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第1章
第四十八話 「実は道華は超能力者!?」
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こんにちは。春間真莉亜です。
「う、う~!」
こら道華、食べ物で遊ばないの。
道華が生まれて、6カ月。だんだん、大きく成長しましたぁ。
☆
さーて、道華のところに行きましょうか。
「うぇ~ん、うぇ~ん!」
ん!?物が浮かんでる!
ま、まさか……。
ガチャッ!
「マドレーヌちゃん、どーしたの!?」
「えっ?私じゃありませんよ?」
えっ……うそ!
じゃ、じゃあ、誰なの……?
「真莉亜!大変よ!」
リリアさん、どーしたんですか?
「道華が……道華が!」
道華が、どーしたんですか?
「あーもう、いーからこっちに来て!」
ちょっ、リリアさん!速すぎますぅ~!
☆
リリアさんに手を引っ張られ、お部屋に行くと……。
え~!?
も、物が浮かんでるぅ!
しかも、その先には……。
「うぇーん、うぇーん!」
道華!
「早く止めないと、お城……いいえ、地球全体が、破壊されるわ!」
なんとかしないと!
「うぇーん、うぇーん!」
耳をふさぎながら、道華の方へ近づいてゆく。
よし!だっこした!
「道華ぁ、ママでちゅよぉ~。」
「うぇーん、うぇーん!」
え~!?泣き止んでくれないよぉ~!
「真莉亜お姉様、これ!」
マドレーヌちゃんが私に向けて、なにかを投げた。
ん?あ、おしゃぶりだ!
よし、これを道華に付けてっと。
「う、う?」
おしゃぶりを付けたとたん、物が浮かぶのをやめた。
「ふぅ。一時はどーなると思ったわ。」
リリアさんが、ほっと安心した。
☆
「道華が超能力者~?」
うん。
「はっ、それはないだろ。だって、マドレーヌの血なんて、どこにも引いてないし。ねー、道華ぁ。」
「う、う~!」
けどさ、超能力を持ってる可能性が高いしぃ……。
「じゃあ、なんでそう言い張る。説明してみろ。」
ゔぅ。
あのね、マドレーヌちゃんが話してたことによるとぉ、出産する時、重く感じたら、その子供が超能力を持ってるんだって。
「へぇー。初耳だぜぇ。」
って、あんた、知らなかったの!?
「おやすみー。」
って、おい!ねるなー!
ったくぅ。自分勝手なヴァンパイアなんだから。
明日、ギロさんに診てもらおう。
☆
私は医療室に道華を連れて、ギロさんに診てもらっていた。
「う~ん、今のところ、なんもないねぇ。ただの思いこみなんじゃない?」
思いこみじゃありません!本当に起きたんですぅ!
「ギロお兄様、調べてください。注射でもいいから。」
「あー、無理。俺はそっちの専門じゃないからねぇ。録画してた、『オムライスマン』を観よっ。」
アニメはいーから、診察しなさいっ!
「あー!真莉亜ちゃん、テレビこわさないでぇ~!」
ギロさんは早速、道華に注射をし始めた。
「うぇーん、うぇーん!」
「痛いねぇ。すぐ、終わるからねぇ。」
「うぇーん、うぇーん!」
「よし、終わった!がんばったねぇ、道華ちゃん。」
ギロさんが、道華の頭をなでた。
「う、う!」
「ありがとうございます、ギロさん。」
「いいえ、どういたしまして。さーて、アニメを観よ……って、うわぁぁぁぁ!真莉亜ちゃんにこわされたんだったぁ~!」
あ、ごめんなさい。
☆
「う、う~!」
こら道華、食べ物で遊ばないの。
道華が生まれて、6カ月。だんだん、大きく成長しましたぁ。
☆
さーて、道華のところに行きましょうか。
「うぇ~ん、うぇ~ん!」
ん!?物が浮かんでる!
ま、まさか……。
ガチャッ!
「マドレーヌちゃん、どーしたの!?」
「えっ?私じゃありませんよ?」
えっ……うそ!
じゃ、じゃあ、誰なの……?
「真莉亜!大変よ!」
リリアさん、どーしたんですか?
「道華が……道華が!」
道華が、どーしたんですか?
「あーもう、いーからこっちに来て!」
ちょっ、リリアさん!速すぎますぅ~!
☆
リリアさんに手を引っ張られ、お部屋に行くと……。
え~!?
も、物が浮かんでるぅ!
しかも、その先には……。
「うぇーん、うぇーん!」
道華!
「早く止めないと、お城……いいえ、地球全体が、破壊されるわ!」
なんとかしないと!
「うぇーん、うぇーん!」
耳をふさぎながら、道華の方へ近づいてゆく。
よし!だっこした!
「道華ぁ、ママでちゅよぉ~。」
「うぇーん、うぇーん!」
え~!?泣き止んでくれないよぉ~!
「真莉亜お姉様、これ!」
マドレーヌちゃんが私に向けて、なにかを投げた。
ん?あ、おしゃぶりだ!
よし、これを道華に付けてっと。
「う、う?」
おしゃぶりを付けたとたん、物が浮かぶのをやめた。
「ふぅ。一時はどーなると思ったわ。」
リリアさんが、ほっと安心した。
☆
「道華が超能力者~?」
うん。
「はっ、それはないだろ。だって、マドレーヌの血なんて、どこにも引いてないし。ねー、道華ぁ。」
「う、う~!」
けどさ、超能力を持ってる可能性が高いしぃ……。
「じゃあ、なんでそう言い張る。説明してみろ。」
ゔぅ。
あのね、マドレーヌちゃんが話してたことによるとぉ、出産する時、重く感じたら、その子供が超能力を持ってるんだって。
「へぇー。初耳だぜぇ。」
って、あんた、知らなかったの!?
「おやすみー。」
って、おい!ねるなー!
ったくぅ。自分勝手なヴァンパイアなんだから。
明日、ギロさんに診てもらおう。
☆
私は医療室に道華を連れて、ギロさんに診てもらっていた。
「う~ん、今のところ、なんもないねぇ。ただの思いこみなんじゃない?」
思いこみじゃありません!本当に起きたんですぅ!
「ギロお兄様、調べてください。注射でもいいから。」
「あー、無理。俺はそっちの専門じゃないからねぇ。録画してた、『オムライスマン』を観よっ。」
アニメはいーから、診察しなさいっ!
「あー!真莉亜ちゃん、テレビこわさないでぇ~!」
ギロさんは早速、道華に注射をし始めた。
「うぇーん、うぇーん!」
「痛いねぇ。すぐ、終わるからねぇ。」
「うぇーん、うぇーん!」
「よし、終わった!がんばったねぇ、道華ちゃん。」
ギロさんが、道華の頭をなでた。
「う、う!」
「ありがとうございます、ギロさん。」
「いいえ、どういたしまして。さーて、アニメを観よ……って、うわぁぁぁぁ!真莉亜ちゃんにこわされたんだったぁ~!」
あ、ごめんなさい。
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