遠くて近きルナプレール ~転生獣人と復讐ロードと~

ヘボラヤーナ・キョリンスキー

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第二章 迷宮都市の救世主たち ~ドキ!? 転生者だらけの迷宮都市では、奴隷ハーレムも最強チート無双も何でもアリの大運動会!? ~

2-41.J.B.(22)All My bros Live In underground.(兄弟みんなで地下暮らし)

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「あー、そこな。とりあえず粘土まとめてあるから、それ使え」
「待った、待った待った。そっちの区画は住居にしねえ。空けとけ空けとけ」
「違う違う違う。そこは水道通ってねえっつーの」
「止めろ馬鹿、そこで糞すんなてめえ、喰わせるぞ」
「はいはいはいはい、飯はまだだよ」
 
 なんだよ、おい。何でこんな忙しいんだよ。
 いや、ていうか何で俺が現場監督やってんだよ。
 それは俺の役割じゃねーだろ。
 
「あーーー! そこはふさぐなよ! 図面通りやれや!」
 
 ったく! こいつらときたら!
 話聞かねえ、聞いても覚えねえ、覚えてもその通りやらねえ。
 その上糞小便はそこらに垂れ流す、食い散らかしたものは片付けねえ、目を離すとすぐにサボる……。
 ろくでもねえことこの上ねえわ!
 
「ククク。大変だな、ええ?」
 ニヤニヤ笑いでそう言うのはガエル・クルス。
 癖のある焦げ茶色の髪を左手でかきあげながらも、右手は淀みなく動かしレンガを積み上げている。
「他人事みてーに言ってんじゃねえよ!
 こりゃきちっと依頼した仕事だろうに、何で俺がここまで付き合ってなきゃいけねーんだっつーの!?」
「そりゃ、“現場の苦労”を知ってもらう為だろ?」
 
 ああ、そうかい。
 そういうことなら、目論見通りだよ!
 
 
 ガエル・クルスは俺より少し年上、20歳そこそこのクトリア人で、タリク・クルスとジェマ・クルスの子の一人。
 クルス家は元々、クトリア王都から離れた東方の街道沿いにあるモロシタテムの街のそこそこ有力な豪族だったらしい。
 細かい詳細は知らないが、王都に居なかったことから“滅びの七日間”と、その後の邪術士達の専横による被害を逃れ、それなりの勢力を維持したまま数年を過ごしたものの、北の山脈“巨神の骨”を東に迂回してのティフツデイル領との陸路交易の中継地であり東カロド河の渡し場だった街は寂れる一方。
 5年前の王国軍による邪術士討伐で王都解放がなったは良いが、転送門が繋がったことで陸路交易中継地としての価値がさらに減り、街の存在意義を見失った。
 
 あくまで街に残り、何らかの形で再興すべきと言うクルス家当主のラミンと、街など捨てて王都で一旗揚げてやろうという三男で命知らずのイシドロとで意見が別れ、イシドロは一人飛び出し探索者となる。
 この辺り、アダンとやや似たような経緯なのだが、素人同然なところからすぐにハコブに拾われ指導を受けたアダンと違い、イシドロは元々戦士としての腕に覚えがあった。
 ただ、実際に戦士としての実力はハコブも認めるほどだったらしいンだが、“探索者”としては生憎と二流。
 罠を見破る、隠し部屋を見つける、金目のものの在処を嗅ぎ付ける……そういう“嗅覚”に欠けていたし、教えてくれる相手も居なかった。
 
 で、それでも最初のウチはまあまあ良かったが、次第に深層部でのヘマが続き、また金になる良い遺物も見つけられず、酒と賭事に浸る落ちぶれ街道まっしぐら……と、なりかけた。
 何が幸いするものか。同じく探索者をしつつもうだつの上がらなかったブランカと言う女と懇ろになり子供が出来る。
 で、それを機に探索者を揃って引退。
 かと言って実家に戻るかと言うとそうでもなく、イシドロは王の守護者ガーディアンズ・オブ・キングスに入りめきめき頭角を現す。
 何せ戦士としては一流だ。その腕っ節を買われて地位を上げ、今はそこそこの安定収入で暮らしている。
 
 で、それはそれでおめでてーこって、という話だが、兄であり家長のラミンがどうしていたかと言うと、無鉄砲な暴れん坊の弟イシドロをけっこう気にかけていた。何気に、家族思いで情に厚い男のようだ。
 イシドロに子供が出来たことを知ったラミンだが、かと言って自分には街を守り纏める仕事がある。
 そこで、何事に関してもバランス派、叉はどっちつかずの日和見主義を貫く次男、タリクとその家族にクトリア王都へと行きイシドロのサポートをしてくれないかと頼み込む。
 
 ガエル含む家族5人が、数人の従者等を連れて王都へ着たのが約1年半ちょっと前だと言う。
 だがそれでも、イシドロとタリクを中心としたクルス家一党は、現在クトリア王都旧商業地区の新興勢力の中では頭一つ抜けてる注目株でもある。
 
 イシドロは元より彼等クルス家は大きな勢力図分類としては王の守護者ガーディアンズ・オブ・キングスの庇護下にある。
 と同時に次男のラミン達は別の家業もしている。
 それが、“修理屋”であり、“建築屋”だ。
 その修理屋兼建築屋のクルス家に俺達が“依頼”しているのは、アジト周辺の地下街の再建、なわけだ。
 
 ◆ ◇ ◆
 
 ことの起こりは、俺が元用心棒兼取り立て屋で、元人攫いで元殺し屋、そして現クランドロールのボスとなったクーロの親衛隊の下っ端である胸毛男、カストから聞いた“証言”だ。
 つまり、俺達“シャーイダール一味”を狙い、殺そうとして、“ドワーベン・ガーディアン”をけしかけた奴が居るらしい……という件について。
 
 この話は、今の所カストの証言以外何もない。
 それも「夜道で耳にした」程度のもの。
 カストが信用に足る証人かと言えばそんなことはない。
 人間性含めて、奴はただのケチなチンピラ。
 だが、だからこそ「そんな嘘をつく必要性」が無い。
 
 誤解、聞き違い、勘違い。その可能性はあるだろうが、意図的に嘘をついてるとは思えない。
 少なくとも奴は、自分の“証言”を事実だと思って俺に言った。そこは間違いないだろう。
 
 俺はその証言について吟味し……そしてブル、マルクレイの二人に話した。
 結局その不確かな証言以外に何もない以上、一人で考え込んでも意味が無いからだ。
 
 
「……辻褄は合うな」
 何時もの渋面を更に歪めながら、腕組みしたブルがそう唸る。
「ああ。動かなくなったドワーベンガーディアンが急に暴れ出す。滅多にないことが急に起きた。
 それが意図的な事だっつーなら……どっちも“有り得ないこと”だが……筋は通る」
 
 ドワーベンガーディアンを再起動させる、なんてのは簡単なことじゃあない。
 簡単なことじゃあないからこそ、それを軍団として保有している“ジャックの息子”が優位性を保てている。
 
 クランドロールにいた“客人”が生きていれば、何かしら細かい情報が分かったかもしれない。
 タイミング的には可能性は低いが、“客人”自身が関わっていたかもしれない。何れにせよ死人に口無し。もはや情報はとりようがない。
 となると……広く地道に当たっていくしかない。
 
 そして情報とは又別に、防衛体制も整える必要もある。
 ここがまた、難しいところだ。
 現時点で「ボスであるシャーイダールの正体が、“シャーイダールの仮面”を被ったコボルトである」ことを知っているのは、俺、ブル、マルクレイ、そしてイベンダーのオッサンと、ピクシーのピート。
 他の仲間には、悪いがまだ秘密にしてある。
 
 このことが外部に漏れるのも怖いが、他の仲間がそれを知って立ち去ってしまうのも怖い。
 「恐ろしいダークエルフの邪術士」だと思っていたのが、「ただの喧しいコボルト」だったなんて知れば、ばかばかしくて嫌気がさすか、そんな奴の下では頼りないし不安だと思うのが普通だろう。
 どっちにしろ辞めたくなってもおかしくない。
 
 例えるなら、就職した先が「元天才ハッカーの立ち上げた新進気鋭のIT企業」だと思っていたら、「天才ハッカーのふりをしたただのゲームオタクのガキが社長だった」みたいなもんだ。
 そりゃあ「ふざけんな!」と思って当然だ。
 
 俺は、ここにしか居場所が無い。
 生まれた村は焼かれ、生き残りは奴隷にされ、反乱を起こして逃げ落ちた先がここクトリア。
 ジャンヌの率いる孤児のグループとしばらく行動を共にしていたが、日雇いの仕事を幾つかこなして居たときに「シャーイダールの一味」からも幾つか仕事を受けた。
 そのときの仕事ぶりが認められ、最初は見習い下働きから荷運び等をし、正式な探索者として“アジトの中”へと入り、それから一年半は経つか。
 
 確かに、その頃に比べても俺は様々な点で「腕を上げた」だろう。
 探索者としても、戦士としてもだし、交渉ごとや商売、陰謀に陰働き。
 もしかしたら或いは、ちょっとした山賊の頭になるくらい簡単に出来るかもしれねえし、そこから勢力を広げて、クトリア周辺の有象無象の荒くれ連中を支配下に治めるくらいのことを目指しても、うまくやりゃあイケるかもしれねえ。
 
 けど、そんなんじゃねえ。
 別に俺はそんなことがしたいワケじゃねーし、そもそも今の俺がそれなりにでけぇ面してられんのは、やっぱ「シャーイダールの手下」という看板があるからだ。
 その看板を外しちまえば、結局は一山いくらのチンピラでしかない。
 俺にとってこの「シャーイダールの手下」という看板はまだ重要だし、だからこそ守らなきゃなんねえ。
 
 そのために……俺達はもっと「大きく」なる必要がある。
 
 その辺りの考えは、ブルもマルクレイも共有している。
 イベンダーのオッサンは……まあ本心でどう考えてるかイマイチ分からねーが、概ねその路線で動いてる。と、思う。
 アダンやハコブら、他の探索チームの面々にも、少なくとも反対されることは無いだろう。
 
 今回のボーマ城塞との酒の取引は、その点でかなり有益だった。
 遺跡探索はいずれ先細る。旨みのある遺物を発見できる率は年々減ってきてる。
 酒の取引は安定収入に繋がるし、同時に貴族街の三大ファミリーとのコネクションも出来た。
 まあ、メズーラの誘拐に端を発して、三大ファミリー一の武闘派であるクランドロールのボス、サルグランデによる陰謀を暴き、結果としてクランドロールのナンバー3のクーロによるクーデターを支援した……というのも大きな要因ではあったけどな。
 
 今、ボーマ城塞近くで発見された新しい遺跡の探索をハコブのチームが行っている。
 そこでの成果と酒の取引とで、今後の資金繰りは潤沢になるだろう。
 また、定期的にやることになったトムヨイ達の狩人チームとの共同ハンティングもそれなりの稼ぎにはなるし、何より食卓が豊かになる。
 組織としての規模を大きくするのには良い機会だ。
 
「見習いを何人か入れる……か」
 インターンみたいなもんとして、訓練をつけて使えるかどうかを見定める。
 その上で正式採用か、または荷運びなどの雑役夫として雇う。
 
 戦力は増やしたい。しかし出来れば今のアジトに入れる人数は増やしたくない。そうすればコボルトのナップルの存在がバレる可能性は高くなる。
 それに信用出来ない奴らをほいほい入れて、裏切られたり、実は俺達を狙う奴らの手のものだったりしたら洒落にならない。
 この辺りの折衷案として、「アジトそのものの拡大」をする事になる。
 それが、タリク・クルスに「アジト周辺の修復」を依頼した経緯だ。
 
 タリク・クルス、叉はクルス家が俺達を狙った奴ら、またはその類縁である可能性は? という点は、まあまずほぼ無いだろうと思う。
 彼らはクトリア旧商業地区では新参者で、イシドロと王の守護者ガーディアンズ・オブ・キングス意外では、強いコネクションを持たない。
 修理や建物の補修で方々とつながりはあるが、他に強い結びつきを持つ派閥は無いようだった。
 何よりクルス家自体の本拠地はあくまでモロシタテムの街。イシドロ自身もその手腕をよく知る俺達“シャーイダール一味”にいらぬちょっかいを出しても、得るもの少なくリスクが高い。
 
 まあもちろんこの辺は、あくまで「分かる範囲の情報による推論」でしかないが、容疑者としてのランクはかなり低い。
 一応、気にはかけておくけどな。
 
 
「まあ、予算についてはアタシがなんとかするよ。
 守りの為の備品や何やらは、マルクレイ、アンタとあの糞コボルトでうまいことやってくれ。
 で、JB、アンタは……」
「人材と情報、だろ? 
 まあ、なんとかしてみるわ」
 
 話し合い……と言っても元々の情報が少ない。
 結局はブル、俺、マルクレイとで、そう分担してじっくりと進めることになった。
 
 
 ◆ ◇ ◆
 
「おいおいおい、あそこの連中何やってんだよ?
 全然図面と違うだろーがよ!」
 詰め所にする予定の区画に山ほど日干しレンガを並べて積み上げている連中を指してそう文句を言う。
「あー、ありゃ臨時の資材置き場だ。
 ……おーい、そこはそんなに積み重ね無くて良いんだよ。小分けにして並べとけ」
 
 タリク・クルスの長子で、現場監督をしてもいるガエルが細かい指示を出す。
 ガエルは実際、手先も器用で仕切りも上手い。
 ただ、下働きの連中はというと、かーーーーなり質が悪い。
 言っちゃなンだがボンクラ揃いだ。
 
「こいつら本当に大丈夫なのか?
 マトモに働けてるたー思えねーぞ」
 腕組み不満顔を隠さずに、俺はガエルにそう文句を言う。
 
 ガエルはと言うとそれを受けても涼しい顔で、
「イシドロの叔父貴からも聞いてっけど、アンタら凄腕の探索者なんだろ?
 そういう環境からすりゃ生ぬるいだろーが、ご要望通りの仕事を、ご要望通りの速度で仕上げようとすりゃ、数を集めてやるしかねえ。
 で、そーなりゃ一山いくらのボンクラ共でもかき集めてこなきゃなんねーのよ」
 
「そんなに人手がねーのかよ?」
「人手が足りねーんじゃなくて、そもそもマトモに働こうって奴が少ねーの」
 ガエルは話しながらも手は休めず、正確にレンガを積み上げていく。
 
「ま、これはラミン伯父の受け売りだけどな。
 人間ってのは貧しい状況が当たり前になりすぎると、ちゃんと働いてきっちり稼いで生活を良くしよう、っつー意識が無くなっちまうンだとよ。
 ここらの連中は、殆どが生まれてからずっと瓦礫の山で大ネズミや雑草やらをほじくり返して生きて来たよーな奴らばっかだろ?
 食えなくて死ぬかもしれねーし、治安も糞だからいつ殺されるかも分かんねえ。
 だから実感として、働いて稼いで生活をしっかりとして、それで自分の人生が良くなるっつー感覚がねえんだよ。
 
 働くってことにしても、日銭を貰えてしばらくは飢えずに済むか、濁り酒をかっ食らって気持ち良く寝れるか、てなもんでしかねえ。
 だから仕事を覚えようともしねーし、工夫して巧くやろうとも思わねえ。時間一杯だらだらして、金が貰えりゃそれで良い。
 それ以上のことは考えてねーし、考えられねー」
 
 若いくせにかなり辛辣なことを言うが、しかし言われてみりゃあ前世のLAでスラム暮らししていたときも、周りにはそんな大人が腐るほど居た。
 俺はまだ糞ガキで、世の中のことも本当の絶望や無力感も味わってなかった。だからただただそういう大人を「ああはなりたくねェ」と軽蔑していただけだ。だが正直今は───分からなくもない。
 
 LAで死んで、生まれ変わったこの世界じゃガキの頃に村が襲われ奴隷となり、その後反乱を起こし脱走し、なんとか今まで生き残ってきた。
 けどその中で無気力にならずにやってこれたのは、前世の記憶とある種の怒りに突き動かされていたからだ。
 だが改めて思い返しても、いつ、どの時期にああいう「人生そのものを諦めた自暴自棄の精神状態」に陥ってたとしても不思議じゃあなかった。
 結局何がそれを分けたのか……それは俺にも分からねえ。
 運か、成り行きか、巡り合わせか───ただの偶然か。
 
 とは言え、今この場この状況で、無気力で使えない連中しか働き手が居ない、なんてのは困った話だ。
「もうちっとはどーにかなんねーのか?」
「ウチで長年働いてた使用人と、こっちで雇いだしてそこそこ使えるよーになったのが合わせて5人程居るから、そいつらをそれぞれ現場主任にして指揮させるよ。
 今日は俺だけだけどな」
「それだけでどーにかなるもんかね?」
「なんねーよ、そんだけじゃ」
「なんねーのかよ!」
「当ッたりめえだろ。生まれてこの方染み付いた習い性がそうそう簡単に抜けるかよ。
 結局な、こーゆーのはじっくり時間かけなきゃ変わんねーの。
 ま、俺のオヤジは根が怠け者だけど、その分他人を動かすのはそこそこうめーのよ。
 本当にどーにもなんねーようなのはクビにすっけど、そうでもねーならやりようがあるさ」
 
 やりよう……ねえ。
 どっちにせよ今の段階で俺が口出ししてどうにかなることでもないし、任せておくっきゃねーんだよな。
 
「あーーー……っと、それとな」
 話を切り上げ、場を離れようとしていた俺に、ガエルがそう声をかけてくる。
「あんたンとこ、これから人手を増やしてくつもりなンだろ?」
 珍しく手を止めてそう切り出す。
「ああ。ま、何人かテストして、それから適材適所で、だな」
 探索者チームだけじゃなく、ボーマ城塞との取引の為の人員、オッサンとマルクレイについての鍛治や細工物、補修に魔導具関係の補佐、警備担当等々……集めたい人手は多岐にわたる。
 
「一応、頼まれてんで聞くんだけど、よ。
 年齢とかはどーなん? 制限あるか?」

「いや、特に明確な基準はねえけど?
 何だよ、急に」
 妙に歯切れの悪い物言いになってくるガエル。
 言われて、填めていた皮手袋を外してから頭を掻き、
「ウチの弟のよ、ダミオンがよォ~。
 おめーンとこで探索者やりてえらしーんだわ」
 
 ダミオン。たしか俺より少し若い、この世界基準だと成人したてな奴……だったか?
 多分会った事は無いはずだが、希望者だと言うのなら断る理由は特にない。
「ま、別に良いが、特別扱いはしねえぞ?」
「それで良い、それで良い。
 とりあえず……現実を教えてやってくれ」
 
 ……んーだよ、不穏なこと言うなよ。
 
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