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22 「俺には分からねぇ」
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「花穂‼すごく綺麗だ。君は最高の女性だよ!君のためなら、なんでもできる。」
(なんでも…)
「あの、シュンさんにお願いがあるのですが…。」
最後の望みとしてシュンさんにお願いをする
「花穂そんなことしたらもう、元には戻らないよ。」
「それでもいいです。お願いします。」
「分かったよ。君の願いだ、叶えよう。」
「ありがとうございます。」
「それじゃ、式を挙げよう。」
「…はい。」
私はシュンさんにお願いをした
雪さんが役目を終えても地獄に行かないように
『そのためには特別な何かが必要になる。僕は君に加護を使ってしまったから、あまり力は残ってないんだ。』
『私に、加護を…?』
『出会った時、交通事故で君は死にかけていたんだ。息もたえだえだったけど、君は生きたいと願っていた。だから、僕が加護を使って君を助けたんだ。その時君と結婚する約束をしたんだ。』
『全然覚えてない…』
『花穂はまだ小さかったので、覚えていなくても不思議ではないよ。』
『…。だったら、私の加護をあげることはできませんか?』
『花穂そんなことしたらもう、元には戻らないよ。』
『それでもいいです。お願いします。』
『分かったよ。君の願いだ、叶えよう。』
(それで雪さんが助かるのなら、全然かまわない。)
「花穂様、こちらです。」
式場の入り口で深呼吸をする
扉が開き奥でシュンさんが待っている
「さあ、おいで僕の花穂。」
手を握られ、向き合うように移動する
「今日、僕と花穂は夫婦になるんだ。さあ、誓いの言葉を。」
「…はい。」
「私、シュンはあなたを妻とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓います。」
「…。」
「花穂の番だよ。」
「…私、花穂は…っ」
「続けて。」
「あなたを、…夫とし、健やかなるときっ、も…病めるときも、…喜びのときも…」
「悲しみのときも。」
「悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、…」
「夫を愛し、敬い。」
「夫を…っ愛し、敬い、慰め合い…、共に、助け合いっ」
「命のある限り。」
「命のある限り真心を尽くすことを…っ」
「誓います。さあ、言って。」
「誓い…」
ます、そう言う前にガタン、と大きな音が鳴り響く
「っ!」
「異議ありだ」
「君は本当に頭に来るな。今は僕と#花穂__カホ__#は式中だ。邪魔をするな。」
手を掴まれシュンさんの方に引き寄せられる
「っ!…いた、い…」
手首をっぐと握られる
「そいつを返してもらいに来た」
「君は昨日寝ていたのか?所有印がついたモノに手を出してはならぬ。それが掟だ。」
「俺には分からねぇ」
上着の内ポケットから黒い銃と取り出す
黒く輝くその銃を握る手には迷いがなかった
「ならわからせてやる。」
思いっきりウエディングドレスの裾を破り、見ろ!っと脚の付け根の内側を見せつける
「これが僕の所有物という印だ!この印がある限り僕のモノなんだ。」
「ならその印を消せばいい」
(なんでも…)
「あの、シュンさんにお願いがあるのですが…。」
最後の望みとしてシュンさんにお願いをする
「花穂そんなことしたらもう、元には戻らないよ。」
「それでもいいです。お願いします。」
「分かったよ。君の願いだ、叶えよう。」
「ありがとうございます。」
「それじゃ、式を挙げよう。」
「…はい。」
私はシュンさんにお願いをした
雪さんが役目を終えても地獄に行かないように
『そのためには特別な何かが必要になる。僕は君に加護を使ってしまったから、あまり力は残ってないんだ。』
『私に、加護を…?』
『出会った時、交通事故で君は死にかけていたんだ。息もたえだえだったけど、君は生きたいと願っていた。だから、僕が加護を使って君を助けたんだ。その時君と結婚する約束をしたんだ。』
『全然覚えてない…』
『花穂はまだ小さかったので、覚えていなくても不思議ではないよ。』
『…。だったら、私の加護をあげることはできませんか?』
『花穂そんなことしたらもう、元には戻らないよ。』
『それでもいいです。お願いします。』
『分かったよ。君の願いだ、叶えよう。』
(それで雪さんが助かるのなら、全然かまわない。)
「花穂様、こちらです。」
式場の入り口で深呼吸をする
扉が開き奥でシュンさんが待っている
「さあ、おいで僕の花穂。」
手を握られ、向き合うように移動する
「今日、僕と花穂は夫婦になるんだ。さあ、誓いの言葉を。」
「…はい。」
「私、シュンはあなたを妻とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓います。」
「…。」
「花穂の番だよ。」
「…私、花穂は…っ」
「続けて。」
「あなたを、…夫とし、健やかなるときっ、も…病めるときも、…喜びのときも…」
「悲しみのときも。」
「悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、…」
「夫を愛し、敬い。」
「夫を…っ愛し、敬い、慰め合い…、共に、助け合いっ」
「命のある限り。」
「命のある限り真心を尽くすことを…っ」
「誓います。さあ、言って。」
「誓い…」
ます、そう言う前にガタン、と大きな音が鳴り響く
「っ!」
「異議ありだ」
「君は本当に頭に来るな。今は僕と#花穂__カホ__#は式中だ。邪魔をするな。」
手を掴まれシュンさんの方に引き寄せられる
「っ!…いた、い…」
手首をっぐと握られる
「そいつを返してもらいに来た」
「君は昨日寝ていたのか?所有印がついたモノに手を出してはならぬ。それが掟だ。」
「俺には分からねぇ」
上着の内ポケットから黒い銃と取り出す
黒く輝くその銃を握る手には迷いがなかった
「ならわからせてやる。」
思いっきりウエディングドレスの裾を破り、見ろ!っと脚の付け根の内側を見せつける
「これが僕の所有物という印だ!この印がある限り僕のモノなんだ。」
「ならその印を消せばいい」
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