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はっ? えっ? 今、なんて言った?
「異世界……?」
「そうだ。目が覚める前の事、何も思い出せないか?」
「さっき起きたばかりだから……。ちょっと待ってね。えっと、とりあえず確認だけど、私は気絶落ちじゃないって事?」
「ああ、そうだ。此処には自分達の足で来てそのままチェックインの受付をした。記憶にはないか?」
自分達で……。だからなんとなく見覚えがあったのかな?
でも、宿屋って何処も似たような作り出し、一概にそうとも言えない?
それに、こんな事でナユタが私にわざわざ嘘をつくとは思えないし。
彼とはこのゲームでパーティーを組んで一年は経っているから、ある程度の彼の人となりというか、性格は知っているつもりだ。
例え、VRという仮想世界でキャラを作っていたにしても、それでも一年もキャラを徹底して演じてわざわざこのタイミングでそれを壊すような、そんなしょうもない嘘をつく事はしないだろう。
私だってこのユウ──ユウトというキャラを作っている。
今となってはほとんど地がでているけど、それでも初対面の人や知人レベルの人には作ったキャラで接している。
それをわざわざ壊そうとは思わない。ある程度慣れたら、自然と壊れていっちゃうというか、徐々に地に近づいていっているというか。
でもそれは意図して壊しているわけじゃないから、騙しているわけでは……。って、あれ? なんか混乱してる?
ええっと、ええっと……。
完全に混乱していた私は温かいものに包まれていた事に、暫く経って気が付いた。
包まれた事によって、トクントクンと規則正しく聞こえる心音は自分以外のもので、その音が私の心を落ち着かせてくれた。
そして、そんな事をしてくれる人はただ一人しかいない。
「ナユタ……」
「焦らなくていい。ゆっくりとでいいから……」
「うん……。暫く、こうしててもらってもいい?」
「勿論だ」
「ありがとう……」
ナユタがいてくれてよかった……。
本当に、頼りになる優しいお兄さんだよね。
さて、もう一度よく考えてみよう。
ナユタはここはVRではなく、現実だって言ってた。しかも異世界。
VRじゃないなら、なんでナユタは此処にいるの?
そして異世界だと、現実だと思う理由は?
「ねぇ、ナユタ。仮に此処が現実で、異世界だとしたらどうしてナユタはナユタの──VRのキャラなの?」
「そうだなぁ……。ユウは何か思い出したか?」
「ごめん……。何にも。でも、思い出せないのは直前? の事で、それより前の事とかは覚えてるよ!
えっと、確か天空の塔の攻略をしていたよね?」
私は記憶を呼び起こす。
ユウ──ユウト事、私、諏訪優那は約二年前からVRMMORPGのオズをプレイしていた。
VRMMO──仮想現実大規模多人数オンラインの事で、元は軍事目的やら医療目的に作られていたのを、日本の一企業がどうにかしてゲームに流用できないものかと開発をしたのが最初。
さすが、ゲーム大国日本だね、なんて自国の事ながら感心したよ。
発売当初はそれはうーんと高かったけど、ゲーマーの多い国でしかも極める事が好きな人が多かったんだろうね。
勿論、そこに絡む利益も凄かったんだろうけど僅か十年程で、値段は発売当初の五十分の一にまで落ちた。
ついでにゲーム機もかなりコンパクトになって、ヘッドマウントギアと脈を図るブラッディープレシャーボックスとネット回線が接続されていて、横になれる場所であれば問題なくゲームが出来るようになった。
発売当初は、かなり大きな筐体だったらしいから、技術革新というか、技術者の方々の目まぐるしい努力のお蔭だと思う。
装置のコンパクト化もあってか爆発的に売れ、それに伴ってゲームの種類も沢山増えた。
今では子供からお年寄りまでVRをやって当たり前の時代だ。
もう少し現実を現実として認識できる年代になってからという事で、乳幼児など小さい子供は禁止されているけどね。
そんな数あるゲームの中から、私がなんとはなしに選んだのが『オズ』だった。
よくあるファンタジーの世界。
色々な種族、冒険など、本当によくある設定、ストーリーだった。
じゃあなんで選んだかというと、CMで使われていたキャラが可愛かったからという事と、アバター──自キャラ──のパーツが多く、より個性を出せそうだったから。
それだけの理由。
さあ、どんなキャラを作ろうかと思った時に何をやりたいかと考えて、魔法が使いたいよねー。じゃあ魔法に秀でた種族がいいよねーと、単純に考えて種族はエルフを選択した。
エルフの顔パーツは美形なものが多かったんだけど、それはなんかありきたりな感じがして、此処は綺麗より可愛いがいいよなぁと必死に可愛い顔を探した。
どうせ可愛いいを目指すならレベルの高い可愛いを目指そう!と、より必死になってパーツを探した。
お蔭で軽く半日を費やし、ついでに気に入る色がなかったから泣く泣く課金をして出来たのは、透き通るかのような肌の色と天使の環が綺麗に出る銀髪のボブにパッチリお目目の煌くアメジストの瞳、そしてぷっくりとした桜色の唇をもつ天使の如く可愛らしい、大人へと成長して行く途中のアンバランスさがまたなんともいえない危うさの色気を醸し出している十六歳の──王子様。
そう、王子様。
なんていうか、テンションがおかしかったんだろうね。
あまりの可愛さに、ここはいっそ男の子、いや男の娘でいっちゃおうよ! なんて何をとち狂ったんだか、性別『男』で決定してしまいました。
ログインして一日経って、ハッと我に返った時は、やってしまったという思いで自部屋の床をゴロゴロと転げまわったよ。
でも、この最高傑作を消す事は私には出来ないから開き直った。
もう気にせず男の娘やってやった。
服装も装備も、なるべく可愛いものを選んで、見た目女の子になったよ。
可愛いのは正義っ! なんて心の中で呟いて。
性別も開示さえしなければ別に問題ないしね。……うん、問題ないよね。
さすがに仲が良くなった人には説明して性別明かしたけど、中の人の性別に関してはノーコメントで通しきった。
そこは、個人情報という事でね。
そんな感じで出来たのが、エルフの魔法使い『ユウト』。仲がいい人には『ユウ』って呼んでもらっている。
その方が現実の名前とあんまり違和感ないから反応しやすいんだよね。まあ、それが原因で地が出やすいって言うのもあるんだけどさ。
ユウトの見た目も女の子のものだったから特におかしくはなかったし、概ね受け入れられてたよ。
拒否反応示す人にはあんまり近寄らないようにしたしね。
嫌な思いをしてまでゲームはやりたくなかったし。だってゲームは楽しむ為のものなんだから。
一年間ソロをしたり色々なパーティーに入ったりしてたけど、そろそろ落ち着きたいなぁと思った時に出会ったのがナユタだった。
ナユタは竜人族という戦闘特化の種族だった。
戦闘特化なので、元からの体力や防御力は抜群に高く近接攻撃が得意中の得意で、魔法特化の私にとってパーティーを組むには最適の相手だった。
竜人族は基本的に体躯の大きい──筋肉ガッチリ系の人が多かったけど、ナユタはその人達と比べると幾分かスレンダーだった。
正直、ムキムキな人が苦手な私にとって竜人族の人はあまり組みたくない相手だったけど、ナユタの体躯なら全然気にならなかったから、お試しでパーティーを組んだ。
慣れるまでは、竜人族の特徴である縦長の瞳孔のある瞳でジッと見つめられると、何か気に障る事でもしたのかとちょっとビクビクしてたけど、ナユタと付き合っていくうちにそれが彼の癖なんだと気が付いたから今では平気になった。
ふとした拍子に、ナユタを見ると結構な確率で目が合うから私が勝手に癖だと思っているんだけどね。
でも、ナユタにはもうすこし自分の容姿をちゃんと把握してほしいと思っている。
若干つり目だから、じっと見つめられると余計に怖いんだよ。本人はそれに気付かないから注意のしようもないんだよね。
目が怖いから、じっと見ないで欲しいんだけど……。なんて到底言えないし。それってなんか失礼な気がするしね。
ほんと、なんでつり目にしたんだろうね?
アバター作成は個人の自由というか、想いだからあんまり突っ込んでは聞けない。だって私はそれで嫌な思いをしたが事あるから。
だから、私から他の人にはアバターについて何かを質問する事はないんだけど……。
どうしても気になったから聞いてしまった。
答えは、リアルが若干たれ目になっているからというまさかのリアル事情っ!
どうリアクションしていいのかわからなかったので、どうにか誤魔化す事にした。
「ナユタの個性でとってもいいと思うよ。私は、ナユタはとってもカッコイイと思うしね」
極上の笑顔をつけて、ついでに上目遣いで──ユウトの身長は百五十程しかないので必然的に上目遣いにはなるけれど──さらにおまけをつけて小首まで傾げてあげましたともっ!
そん所そこらの乙女より可愛いユウトのこの攻撃で、誤魔化されない筈はないっ!
例え中の人が、内心で恥ずかしさのあまり転げまわっていたとしてもねっ!
ナユタは「ありがとう」と柔らかく微笑んで、私の頭を撫でてくれた。
誤魔化せたのかは分からないけど、私の気持ちは汲み取ってもらえたと思う。
そんなこんなで、お試し期間を終えた私達はお互いに不満も特になく、戦闘でも連携をとりやすかったのでそのままパーティーを続行する事にした。
そしてそれは今に至る訳なんだけど……。
「異世界……?」
「そうだ。目が覚める前の事、何も思い出せないか?」
「さっき起きたばかりだから……。ちょっと待ってね。えっと、とりあえず確認だけど、私は気絶落ちじゃないって事?」
「ああ、そうだ。此処には自分達の足で来てそのままチェックインの受付をした。記憶にはないか?」
自分達で……。だからなんとなく見覚えがあったのかな?
でも、宿屋って何処も似たような作り出し、一概にそうとも言えない?
それに、こんな事でナユタが私にわざわざ嘘をつくとは思えないし。
彼とはこのゲームでパーティーを組んで一年は経っているから、ある程度の彼の人となりというか、性格は知っているつもりだ。
例え、VRという仮想世界でキャラを作っていたにしても、それでも一年もキャラを徹底して演じてわざわざこのタイミングでそれを壊すような、そんなしょうもない嘘をつく事はしないだろう。
私だってこのユウ──ユウトというキャラを作っている。
今となってはほとんど地がでているけど、それでも初対面の人や知人レベルの人には作ったキャラで接している。
それをわざわざ壊そうとは思わない。ある程度慣れたら、自然と壊れていっちゃうというか、徐々に地に近づいていっているというか。
でもそれは意図して壊しているわけじゃないから、騙しているわけでは……。って、あれ? なんか混乱してる?
ええっと、ええっと……。
完全に混乱していた私は温かいものに包まれていた事に、暫く経って気が付いた。
包まれた事によって、トクントクンと規則正しく聞こえる心音は自分以外のもので、その音が私の心を落ち着かせてくれた。
そして、そんな事をしてくれる人はただ一人しかいない。
「ナユタ……」
「焦らなくていい。ゆっくりとでいいから……」
「うん……。暫く、こうしててもらってもいい?」
「勿論だ」
「ありがとう……」
ナユタがいてくれてよかった……。
本当に、頼りになる優しいお兄さんだよね。
さて、もう一度よく考えてみよう。
ナユタはここはVRではなく、現実だって言ってた。しかも異世界。
VRじゃないなら、なんでナユタは此処にいるの?
そして異世界だと、現実だと思う理由は?
「ねぇ、ナユタ。仮に此処が現実で、異世界だとしたらどうしてナユタはナユタの──VRのキャラなの?」
「そうだなぁ……。ユウは何か思い出したか?」
「ごめん……。何にも。でも、思い出せないのは直前? の事で、それより前の事とかは覚えてるよ!
えっと、確か天空の塔の攻略をしていたよね?」
私は記憶を呼び起こす。
ユウ──ユウト事、私、諏訪優那は約二年前からVRMMORPGのオズをプレイしていた。
VRMMO──仮想現実大規模多人数オンラインの事で、元は軍事目的やら医療目的に作られていたのを、日本の一企業がどうにかしてゲームに流用できないものかと開発をしたのが最初。
さすが、ゲーム大国日本だね、なんて自国の事ながら感心したよ。
発売当初はそれはうーんと高かったけど、ゲーマーの多い国でしかも極める事が好きな人が多かったんだろうね。
勿論、そこに絡む利益も凄かったんだろうけど僅か十年程で、値段は発売当初の五十分の一にまで落ちた。
ついでにゲーム機もかなりコンパクトになって、ヘッドマウントギアと脈を図るブラッディープレシャーボックスとネット回線が接続されていて、横になれる場所であれば問題なくゲームが出来るようになった。
発売当初は、かなり大きな筐体だったらしいから、技術革新というか、技術者の方々の目まぐるしい努力のお蔭だと思う。
装置のコンパクト化もあってか爆発的に売れ、それに伴ってゲームの種類も沢山増えた。
今では子供からお年寄りまでVRをやって当たり前の時代だ。
もう少し現実を現実として認識できる年代になってからという事で、乳幼児など小さい子供は禁止されているけどね。
そんな数あるゲームの中から、私がなんとはなしに選んだのが『オズ』だった。
よくあるファンタジーの世界。
色々な種族、冒険など、本当によくある設定、ストーリーだった。
じゃあなんで選んだかというと、CMで使われていたキャラが可愛かったからという事と、アバター──自キャラ──のパーツが多く、より個性を出せそうだったから。
それだけの理由。
さあ、どんなキャラを作ろうかと思った時に何をやりたいかと考えて、魔法が使いたいよねー。じゃあ魔法に秀でた種族がいいよねーと、単純に考えて種族はエルフを選択した。
エルフの顔パーツは美形なものが多かったんだけど、それはなんかありきたりな感じがして、此処は綺麗より可愛いがいいよなぁと必死に可愛い顔を探した。
どうせ可愛いいを目指すならレベルの高い可愛いを目指そう!と、より必死になってパーツを探した。
お蔭で軽く半日を費やし、ついでに気に入る色がなかったから泣く泣く課金をして出来たのは、透き通るかのような肌の色と天使の環が綺麗に出る銀髪のボブにパッチリお目目の煌くアメジストの瞳、そしてぷっくりとした桜色の唇をもつ天使の如く可愛らしい、大人へと成長して行く途中のアンバランスさがまたなんともいえない危うさの色気を醸し出している十六歳の──王子様。
そう、王子様。
なんていうか、テンションがおかしかったんだろうね。
あまりの可愛さに、ここはいっそ男の子、いや男の娘でいっちゃおうよ! なんて何をとち狂ったんだか、性別『男』で決定してしまいました。
ログインして一日経って、ハッと我に返った時は、やってしまったという思いで自部屋の床をゴロゴロと転げまわったよ。
でも、この最高傑作を消す事は私には出来ないから開き直った。
もう気にせず男の娘やってやった。
服装も装備も、なるべく可愛いものを選んで、見た目女の子になったよ。
可愛いのは正義っ! なんて心の中で呟いて。
性別も開示さえしなければ別に問題ないしね。……うん、問題ないよね。
さすがに仲が良くなった人には説明して性別明かしたけど、中の人の性別に関してはノーコメントで通しきった。
そこは、個人情報という事でね。
そんな感じで出来たのが、エルフの魔法使い『ユウト』。仲がいい人には『ユウ』って呼んでもらっている。
その方が現実の名前とあんまり違和感ないから反応しやすいんだよね。まあ、それが原因で地が出やすいって言うのもあるんだけどさ。
ユウトの見た目も女の子のものだったから特におかしくはなかったし、概ね受け入れられてたよ。
拒否反応示す人にはあんまり近寄らないようにしたしね。
嫌な思いをしてまでゲームはやりたくなかったし。だってゲームは楽しむ為のものなんだから。
一年間ソロをしたり色々なパーティーに入ったりしてたけど、そろそろ落ち着きたいなぁと思った時に出会ったのがナユタだった。
ナユタは竜人族という戦闘特化の種族だった。
戦闘特化なので、元からの体力や防御力は抜群に高く近接攻撃が得意中の得意で、魔法特化の私にとってパーティーを組むには最適の相手だった。
竜人族は基本的に体躯の大きい──筋肉ガッチリ系の人が多かったけど、ナユタはその人達と比べると幾分かスレンダーだった。
正直、ムキムキな人が苦手な私にとって竜人族の人はあまり組みたくない相手だったけど、ナユタの体躯なら全然気にならなかったから、お試しでパーティーを組んだ。
慣れるまでは、竜人族の特徴である縦長の瞳孔のある瞳でジッと見つめられると、何か気に障る事でもしたのかとちょっとビクビクしてたけど、ナユタと付き合っていくうちにそれが彼の癖なんだと気が付いたから今では平気になった。
ふとした拍子に、ナユタを見ると結構な確率で目が合うから私が勝手に癖だと思っているんだけどね。
でも、ナユタにはもうすこし自分の容姿をちゃんと把握してほしいと思っている。
若干つり目だから、じっと見つめられると余計に怖いんだよ。本人はそれに気付かないから注意のしようもないんだよね。
目が怖いから、じっと見ないで欲しいんだけど……。なんて到底言えないし。それってなんか失礼な気がするしね。
ほんと、なんでつり目にしたんだろうね?
アバター作成は個人の自由というか、想いだからあんまり突っ込んでは聞けない。だって私はそれで嫌な思いをしたが事あるから。
だから、私から他の人にはアバターについて何かを質問する事はないんだけど……。
どうしても気になったから聞いてしまった。
答えは、リアルが若干たれ目になっているからというまさかのリアル事情っ!
どうリアクションしていいのかわからなかったので、どうにか誤魔化す事にした。
「ナユタの個性でとってもいいと思うよ。私は、ナユタはとってもカッコイイと思うしね」
極上の笑顔をつけて、ついでに上目遣いで──ユウトの身長は百五十程しかないので必然的に上目遣いにはなるけれど──さらにおまけをつけて小首まで傾げてあげましたともっ!
そん所そこらの乙女より可愛いユウトのこの攻撃で、誤魔化されない筈はないっ!
例え中の人が、内心で恥ずかしさのあまり転げまわっていたとしてもねっ!
ナユタは「ありがとう」と柔らかく微笑んで、私の頭を撫でてくれた。
誤魔化せたのかは分からないけど、私の気持ちは汲み取ってもらえたと思う。
そんなこんなで、お試し期間を終えた私達はお互いに不満も特になく、戦闘でも連携をとりやすかったのでそのままパーティーを続行する事にした。
そしてそれは今に至る訳なんだけど……。
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