遠くて近きルナプレール ~転生獣人と復讐ロードと~

ヘボラヤーナ・キョリンスキー

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第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!

3-50.マジュヌーン 川賊退治(33)-口からでまかせ

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「で……コイツはどんくらいの値になるんだ?」
 細かい装飾の施されたプレートに幾つかの宝石が埋め込まれ、編んだ革紐を組み合わせたブレスレットを見ながら、雑貨商のパドラ・ザイジは眉根を寄せる。
 深い皺に面長の面構えは、分かり易く言やあ典型的な馬面。ただしおそらく本人は生粋のクトリア人系の人間種で、出入口に陣取っている警備兵の馬面とは意味が違う。警備の馬面は、長身で筋肉質、文字通りの意味で馬の顔をした蹄獣人ハヴァトゥの一種、馬人アルナヒサだ。
 
「……まァ、棒銀貨で二……てとこやな」
「マジィっ!? そ~ら安過ぎねェかァ~!?」
「宝石はクズ石や。プレートに銀を使ってはあるが、磨きが甘い。細工は悪ないけどな、全体の見栄えは安っぽすぎや。棒銀貨一と棒銅の五、六でもええとこや」
 まあ見事に切って捨てられ渋い顔のカシュ・ケンだが、それも当然。これはカシュ・ケン製作の装飾品としては、本人そこそこの自信作だ。
 
 この辺の通貨は基本的には猿獣人シマシーマの王国アールマールのもので、猿獣人シマシーマはよくある円盤状の通貨を使わず、下から四角、棒、刀を模した形のモノを使う。四角貨は銅貨で、棒貨には銅貨と銀貨があり、刀貨には銀貨と金貨がある。形のみならず色々ややこしい。
 しかも十進法じゃねーもんでめちゃめちゃ面倒臭ェ。ただ大雑把に言えば今の棒銀貨で二てのは、前世感覚で言えば3、4千円前後、ってなところか。今泊まってる宿の二食付き個室一晩あるかないかくらいの価値、てなところ。
 まあ……安いな。
 
「じゃあよ。これとだいたい似たような装飾品が一箱……あるとしたらどうする?
 出所不問で……だ」
 敢えて小声でそう耳打ちするようにそう言うと、パドラの馬面に刻まれた深い皺が、さらに深く歪む。
「おい、小僧、ワレ舐めたこと抜かしとんちゃうで?
 ウチはマットーな商品しか扱わん。出所も明かせんようなモン持ち込めるような店ちゃうからな」
 おおう、なかなか骨のある反応だな。盗品の可能性をちらつかせただけで渋い面がますます渋くなった。
  
「そうかい? アンタん所じゃ最近不幸がよく起きてるって聞いてるからな。こんなモンでも買ってくれるかと思ったんだが───」
 と、最後まで言い切らねえウチに、硬い木の棒がちょうど顔の横スレスレに突きこまれる。
 糞でけえ馬人アルナヒサの女兵士のその突きは当然タダの脅し。しかし“本気の”脅しだ。
「聞いとらんかったんか? いつまでも舐めた口利いとると、歯ァ全部いわせたるで」
 
 俺はそっと棍棒に手を添えてそれを横にゆっくりと除け、
「そりゃ悪かったな。何せこの糞猿の手慰みで作った素人仕事なんで、出所が知られると余計に安く叩かれるかとも思ってね」
 しれっとそう言うと、パドラも警備の馬人アルナヒサも、気の抜けたような顔。
 
「……な、なんや、そないな意味やったんかい。
 そらァ……悪いことしてもうたな。堪忍してや」
 しどもどしつつばつが悪そうにそう謝るが、まあ謝る必要はない。俺がわざと誤解するような言い方をしたんだからな。
「ま、素人仕事でこれだけ作れるんやったら、そう悪いもんやないで。いやむしろ立派なもんや。後はせやな、ここらで売り物にしたいんやったら……船乗りや漁師にウケる意匠にしたらええ。まずは風と波や。それとトビウオやな。トビウオは大漁のシンボルやから、漁師にはウケるで? トビウオの目ぇんところに、ちょいと質のええ石入れたったらええ」
 そのばつの悪さを誤魔化すためにか、やや早口饒舌にそうまくし立てる。
「なーるほどなァ~。確かに、町や職業ごとの売れ筋ってのは違うもんだよなァ~。勉強になるわァ~」
「な、せやろ? 猿獣人シマシーマの細工物はここでも人気や。目先を変えれば十分通用するで」
 こういう時、カシュ・ケンの妙に開けっぴろげな対応は役に立つ。というか本気で参考にしてるな。
 
「なァ店主。
 俺達猫獣人バルーティの鼻は、相手の本気の怒りの匂いが分かる。
 アンタのさっきの怒りはホンモノだ。
 良かったら何にそんなに怒ってたのか教えてくれねーか?」
 さて、あくまで素知らぬ顔でそう聞いてみる。
 いきなりそんなことを聞かれても普通は答えない。けど一度「誤解で脅してしまった」という引け目を感じて居るパドラは、普段なら初対面の相手には言いにくいだろう事も、ついつい口にしてしまう。
 それに、この中年男はどうも本質的には“人の良い”男のようだ。
 
「……まあ、確証のある話やないさかい、あんま吹聴してもらいたないんやけどな……」
 数週間前に、ガラの悪そうな三人連れが来て、そこそこの装飾品やらを売りに来た。質は悪くない。手入れも良い。ただ明らかに新品で、中古品とは思えない。
 これは盗品だ、と直感した。どこかの店か職人から盗んだものだろう、と。
 自分の店が盗品を扱っていると一部で悪評を立てられているのは知っているし、ソレを真に受けて盗品を持ち込む連中もたまにいる。
 その手の奴らのことはいつもなら適当に追い払うのだが、そのときの三人はやたらに食い下がる。
 そして去り際に捨てぜりふとして、「そんな強情な商売をしていたら、近いウチに不幸なことが起きるぜ」と……。
 そして実際、不幸は起きた。
 
 その数日後にまたその三人連れが来て、やはりこう言ってきた。
「不幸なことがあったらしいな。どうだ、コイツを買い取らないか?」
 前に持ってきたものと同じものを、前に提示した買い取り価格の二割り増しで買え、と。
 
「盗賊がアンタのことを盗品商にしようとしてる……と?」
「かもしれへん……せやないかもしれへん。そら分からん。分からんが……けったくそ悪い連中やで」
 正に苦虫を噛み潰したような顔でそう吐き捨てる。
「わしかてそら、常に日ィ当たる所歩いて来たとは言わんわ。この年なるまで汚れ仕事かてまあ一つや二つはしてきとる。せやけどな、脅されて盗品商やるほどには落ちぶれとらんわい」
「ぜや。次にウヂの人、脅ズような真似ざらじだら、奴らのドダマ、ゴレでガヂ割っダる!!」
 右手の棍棒をパシパシの左手に当てつつ、警備の馬人アルナヒサが言う。仲良いなお前ら。
 
「そいつらが今どこに居るかッてのは分かるのか?」
「いんや。それとのぅ探っちゃあみたんやけどなァ~。南岸側に行ったらしいことまでは分こてんけど、その後はさっぱりや」
 そこから先はこちらで調べるしかないか。
 他にも背格好やら見た目やら、細々した情報を確認。
 まあ関係あるかどうかまだ分からねーが、悪党なんてのはどっかしら繋がりがあるモンだ。そいつらがただのチンケなコソ泥だったとしても、手繰ってきゃ何かに当たるだろう。
 
「せやけど兄ちゃんら、そないなボケ共のこと調べてどないしょー言うんや?」
 帰り際にそう聞いてくるパドラに、俺は恐らくは凶悪そうな笑みを浮かべて、
「なあに。そいつらが本当にコソ泥だったら、ちょっとばかし“不幸な目”に合うかもしれねえな……てね」
 笑いが凶悪そうなのはわざとじゃねえぜ。どうも俺のこの猫獣人バルーティのツラは、前世以上に笑うと凶悪に見える顔らしいンだよな。
 
 ▼ △ ▼
 
 昼にはまた一旦宿へと戻り飯を食いつつ情報の整理。
 俺達はパドラの雑貨店で聞いた話を。
 アスバルは今日も一応ひとっ飛びして河を遡ったが相変わらず。何の手掛かりもなくただ飛び回ってもそりゃ見つからない。
 マハとムーチャは組合周りの人間を色々調べてはみたらしいが、それ程大きな情報はなさそうだ。
 
「ヨアナはネー、ケティって娘さんが居るのヨー。男は何年か前に死んでテー、それで船長しつつ娘さん一人で育ててるノ。立派! 
 スケベオヤジのティドはそこにつけ込んでちょっかい出してるノネ。でもヨアナは突っぱねてるノ。立派!」
「関係あるか、それ……?」
「関係あるヨー!
 何とネ、どうも……会計係のハビエルも、ヨアナのこと……ネー?」
「ヨアナとハビエルとくっつける。アイツは地味でつまらん男だケド真面目。将来性アル」
「いや、関係あるか、それ!?」
 
「それニね……! スケベオヤジ、あんなんな癖に、どっかニ愛人囲ってるらしいヨ!」
「マジでか!?」
「うっそだろォ~!?」
 
 もういいわ、ゴシップ好きどもめ……。
 
 ▼ △ ▼
 
 午後になり俺とカシュ・ケンの二人は南岸側を重点的に調べる事にする。
 河口辺りは川幅6、7キロメートルくらい……この世界の単位だと4ミーレちょい近くはある。
 やや広めの中州の土地もあり、そこは大きめの船の停泊所兼南北の行き来をする舟の中継点。基本的には人の居住区じゃあない。
 南側と北側の行き来はそこを経由する定期便に乗るか、それより小型の渡し舟を雇うか、自前の船を使うかが基本。
 渡し舟でも良かったが、ついでの情報集めも兼ねて中型の定期便に乗る。今夜は場合によっては南側で泊まるかもしれない。
 
 人口の半分はクトリア人か色黒の南方人ラハイシュの人間種で、残り半分は猿獣人シマシーマか 猫獣人バルーティ、またそれらより少ない他の獣人種とそれらの混血というこの街だと、俺もカシュ・ケンもまだそんなには目立たない。しかもどうやら北側、つまり中流から上流の金のある層の方が人間種が多く、南岸側の貧困層に獣人種が多い。
 これには、元々この町の北岸側にクトリア系の連中が入植して発展してきたと言うことと、北岸側より南岸側の方が遠浅で水はけの悪いじめっとした土地が広い、ということとも関係してるらしい。
 ただしその人間種、クトリア系でも、例のヴォルタス家による海賊討伐の時期に入植して来た連中と、その後クトリアが邪術士に支配された時期に逃げてきた連中とではやや格差がある。
 さらにはそう多くは無いが、クトリア王都解放後に流れてきた連中も居るらしいが、そういうのは要はあの自警団のパスクーレの言ってた「城壁外からやってきて勢力争いをしてた連中」の中の負け組か、王国軍に見つかったらヤバいような奴ら。つまりはタチの悪いゴロツキなんかがほとんどらしい。
  
 桟橋から降りると、確かに全体的な雰囲気が北側と南側ではごっそり変わる。
 建築様式や町並み自体はそんなに変わらない。どちらも沿岸部の水上には木の家が建ち並び、その周辺に船上生活の貧しい漁民。陸地に住めるのはそれらよりマシな層で、そちらはクトリア同様の日乾しレンガとモルタル塗り。ただ南側は陸上の家も木造の荒ら屋も多い。
 
 取りあえず目指すは南岸側での繁華街。繁華街なんつっても北岸側のような賑やかな盛り場というより、分かり易い悪所。飲んだくれの猿獣人シマシーマや、麻薬漬けの猫獣人バルーティ、物乞いの犬獣人リカートに、数人で連んで賭事に興じるゴロツキ連中……と、まあなんともうら寂しい場所だ。

「なァ~んか、気の滅入る場所だなァ~」
「スラムなんてのはどこでもこんなもんだろ」
「ラアルオームにも貧民街はあったけどよォ、ここまでじゃあなかったぜ」
「かもな」
 その辺の違いは何なのかな。じめじめした土地柄ってのもあるのかもしれねえ。
 
「あと、臭ェな、こっちの方が」
「……確かにな」
 北岸側は、どうやらクトリア人入植者達がドワーフ遺跡のそれを何とか真似て下水道と浄化槽を作り、そこから海へと排水しているらしいんだが、南岸側にそれはなく、汚水は全部そのまま河に垂れ流し。
 そして水上生活者も多いから、流されるゴミや汚物の量も多い。なので腐ったドブみてーな匂いがプンプンしてる。
 
 その悪臭と猥雑でごちゃごちゃした路地をうろつくこと数刻。
 タチの悪そうなゴロツキに絡まれることもなく事件もなく、そしてたいした情報もなく時間が過ぎる。
 そこそこの店構えの酒場みたいなのを探しては見たものの、そういうもんはまるで無く、立ち飲みの屋台がそこここにあるくらいだ。
「この辺、何か屋台村みてーだな」
「小腹も空いたし、ちょっと買ってみるか?」
 懐に入れた皮財布を取り出し、串揚げのナマズを二串と薄い安酒を二杯。
 
「なあおっちゃん、何か面白ぇ話ねえか?」
「さあな」
 人懐っこさなら俺らの中じゃピカイチのカシュ・ケンが同族の店主にそう聞いても、無愛想な屋台の主が目も見ずに答える。
「なーんだよ、何かねーのォ~? あ、隠してんのかー?」
「アンタみたいな“毛並みの良い奴”にとって面白い話はない、っちゅうこっちゃ」
 
 “毛並みの良い奴”ってのは、まあ猿獣人シマシーマ的な言い回しで「上流階級」とかそういう意味合い。加えてこの場合なら、「気取った余所者」というニュアンスだろう。
 俺は串揚げのナマズを大口を開けてバリバリと頭から丸呑みにして、そのまま串の木の棒まで噛み砕き、細かい破片にしたそれを地面に吐き出す。
 目を剥いて驚く屋台の店主に“凶悪そうに見える”笑みを浮かべつつ俺は、
「その“毛並みの良い奴”なんだけどよ。最近ここらで見かけてねーかな?
 特に、クトリア人風の連中でな」
 と聞いた。
 
 
 雑貨商のパドラから聞いた三人組の特徴は、まず人種的にはクトリア人風の二人と南方人ラハイシュの一人。そして言葉遣いも俺らと同じで、この辺の独特の訛のない、クトリア本国のアクセントに近いものだったらしい。
 つまり“毛並みの良い奴”───余所者だ。
 昔の海賊どもが息を吹き返してきた……という組合長の推測が正しければ、この三人組は川賊とは無関係だろう。だがもしその推測が間違いで、川賊共は余所から来た新参者だとしたら?
 つまりは俺らと同じだ。クトリア解放後に何かしらあって流れてきた連中。
 或いは、元からくすぶってた古い海賊どもの生き残りが、そういう新参者達と合流して勢力を拡大して川賊家業を始めているのかもしんねえ。
 ま、全部推測だ。
 
 で、少なくともその辺を聞き回ってみたところ、その三人組のみならず、ちょっと胡散臭い“毛並みの良い奴”の情報は幾つか出てきた。
 だいたいは粗暴で揉め事を起こしているか、この辺にしては羽振りの良い風で飲み食いしているか。
 後は孤児や物乞いに何かを与えていたという話や、孤児院である“慈愛の館”に出入りしているのを見た……と言うような話だ。
 
「喧嘩っぱやいが羽振りがよくて、貧しい孤児や宿無しに施しをする……って、何か義賊みてーだな」
 この街を取り仕切ってるのは河川交易組合を中心とした各組合による議会で、治安維持を担っているのもその組合の衛兵。なので組合の本部がない南岸側は実質的には無法地帯で、腕自慢のゴロツキ集団がそのまま治安組織代わり……みてえな状況。
 そんな場所だから、例えば北岸側の金持ちから奪い、南岸側でそれをバラまく様な義賊気取りなら、上手いこと受け入れられるかもしんねえ。
 
 だが……うーんむ。
「何よマジー? 何か気になるの?」
「気になる……っつうかよ。どーにもなァ~……」
 今更言うのも何だが、この“毛並みの良い奴ら”の件が、どう川賊と繋がるのかがいまいちピンとこねェ。
 そいつらはもしかしたらタチの悪い盗賊かもしれねえし、もしかしたら義賊気取りのよそ者かもしれねェ。
 孤児や宿無しに施しをし、孤児院に援助をしてるのかもしれねえ。
 そこまで考えて、一旦それを切り上げる。
「次はその孤児院だな」
 
 
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