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第二章 迷宮都市の救世主たち ~ドキ!? 転生者だらけの迷宮都市では、奴隷ハーレムも最強チート無双も何でもアリの大運動会!? ~
2-35.J.B.(21)You Dropped A Bomb On Me.(爆弾! 怖い!)
しおりを挟む夕方になり、俺は1人貴族街のクランドロールの店へと入る。
さて、最悪なのはクーロが口封じにとサルグランデ達に殺されていて、そこにのこのこ現れた俺も殺られるパターン。
ただ当然俺もそこは警戒している。またもや頼んでいた狩人チーム、カリーナの妖等々による偵察では、昼過ぎに何やらバタバタとしていたものの、すぐに店内は落ち着きを取り戻し、その中で怪我をしたクーロを含む数人が、裏口の方から別棟に移動して、外から医術士を呼んで来ていたのを確認している。
クーロは少なくとも生きていて、そしてサルグランデ達の姿は外からは確認されてない。
まずまず、クーロが成功したと見て間違いないだろう。
正面から堂々とエントランスに入る。まあ元々は大聖堂のホールだった場所だ。
ボディチェックで武器の有無を確認され、言伝をすると受付の1人が人を呼びに行く。
他の客の様子やら悪趣味な鉄駕籠やらを眺めていると、不意に横合いから声を掛けられる。
「へっへ、やぁ~っぱ来たね、オタク」
へらへらと薄ら笑いを浮かべているのは、特徴的な赤のサーコートを着たプレイゼスの“気取り屋”パコ。
何が楽しいのやらとも思うが、それよりまるで俺を待ち構えて居たかのような態度なのが気にかかる。
「おぉっと、そう警戒するなってよォ~。
俺としちゃオタクの手際の良さにゃ、かーなり感心してンだぜー?」
「何の話か分からんが、まだ新しい酒は持ってこれてねえんで、その辺りはまたにしてくれねーか?」
当たり障り無くそう返しておくが、
「良いから、良いから。
ま、新しいクランドロールのボスのところへ向かいながら話をしようや」
新しいボス。それの意味する事は、すぐに分かる。
「何でぇ、お前さんまで何残ってやーんだい?」
俺の横に並ぶ“気取り屋”パコを見るなり、長椅子にもたれ掛かって座っているクーロがそう言った。
肩口から左腕にかけて包帯が巻かれ、血の滲んだ服の袖が切り裂かれ床に散らかっている。
「おいおい、俺は“立会人”だろォ~?
まだ全部の立会を済ませねえで帰るワケにもいかねーからよォ~」
相対する長椅子へと軽やかに座り、俺に対してもそれに倣うよう促すパコ。
「へ! 良く言いやがらァ。てめえにも“アッチの”酒を飲ましてやろうか?」
「いや~、俺ァ今後一切、ここじゃあ酒は飲まねえぜ?」
そんな掛け合いを聞きながら、俺はパコの横へと座る。
「ま、結論から言うぜ。
サルグランデと“鉄槌頭”のネロスはブッ殺した。
奴らは三者協定の違反と、“ジャックの息子”への反乱を企んでいたから、その粛清としてだ。
立会人としてプレイゼスとマヌサアルバ会からも使者を送ってもらい、“ジャックの息子”の了承も得て、晴れてこの俺ぃらがクランドロールの新しいボスってーワケだ」
俺は「客人」相手に使った「正直になりたくなる成分入りの酒」を、クーロに一瓶渡しておいた。
それを、噂になってる「上物の蒸留ヤシ酒」を手に入れて来た、幹部会で皆で飲もう、という口実でサルグランデ達に飲ませてやる。
クーロ自身はどうしたのかというと、手品等で使うトリックで、手のひらの内側に隠した袋の中に注ぎ込んで飲んだふりをしたらしい。なんとも器用なことだ。
そして話をうまく誘導し、徐々に陰謀の方へとシフトする。
「客人」の件を問いただし始めた頃にはかなり口も緩くなってきていたが、それでもサルグランデは大きなボロを出さない。
こうなればもう切り札を切るしかない、と、捕らえていた「客人」を場に投入。
あの後もしこたま「正直になりたくなる成分入りの酒」を飲まされていた「客人」は、不満とともに全ての陰謀を暴露。
それきっかけに怒りで判断力がさらに鈍ったサルグランデ自身がそれを追認。
幾つか証拠と共に、幹部会で陰謀の自白をすることになった。
“鉄槌頭”ネロスが暴れ出し「客人」を殴り殺すと、事前にクーロに呼ばれ隣の部屋に隠れて聞き耳を立てて居たマヌサアルバ会とプレイゼスの“立会人”達が現れ「ボスの交代」を承認し、クーロは控えさせていた子飼いの部下達と共にサルグランデと“鉄槌頭”、そして刃向かったネロスの親衛隊達の一部を“粛清”。
流石にネロスはとてつもなく、素手と頭突きで10人以上を戦闘不能にしたものの、最期には周りの幹部やクーロの部下達数人がかりで体中に短剣を突き刺されて絶命したらしい。
そのときに至っても尚、自分に剣を突き刺した別の幹部二人をくびり殺してもいるという。
……現場に居合わせなくて、本当に良かった。
先代を毒殺してボスの座に着いたサルグランデも、今度は粛清として部下に殺された。
サルグランデ本人とは一度も顔を合わせなかったが、正直亡くなって惜しいとも済まないともなんとも思わない。
少なくとも、俺が今回の一件で最大の目的として居たメズーラの救出をしなければならなくなったのは、サルグランデがカストに「壊れても良い女」を調達させて来たことにある。
その過程で奴の謀略が露見し、その結果死ぬ羽目になったのは自業自得だろう。
“鉄槌頭”のネロスがどこまで陰謀に関わって居たかは分からねえけど、そこは俺にはどーしようもない。選ぶ主を間違えた。そう言うことだ。
「しっかし、ねェ~。
オタクみたいな奴が、一体今まで旧商業地区で何やってたんだか。
俺達の情報網にも引っかかって来ないってんだからねェ~」
嘆息するパコだが、この様子では既に裏で俺が何をしてこういう状況になったのかを、粗方分かっているらしい。
クーロにちらり目をやると、
「俺ぃらは何も兄ちゃんの事ァ話してねーぜ?」
と肩をすくめる。
「そりゃあねェ~。特上の酒の噂が入ってきた時点で、方々から情報を集めまくったしよォ~。
牛追い酒場から手繰ってみりゃあ、どーも出所はシャーイダールの部下で、酒造りとは無縁臭いってーじゃねえのよ。
そっから取引の後につけてみりゃあ、クランドロールの下っ端が付け狙って居るわ、そいつらを軽くあしらっちまうわ、よ?
俺はね、こりゃとんでもねえ奴が潜んでたもんだって、ビックリしちゃったワケよォ~」
ビックリしたのはこっちだよ。あのときからつけられて居たとは!
眉根を寄せてそう驚いていると、
「なあ? 実際どうなのよ? 穴蔵鼠暮らしはよー?
そりゃあ旧商業地区ン中じゃ儲かる方かもだけどよー。
正直、コッチでの稼ぎとじゃあケタが違うだろうしよ~。
何よりコッチにゃ、酒も女も娯楽もある。確実に、“今より良い暮らし”が出来るぜェ~?」
ありゃ? 何か話の流れがあやしいぞ?
「おいおい、パコ。てめェ人の庭場で何言ってやがんだよ、ええ?
兄ちゃんをスカウトすんなあ、俺ぃらの方が先だろうよ?」
「ダメダメダメダメ。何の為に俺が待ってたと思うよ、ええ~?」
マジか。何でギャングに取り合いされる流れになってんだよ。
普通こう言うのは、美人で生真面目な女騎士と、勝ち気な美少女魔術師と、天然聖女様とかとで取り合いになって、最終的に全員恋人とかそういう展開になるもんなんじゃねーのかよ? いやまあ、そんなアホみてーな小説とか読んだことねーけどよ。
「あ、あー、その、何だ。
有り難ェ話になってるっぽいけど、よ。いや、俺の勘違いじゃあ無ければ、な?
ただ俺としちゃあ今の暮らしにそんなに不満はねーし、探索者ってー仕事も気に入ってるから、辞めるつもりは全然ねえよ?」
慌ててそう割って入る。
「ま、だとしても考えといてくんな。
俺ぃらとしちゃあ団の建て直しに、兄ちゃんみてーな活きの良いのがいてくれると助かるンだけどよ」
禿げかけた頭をポリポリとかきながらそう言う。
「ウチの方も考えといてよォ~?
オタクにはフリーパス出しておくから、いつでも遊びに来て良いんだぜェ~」
「おお? こっちもそれくらい出すからよ? いつでも来いや、な?」
今回の件の結果として、貴族街と劇場、大神殿へのフリーパスを貰うというよく分からない状況になった。
一応別れる前に、見舞い及び就任祝いと称して、シャーイダールの魔法薬をクーロには渡しておく。
ピクシーの魔法の粉を原料に含めているこの魔法薬は、実際効果のほどは保証済みだし、ま、これくらいしておかないと、後々の関係に悪影響あるかもしれないしな。
そうして、俺はまた元の「穴蔵」へと戻ることにする。
───が。
その前に、やっておかなきゃなんない仕事が一つ、残ってるんだよなあ。
帰り際、部屋の隅でデカい身体を小さくしていたカストへと近くと、
「お、おう、何だ? 何か……まだ、用……か?」
明らかに挙動不審になりながら、カストが聞いてくる。
「いやー、実は元々のお前さんへの用件が、まだ残っててねえ」
マランダとのこともあるが、そもそも事の始まりはサルグランデに命令されたとはいえ、コイツがメズーラを攫って行った事にある。
最初の夜の襲撃のときにもさんざんビビらせてやったが、正直もっとビビらせてやっても構わないだろう。
上から下まで丁寧にねめつけ、
「そういや、服が変わってるな?」
「お、おう。
その、ま、今回のことで、下っ端から、クー……ボスの護衛役に抜擢されてよ。
何だ、その、まあ、アンタのおかげ……かな?」
下っ端用の胸当てから、親衛隊の上等な装備へと変わってやがる。
大出世かよ。そりゃ面白くねーな。
お前はメズーラを攫ったんだから、もっとしっかり不幸になれよ。
「ほほぉーーー、そりゃめでたいねえ。
んじゃあ、給料も上がったりしてんじゃねえの?」
「へ? あ、まあ、まあな。
今までの3倍には、なるらしいぜ」
金の話になると、ニタニタと嫌らしい笑みを浮かべる。
「じゃ、利子及び謝罪の分含めて、金貨300……てとこで手を打ってやるよ」
「……へ?」
「お前が牛追い酒場から持ち逃げした金だよ!
マランダは生死を問わず取り返して来いって言ってたけどよー。
そいつは勘弁してやっからなー!」
シャロン金融はえぐゥおまっせー!
「ヒィィ、そんな! 300なんて大金、む、む、無理ですゥ~~~~~!!!!」
「ま、何なら分割でも良いぜ?
……なあ、クーロの旦那! 証人やってくんねーかなあ?」
「おお、そりゃ構わんぜ?」
「ヒィィ、ボ、ボス、そんな!?」
ちょうど良くカストのボスが証人となり、牛追い酒場への返済証文を書かせてやる。
法律上の借金の証文なんてのはここじゃ何の役にも立たないが、クランドロールのボスが証人となった証文は、命を懸けて守らなきゃならない。
まあ俺も鬼じゃあないので、新しい給料の六割を月々の返済に充てる、という形での分割をさせてやることにした。
下っ端の頃の分はキープ出来るし、頑張ってもっと給料を上げていけば、もっと早くに返済出来る。
「ま、これでとりあえずマランダもおめーの命を狙う事も無くなんだろ?
そうすりゃあ旧商業地区の方に遊びに来ることも出来るさ」
旧商業地区に来れば、安い給料でもそこそこ楽しめる。
そう言うと、カストは何やら苦々しい……というか、何とも嫌な顔をして切り出して来る。
「……いや、俺ァよ、別にマランダが怖くて貴族街に籠もってたんじゃねえんだよ」
渋面を作って顔をなで上げるカストは、今までとはまた異なる怯えの色を見せた。
んん? 一体何の話をし始めるんだ?
そう思って問いただすと、
「アンタ、シャーイダールのとこのモンなんだよな?
良い機会だし……いっそ全部ぶちまけちまうわ」
「おい、ちょっと何だよ、きな臭い話か?」
「……まあな。
アンタんとこでちょっと前、遺跡から拾って来たガーディアンが暴れ出したってこと、あっただろう?」
“便利屋”ジョスが、動かなくなっていたドワーベンガーディアン数体を回収して持ってきた。
壊した破片もドワーフ合金の素材としての価値はあるが、無傷でなおかつ動かなくなったガーディアンは、好事家の工芸品として、又研究用として売れる。
だから綺麗な状態のそれを見つけ、拾って来ること自体はよくある事だ。
だが、それが突然再起動して暴走状態になる……てなことは、そうそうあることじゃない。
「多分、それの二週くらい前だったかな……。
取り立ての帰りで、酒もしこたま飲んでてよ。
気分良く夜道を歩いて、ちょっと小便したくなったんだよ」
ドワーベンガーディアンの襲撃が、今から二週半くらい前か?
で、マランダからカストの件を依頼されたのは一週半くらい前だったかな?
時期的にはそうおかしくはない。
「多分ありゃ、東のハズレにある、地下街への入り口近くの人の居ない辺りだったかな。
話し声が聞こえたんだよ。
『ドワーベンガーディアンを用意しておくから、そいつを回収させろ。
そいつは自動的に暴走するよう仕組んであるから、アジトに戻ったあたりで暴れ出す。
巧くすればシャーイダールも殺せるだろう』
……て、な」
顔面から、スゥーっと血の気が引いた。
待て、何だその話は?
「俺ァそれ聞いて驚いてよ。
まさか、あのシャーイダールを殺そうなんて考える奴が居るのか?
……ってな。
それで思わず声を出しちまって、そいつらに見つかりかけてよ」
そうだ。その、「まさか」だ。
「大慌てで逃げ出したもののよ。
シャーイダールを殺そうなんて企む奴らに、もしかして追われてんじゃねーのかって考えたら、心底怖くなっちまって……。
で、気がついたら取り立ててた金を持ったまま、貴族街の方に逃げちまってたんだよ」
ジャンヌからも聞いていた。シャーイダールは偽者だ、本当は怖くねえと噂してる奴らが居る、と。
“腐れ頭”も言ってた。もうじきクトリアの勢力図が一変するはずだ、と。
俺は、そんなのはたいして関係ねえと、そう思ってしまっていた。
けど、そうじゃねえ。
シャーイダール殺しは、結果として失敗した。
つまり───そいつらはまだ、それを狙っている。
この街のどこかに、俺達を殺そうと狙ってるやつらが、まだ居るかもしれない。
【おまけ:現在のJBハーレム状況】
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