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第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!
3-85.クトリア議会議長、レイフィアス・ケラー「まさに───そうだ」
しおりを挟むアスタス・クロッソ。ティフツデイル王国からの外交特使の1人。
レオン、テレンスらとは異なり軍務経験はなく、彼の本職は精霊官だという。
精霊官、というのは一種の聖職者に近いが、特定の神に仕える神官や司祭とは違い、精霊信仰をベースとした……そう、いわゆる宮廷魔術師に近い存在だ。
元々帝国文化圏における魔術文化は、西方人の影響が強い。
西方人には精霊信仰とハイエルフ信仰とがあり、ハイエルフ達との深い交流の元に魔術を教わって来ている。
精霊官、という名前はその名残で、現在は元老院の指示で様々な魔術的な調査、研究、記録、そして戦時には様々な魔術で部隊を補助したり、医療部隊と共に治癒、回復に勤めたりもする。
この辺が、一見すると帝国が前世の歴史でいう古代ローマに近い軍編成をしているようで違うところでもある。
ベースとしては、一糸乱れぬ集団としての長槍兵、盾兵、弓兵部隊を中心とし、また北方人文化圏の散兵戦術の投げ斧兵や投石、投げ槍兵部隊に、東方人傭兵の騎馬弓兵などを補助運用。そこにさらには精霊官部隊を混ぜ込む。
そのあたり、「魔法、魔術という存在」が、どれほど戦争における戦略を変えるか? という点で興味深い話ではあるんだけど、も。
その辺は今は関係ない。
前回のニアミスによる接近遭遇のあと、僕とデュアンは様々な方面からレオンとアスタスについて調べて回った。レオンに関しては実は先程テレンスの言った程度の概要については分かっていた。具体的にどのくらい軍閥に対しての人脈があるかとかの細かなところまでは分からなかったものの、大まかなプロフィール以上とのことも調べられてはいる。
だけども彼……アスタス・クロッソ氏に関しては、本当に大まかなプロフィールのみ。
というより、どの様な人物なのかがまるで見えてこない。
その上で実際に面と向かい相対して感じるのは、子供のようにあけすけな陽気さと、それに反した底知れなさ。その底知れなさに関しても、じゃあそれが気味が悪いのかというと必ずしもそうではない。
むしろそれが、ある種の魅力のようにすら思えてくる。
「どうしました? そんなに見つめられては、僕も困りますよ」
ふひっ、と小さく息を吐いて、慌てて居住まいを正す。あれ、そんなに凝視してた? してないよね? ……してた?
「すみません、少し、考え事を……」
顔が赤くなるのが自分でも分かる。元々肌が青黒いダークエルフなので見た目にはマゼンタっぽくなるけど。
「そう言えば、マクオランからの通行者がかなり増えて来とるらしいな」
不意にそう話を振るのはイベンダー。多分軽い助け船として話題を切り替えてくれたのだろう。
「そうですね。先日からは乗り合い馬車が運行するようになりましたよ」
テレンスのその補足になるほどと頷きつつも、実際これもまた悩ましいところではあるのだ。
観光客、商売目的の交易商、そして相変わらずの流民難民も日に日に増えていて、これらの受け入れは決してスムーズではない。特に流民、難民の数は、王国領からのみならずリカトリジオスから逃げてきた人々も含むので対応し切れていない。
一応、南門市場を仕切っている王の守護者にそういう移住希望者への対応をお願いしてはいるけど、そこをスルーして勝手に地下道や廃屋に住み着く者も少なくなく、当然トラブルも増えている。
「今のクトリアは甘い甘ぁ~い砂糖菓子のようなものと思われてますからねー。さてしかしけれども、その甘い蜜を美味しく吸えるのは結局はどこの誰なのか? ただそのおこぼれに預かりたいだけならまだしも、根こそぎ奪おうとする欲張りさんも居るでしょうし」
新たに運ばれ追加された大角羊のラムチョップを手に取りつつ、気楽な調子でアスタス氏が続ける。
何を意味する言葉かは当然分かる。レオン氏を初めとする王国内の“帝国復興主義者”であり“強硬派”のクトリア討伐論のことだ。
それらの内幕をテレンスが僕らに話している……と言うことはアスタス氏は知らないはずだが、それらの政治的情勢を僕らがまるで知らないはずはない、との認識なのだろう。
「だが、金の卵を生むガチョウを、捌いて食うのは愚か者だろうよ」
イベンダーはその言葉に合わせてか、鴨肉のテリーヌを皿に取ってもらう。
「はてさて、世に愚か者の栄えぬ時などありましたかな?」
「ま、確かにな」
「しかし、帝国人の方にはにわかに信じられない話かもしれませんが、それこそどんなに愚かに思えるゴブリンとて、きちんと教育すれば分別がつきますよ。
まして人間ならばなおのこと」
例のユリウスとゴブリン村のことを踏まえてか、デュアンがそう付け加える。
「ふうーんむ、ゴブリンに分別ですか? それはなかなか興味深い。
それでは、愚者は世に数多あれども、最も愚かなるはどのような者だと思いますか?」
肉をこそぎ落としたラムチョップの肋骨を手にし、アスタス氏はぐるり一堂を見回す。
「ふむ、そりゃなかなかの難題だな」
まず最初に向けられたのはイベンダー。
「俺は、一応は基本は商人だ。ま、他にも多才すぎてたまに自分でも忘れるがな。
その俺の立場から言えるのは、何よりも『まっとーな損得勘定』が働かない……てのは、愚者の第一条件みたいなもんだ」
「ほほ~、そうですか?」
「俺の実感としてはな。
損得をまともに捉えるのには短期、中期、長期の異なる視点が必要だ。
例えば腹が減った、手元に食い物がない。目の前に食い物を持ってる奴がいる。
ここで、『そいつをぶん殴って食い物を奪う』のは、短期的には得をしてるようでいて、中期、長期的にはそうじゃない。
そいつが食い物を持ってるのは何故か? 食い物を入手できる場所、方法、手段を持ってるからかもしれん。なら仲良くしてそれを教われば、目の前の一つだけではなく明日、明後日の分を手に入れられるかもしれん。
その方法、手段を数人で共有して計画的に食料確保のシステムを作れれば、何年にも渡って食料確保出来るようになるかもしれん。
短絡的に目の前の食い物を手に入れることだけしか考えられん“損得勘定”は、愚か者の特徴だ」
イベンダーにしてはややストレートな定義であり批判。もちろんその矛先は、帝国復興主義者の征クトリア強硬論なのだろう。
「その目の前に居る“食い物を持ってる人”を奴隷にしてしまおう、というのは、長期的に賢いやり方になりますかね?」
帝国もクトリアも、奴隷制を採用していた。帝国の後継であるティフツデイル王国では、労働力を奴隷に依存する偏った状況を変えようとして色々やっているらしいが、やはりそれへの反発も強いと聞く。
「奴隷制は“中期的に得に見えて、長期的に損をする”制度の典型だろう。
まさに今、王国が直面している問題の一つなんじゃないのか?
奴隷依存は人々から自発性を失わせ、支配層の驕慢と共同体全体の弱体化を促す。東方人との戦なんぞ、まさにそれらの結果ああまで追い詰められた」
イベンダーの実年齢は詳しく知らないけど、ティフツデイル帝国が東方人の侵略に追い詰められていたのは3、40年ほど前のこと。エルフ同様に長命の種族であるドワーフのイベンダーが、それらの時代を肌身で知っていてもおかしくはない。
「“驕慢”もまた、愚かさの一つですね」
イベンダーの言葉を受けてそう続けるのはテレンス。
「神々の父ハイディスタルの戒めにも“驕慢”への言及はあります。
“驕慢”は他者と己、自己と世界との境界を認知できず、己が際限なく肥大してゆくことにより生まれます」
前世的な言葉で言うならば、自己愛性人格障害などの反社会性パーソナリティーなどはその最たる例ではあるけれども、とは言え“驕慢”それ自体は人格障害に限ったことでもなくありがちな話ではある。
「へえぇ~。テレンス殿は意外と哲学的な事を言うのですねえ~」
驚いたような口調でそう言うアスタス氏だが、それが本心からの言葉かは分からない。
「ですが───そうですね。私は最も愚かというものを挙げるのであれば、“驕慢”よりは“看過”をあげたいと思います」
続けて言うテレンスの言葉。これには演技か本気か分からないアスタスのみならず、デュアンもイベンダーも、そしてこの僕も意識を引き寄せられ注目する。
「“愚かさ”……またはそれにより引き起こされる悪、災い、罪。
それらを知りつつ見逃し、または口をつぐむこと。それらはより愚かな振る舞いです」
これは、彼の前世であるというフリージャーナリストという職業……生き方とも関係した考えなのかもしれない。
「んー……ちょっと良いですか?
つまりそれは、愚かな行いをすることより、それが愚かな行いであると知りつつ止めようとしないことの方が、より愚かだ、と言うことですか?」
テレンスの言葉にそう返すのはデュアンだ。
「そうですね、はい。そうなります」
「ちょっと良く分からないです。愚かな行いをする者は、その場合自らの行いが愚かである事が分からないから、愚かな行いをしてしまう……のですよね?
なら、それが愚かな行いだと分かる者の方が賢いのではないですか?」
「そうです。そして、賢いのにも関わらず賢い振る舞いをしない、出来ないからこそ、より“愚かな振る舞い”なのです」
ロジックの迷宮にはまりそうになり頭をかくデュアン。さてどうしよう、ここは僕も口を挟むべきか……と思うが……、
「───つまり、『このまま走れば崖から落ちる』と知らずに走る者と、それを知りつつ走るのを止めない者のどちらがより愚かか? ということだな」
そう付け加えて続けるイベンダー。
「ええ。崖から落ちるという結果を知らずに走り続ける者は、その結果が破滅であることを知らないからこそ走るのです。言い換えれば、落ちると知れれば走るのをやめられる。
結果を正確に予測できないという点で彼らは愚かですが、けれどもその愚かさは、結果を知りつつ破滅へと突き進むことと比べれば……まあ、まだ“マシ”な愚かさとも言えます」
ふーん……、と、口に手を当てつつ考えているデュアンは、
「それは、そうですね……我々ダークエルフ社会の中のこととしてはよく分かります。
しかし、人間の社会でもそうなのですか?」
と、疑問を呈した。
「わたしは、実はこう見えて人間社会へと来るのは今回が初めてでしてね。
既にご存知でしょうが、我がケルアディード郷のナナイ様は、闇の森ダークエルフ随一の変わり者として知られてます。何が変わり者かというと、まあとにかく森の外へとしょっちゅう出掛ける。
闇の森、または火山島での生活を捨てて人間社会に紛れるダークエルフはそれなりに居ますが、ダークエルフ社会に属したまま人間社会へと出掛ける者はハッキリ言って少ない」
クトリアへ来てからの周りへの馴染みっぷりからすると、確かに「こう見えて」とも言えなくもないデュアンだけども、それを言うならもちろん僕もだ。
「知識としては知ってましたが、人間社会というのはとても変わってます。まあ勿論、どちらを主眼とするかという話ではありますが、わたしからすれば色々と興味深い。
何より興味深いのは、まさに今の話に出たように、誰かが崖に向かって走り、そのままなら落ちてしまうことが明白なときにでも、それを止めない、防ごうとしないことが当たり前である、ということですね」
貨幣経済の発達した人間社会と比べ、闇の森ダークエルフの社会は相互扶助を基本とした原始共産制に近い。
つまるところWe are 親戚。隣近所のみならず、郷内の誰もが、そして闇の森ダークエルフ十二氏族の全てが身内であり親戚同士と言う意識が強く、だから「誰かがそうと知らず崖に向かって走っている」という状況になれば、それを我が事として捉え、放っておくことはない。
それは単純に言えば「密な地域共同体」、まあ「田舎の“暖かさ”」とも言えるし、窮屈で狭苦しい関係性とも言える。
だがそれでもデュアンの言うとおりに、近代以降の人間社会の言葉で言う「社会福祉」という観点では、間違いなくこの世界の、または前世における多くの人間社会よりも、強固で密な相互扶助がきちんと機能している社会だとも言える。
「少なくともわたしが見てきた範囲では、ごく特別な状況や、特別な関係性、また特別な人達を除けば、人間達の社会では『助け合わないこと』───“看過すること”が、当たり前のものとして社会が作られているように思えます。
であれば、テレンス氏の言うように、『愚かさによりもたらされる罪、悪徳、過ち』を、『そうと知りながら見逃す』ことがより愚かであるというのならば───人間とはその殆どが愚か者なのではないですか?」
これは───恐らくはデュアンの外交官としての意識から出た言葉ではない。そう思う。
どんなに人慣れし如才なく振る舞えているようでも、彼自身まだ若手の、言わば新社会人になったばかりのダークエルフで、さっきも言ったように今回初めて人間社会へと出てきた青年なのだ。
今言ったことはだから、その異文化交流の中で生まれた、彼自身の内なる問いそのものなのだと思う。
「───今更気付いたのか」
不意に、そこへと割って入る声がする。
僕のすぐ後ろで直立不動の姿勢で居た、警護役のエヴリンドさんだ。
「だから私は何度も言っていただろう。人間どもの、愚かで、下らぬ、もめ事や……まして政治なんぞというものには、関わるだけ無駄なんだ」
突然のその言葉に、僕のみならず室内のほぼ全員が驚き、息をのむ。ただ1人、驚くと言うよりもはしゃいだように「あはっ!」と軽く笑うような声を上げたアスタス氏を除けば、だ。
「ある辺境で貧しく飢えた幼い兄弟を助けた。我らにとってそれは何も特別なことではない。まあそもそもがナナイ様のいつもの気紛れと戯れだ。
狩りをして食べ物を与え、獲物の骨や皮や、そこらで得られる木々や石を加工して武器や防具を設え、ナナイ様の付呪で加護まで与える。
それから狩りの仕方、獲物の見つけ方、魔獣肉の魔力抜きを教え、ほぼ半年ほどの間にそいつらの連れも増えてちょっとした集落になり牧畜や農作も出来るようになる。
集落の真ん中に魔獣除けの結界まで貼ってやり、最後には涙ながらの別れをする。
20年後、気まぐれにまたその地へと赴く。
まだ子供だった兄弟に、その仲間達。彼らはどうなってた? その地はどんな状況だったか? 分かるか?」
エヴリンドがたびたび母、ナナイの珍道中に付き合わされていた事は知っている。エヴリンドのみならず、ときに応じてアランディ隊長やエイミ、それとまだまだ若手で自由に動けていた頃のグレイシアス郷のハーヴェストやオルドマース郷の“熊撃ち”ディヴィドなんかを連れ回したりもしていたらしい。そして長いときには平気で1、2年は帰ってこないことすらあったとも。
「どうなったんです?」
数本目のラムチョップを咥えつつ、アスタス氏はそう続きを促す。
「私たちは再び貧しく飢えた幼い兄弟に会う。貧しく飢えた兄弟と、貧しく飢えた村の住人達にな。
その村は、私達が手伝い発展させた集落ではない。20年前に会った兄弟を、口減らしのために棄てた村だ。
あの兄弟はとその仲間達は、その村のみならず周囲一帯では名の知らぬ者は居ない山賊になっていた。
魔力を持つ弓と短剣を使い、数多の魔獣を屠り、旅人や村々を襲っては略奪と殺戮を繰り返す凶悪な“闇エルフ団”を名乗ってな」
───初めて。初めて聞く話だ。
「へええ、そりゃまたおっかない」
相も変わらずの調子でそう受けるアスタス氏。そしてそのままの調子で、他の誰もが聞けない事をストレートに聞いた。
「───で、どうしたんです?」
「皆殺しにして、捕らえられていた女達を解放し、貯えてた財を近隣の村に分け与えた」
そこで起きた、行われた事だけを切り抜けば、よくある「山賊討伐」のワンシーン。およそ数十人か下手すれば百人は居ただろうならず者集団を二人、または数人で皆殺しにしたという破格の戦果を除きさえすれば、ありふれた話にすぎない。
だが……。
「いやー、因果な話ですねえ~」
その場の重苦しい空気をただ1人全く意に介さないかのように、寝転がったまま両足をブラブラとさせアスタス氏が言う。確かにこの長椅子でゆったりと横になりくつろぎつつの会食というのは帝国文化の流れを汲む伝統的スタイル。けれども先程からのアスタス氏の姿勢、振る舞いはちょっと度を超してもいる。
そしてそのアスタス氏は、そのままのだらけ過ぎた体勢に緩みとぼけた調子のまま、話をこちらへと向けてくる。
「なんだか……これからレイフ嬢に待ち受けることを予言しているかのようですねぇ~」
冷たい氷の刃で心臓を貫かれたかの冷え冷えとした気持ち。
まさに───そうだ。僕が聞きながらも敢えて無視して押さえつけていた考え、理屈、言葉……。
エヴリンドと母、ナナイがかつて経験したというそれは、これから僕の身に降りかかり起こらないとは言い切れないものなのだ。
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