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第1章
第四話 「私、産みたくない」
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こんにちは。春間真莉亜です。
今日はゆっくり、一人で紅茶を飲んでいます。
あー!ルクトさんの紅茶、やっぱりサイコー!
お腹にいる赤ちゃん、おいちいでちゅか~?
私は、お腹をさわった。
ビクッ。
うふふふふ。おいしいみたいだね。
「ん真莉亜ちゅわ~ん♡」
ん?外から声が聞こえるぞ。
私が、バルコニーに行くと・・・・・・。
あ、いた。黒いオオカミさんが。
「遊びに来たよ~ん♡」
はいはい。
ったく、最近、いっぱいうちに遊びに来るんです、ウルフ一郎さん。
☆
「いやぁ~、君とティータイムなんて、夢みたいだよ~ん♡」
うふふふふ。
ウルフ一郎さんが、紅茶を飲んだ。
「ん~!ルクトが作る紅茶は、サイコーだなぁ!」
そうでしょ?
おかわり、いっぱいありますから、飲んでくださいねっ。
「OK~♡じゃ、もう一杯、いただこっかな?」
おかわりですね、少々おまちください。
私は、ウルフ一郎さんのティーカップに、紅茶をつごうとした、その時。
ゔ・・・・・・なんだか、目まいが・・・・・・。
ガッシャーン!
私はばたりとたおれた。
「真莉亜ちゃん!大丈夫!?しっかりしてくれ!」
ウルフ一郎さんの声が聞こえるけど、なかなか、起ききれない・・・・・・。
「医者!医者!この城に、医者はいるのか!」
「あ、はいっ。この城専属のお医者様がいます。」
「どこにいるんだ!?」
「医療室というお部屋にいます。」
「どこにあるんだ!?その医療室っていう部屋は!」
「あちらにあります。」
「よーし!」
ウルフ一郎さんは、私をお姫様だっこして、医療室に向かって走った。
(真莉亜ちゃん、死なないでね!必ず助けるから!)
☆
う、う~ん。
「真莉亜ちゃん!」
ウルフ一郎さん!私は一体・・・・・・。
「突然たおれたんだよ。俺様とティータイムをしている時に。」
そうですか・・・・・・。
あ!
「赤ちゃんは!?無事ですか!?」
「あ・・・・・・あぁ。無事だよ。」
ふぅ、よかったぁ。
私は、お腹をさわった。
ビクッ。
うふふ。まだ生きてる。
「大丈夫?真莉亜ちゃん。」
はい。大丈夫です。
・・・・・・ゔ!
私は口をおさえた。
「真莉亜ちゃん!?」
ウルフ一郎さんは、急いで洗面器を持って来た。
「オェ―!オェ―!」
私は洗面器の中に吐いた。
吐き続ける私の背中を、ウルフ一郎さんがこする。
「オェ―!オェ―!」
「大丈夫だよ、大丈夫。」
「オェ―!オェ―!」
ヤバイ・・・・・・止まらない、この気持ち悪い感じ。
「オェ―!オェ―!」
「大丈夫大丈夫。」
全然、大丈夫じゃない・・・・・・。
「オェ―!オェ―!」
「真莉亜ちゃん、しっかり。」
「はぁ、はぁ、はぁ。もう、スッキリしました。」
「本当に?」
「はい。」
私はうなずいた。
「そっか。じゃ、もう大丈夫だね。」
ウルフ一郎さんが、にこぉと笑った。
はい。
「じゃ、ロンゲヤローがもうすぐ来るから、俺様、帰るねっ。」
はい。じゃあ、また明日。
「おう!また明日なっ!」
ウルフ一郎さんはニカッと笑いながら、私に手を振って、部屋を出て行っちゃった。
☆
私は自分のお腹を、ずっとさわっていた。
赤ちゃーん、元気でちゅかぁ~?
早く会いたいでちゅねぇ~。
ガチャッ。
「真莉亜!」
その声は・・・・・・。
「ジュンブライト!」
ジュンブライトは走って、私のところへ駆けつけた。
「大丈夫か!?」
うん。大丈夫だよ。
「よかったぁ。あ、赤んぼうは!?」
赤ちゃんも大丈夫だよ。
「ふぅ、よかったぁ。オオカミヤローからLINEが来て、ハラハラドキドキしながら、馬車でお城に向かっていたんだぜ。」
アハハハハ。心配させて、ごめんね。
「いいぜ!気にすんな!」
ジュンブライトは、ニッと笑いながら、言った。
「・・・・・・。」
「どうしたんだ?そんな顔をして。」
「私、ちゃんと産めるかな?」
「はっ、心配すんなって!真莉亜なら、きっと産める!」
ジュンブライトは、私のお腹をさわりながら言った。
・・・・・・だよね。
☆
今日はゆっくり、一人で紅茶を飲んでいます。
あー!ルクトさんの紅茶、やっぱりサイコー!
お腹にいる赤ちゃん、おいちいでちゅか~?
私は、お腹をさわった。
ビクッ。
うふふふふ。おいしいみたいだね。
「ん真莉亜ちゅわ~ん♡」
ん?外から声が聞こえるぞ。
私が、バルコニーに行くと・・・・・・。
あ、いた。黒いオオカミさんが。
「遊びに来たよ~ん♡」
はいはい。
ったく、最近、いっぱいうちに遊びに来るんです、ウルフ一郎さん。
☆
「いやぁ~、君とティータイムなんて、夢みたいだよ~ん♡」
うふふふふ。
ウルフ一郎さんが、紅茶を飲んだ。
「ん~!ルクトが作る紅茶は、サイコーだなぁ!」
そうでしょ?
おかわり、いっぱいありますから、飲んでくださいねっ。
「OK~♡じゃ、もう一杯、いただこっかな?」
おかわりですね、少々おまちください。
私は、ウルフ一郎さんのティーカップに、紅茶をつごうとした、その時。
ゔ・・・・・・なんだか、目まいが・・・・・・。
ガッシャーン!
私はばたりとたおれた。
「真莉亜ちゃん!大丈夫!?しっかりしてくれ!」
ウルフ一郎さんの声が聞こえるけど、なかなか、起ききれない・・・・・・。
「医者!医者!この城に、医者はいるのか!」
「あ、はいっ。この城専属のお医者様がいます。」
「どこにいるんだ!?」
「医療室というお部屋にいます。」
「どこにあるんだ!?その医療室っていう部屋は!」
「あちらにあります。」
「よーし!」
ウルフ一郎さんは、私をお姫様だっこして、医療室に向かって走った。
(真莉亜ちゃん、死なないでね!必ず助けるから!)
☆
う、う~ん。
「真莉亜ちゃん!」
ウルフ一郎さん!私は一体・・・・・・。
「突然たおれたんだよ。俺様とティータイムをしている時に。」
そうですか・・・・・・。
あ!
「赤ちゃんは!?無事ですか!?」
「あ・・・・・・あぁ。無事だよ。」
ふぅ、よかったぁ。
私は、お腹をさわった。
ビクッ。
うふふ。まだ生きてる。
「大丈夫?真莉亜ちゃん。」
はい。大丈夫です。
・・・・・・ゔ!
私は口をおさえた。
「真莉亜ちゃん!?」
ウルフ一郎さんは、急いで洗面器を持って来た。
「オェ―!オェ―!」
私は洗面器の中に吐いた。
吐き続ける私の背中を、ウルフ一郎さんがこする。
「オェ―!オェ―!」
「大丈夫だよ、大丈夫。」
「オェ―!オェ―!」
ヤバイ・・・・・・止まらない、この気持ち悪い感じ。
「オェ―!オェ―!」
「大丈夫大丈夫。」
全然、大丈夫じゃない・・・・・・。
「オェ―!オェ―!」
「真莉亜ちゃん、しっかり。」
「はぁ、はぁ、はぁ。もう、スッキリしました。」
「本当に?」
「はい。」
私はうなずいた。
「そっか。じゃ、もう大丈夫だね。」
ウルフ一郎さんが、にこぉと笑った。
はい。
「じゃ、ロンゲヤローがもうすぐ来るから、俺様、帰るねっ。」
はい。じゃあ、また明日。
「おう!また明日なっ!」
ウルフ一郎さんはニカッと笑いながら、私に手を振って、部屋を出て行っちゃった。
☆
私は自分のお腹を、ずっとさわっていた。
赤ちゃーん、元気でちゅかぁ~?
早く会いたいでちゅねぇ~。
ガチャッ。
「真莉亜!」
その声は・・・・・・。
「ジュンブライト!」
ジュンブライトは走って、私のところへ駆けつけた。
「大丈夫か!?」
うん。大丈夫だよ。
「よかったぁ。あ、赤んぼうは!?」
赤ちゃんも大丈夫だよ。
「ふぅ、よかったぁ。オオカミヤローからLINEが来て、ハラハラドキドキしながら、馬車でお城に向かっていたんだぜ。」
アハハハハ。心配させて、ごめんね。
「いいぜ!気にすんな!」
ジュンブライトは、ニッと笑いながら、言った。
「・・・・・・。」
「どうしたんだ?そんな顔をして。」
「私、ちゃんと産めるかな?」
「はっ、心配すんなって!真莉亜なら、きっと産める!」
ジュンブライトは、私のお腹をさわりながら言った。
・・・・・・だよね。
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