
 マーランは罪悪感から。
 トマスは……マーランにも分からない。
 
 そのまま、ほどなくしてティフツデイル王国軍による解放戦で邪術士は死に、二人を含めた奴隷達もまた解放される。
 しかし混乱の中離れ離れになった二人は、今日この時になるまで二度と会うことはなかったそうだ。
 
 六年ぶりの再会……ではあるが、マーランは噂程度にはトマスが東地区辺りにいるであろうことを知っていたはという。
 ただ……実際に会って確かめる勇気が無かったのだ。
 
「ふん……。そして久々に再会したと思えば、妙な女の手下になり下がり、ガキと魔獣を殺し合いさせる手伝いか」
 
 エヴリンドがそう吐き捨てるように言うと、マーランは弱々しくも顔を上げ、
「トマスは……そんなことをするような奴じゃなかった。これには何か理由があるはずなんだ!」
「だがお前たちは、邪術士の命令で仲間すら拷問にかけるのだろう?」
 
 エヴリンドのその言葉に、マーランは顔色を失う。
「エヴリンド、それはいけません。言い過ぎです」
 さすがにこれは頂けない。そこに弱点があるからって、ど直球で撃っていいわけじゃないよ?
 
 しかしマーランはそこで息を整え持ち直し、
「……あなたの言う通りです、エヴリンド。
 僕はトマスを拷問にかけ、その結果彼に取り返しのつかない真似をしてしまった……。僕にはトマスを責める権利はない。
 けど……」
 
 ちょうどそのとき、次の試合の開始を知らせる鐘の音が聞こえた。

 
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