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救急車、救急車とポケットからスマホを取り出している朔夜さんを止めた
(こんな擦り傷程度で救急車を呼んだりしたら怒られちゃうよ!)
大丈夫ですから!と言う私に「血が出てるんだぞ!」と、なぜか叱られた
え…、これ私が悪いの?
血は出てますね…と、一瞬同意しそうになってしまった
「って、これただのかすり傷ですから!!こんなのツバつけとけば治ります!」
「おい!スマホを返せ、女!」
「救急車は、呼ばなくて良いですからね?OKですか?…」
「かすり傷な訳…、あ本当だ。良く見たらただのかすり傷じゃねぇか。女、謀ったな。」
(ナーニを言っているんだこの人は)
大騒ぎしていたのはご自分ではないんですか?責任転換しないでいだたきたい!
と、心の中で叫んで落ち着いてみる
無駄に疲れた時間を過ごした
「スマホを返せ!」と手にあるスマホを取ると、なんともご機嫌の悪そうな顔で私を睨んでいる
(今度は何ですか?!)
「女!泣いたのか!」
「え、あっはい。あ………」(何をバカ正直に答えてるの私!!!!!)
「あのオカマか、女ったらしいめ。」
「っえ、あの…春さんは全く関係無いんですが…」(誤解されていらっしゃいますか?…)
私を心配してくれたのかな?と思ったけど、それは全く違ったらしい
「よし、これで通報出来る。」とか言いながらまたスマホをいじりだす朔夜さんに、冷や汗をかきながら阻止した
(春さんを犯罪者に仕立て上げないで下さい!!)
少し、いやかなり悪い顔して番号を押そうとしていましたよ?
犯罪者並みに悪い顔でしたよ?
凶悪犯の指名手配とかに写ってる顔と瓜二つでしたよ?…
夜中に出くわしたくない顔でしたよ
子供が見たら泣いちゃうレベル
「何をする女!あのオカマにやれたのだろう?なら俺が通報してやる。」
「これみよがしに通報しようとしないで下さい!春さんじゃなし」
「これであのオカマを奈落の底に、」
「本音が出てますよ」
あんなに良い人なのに、何でそんなに嫌うのかな…お互いに
因縁でもあるのかしら…
一緒に暮らしてるのに、そんなに毛嫌いしてたら暮らしづらいと思うんですけど…
「あのオカマの小言はうんざりなんだ。」とか吐き捨てて、必至に邪魔する私の手からスマホを取り上げようとする
小言と言うより助言では?
そもそも小言を言われるようなことをしているのでは?と、若干白い目で見てしまうのをお許し下さい
まるでアメフトみたいにスマホを巡って闘っている
好きあらば"通報してやる"って横暴な態度を示す朔夜さんは、直往邁進すぎる
スマホを手から取って通報しようとする朔夜さん
それを辞めさせようと、作家さんの手からスマホを奪って部屋の中を逃げ惑う私
それを逃さない朔夜さんは、素早くスマホを奪う
それの繰り返しをどれくらいやっていたのだろう…
外はもう真っ暗
二人とも息切れで、走る気力なんて微塵も残ってなかった
「今日はっ…勘弁してやるっ…」って、息も絶え絶えなのに捨て台詞を言うものだから、息切れして苦しいのに盛大に笑ってしまった
(こんな擦り傷程度で救急車を呼んだりしたら怒られちゃうよ!)
大丈夫ですから!と言う私に「血が出てるんだぞ!」と、なぜか叱られた
え…、これ私が悪いの?
血は出てますね…と、一瞬同意しそうになってしまった
「って、これただのかすり傷ですから!!こんなのツバつけとけば治ります!」
「おい!スマホを返せ、女!」
「救急車は、呼ばなくて良いですからね?OKですか?…」
「かすり傷な訳…、あ本当だ。良く見たらただのかすり傷じゃねぇか。女、謀ったな。」
(ナーニを言っているんだこの人は)
大騒ぎしていたのはご自分ではないんですか?責任転換しないでいだたきたい!
と、心の中で叫んで落ち着いてみる
無駄に疲れた時間を過ごした
「スマホを返せ!」と手にあるスマホを取ると、なんともご機嫌の悪そうな顔で私を睨んでいる
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「え、あっはい。あ………」(何をバカ正直に答えてるの私!!!!!)
「あのオカマか、女ったらしいめ。」
「っえ、あの…春さんは全く関係無いんですが…」(誤解されていらっしゃいますか?…)
私を心配してくれたのかな?と思ったけど、それは全く違ったらしい
「よし、これで通報出来る。」とか言いながらまたスマホをいじりだす朔夜さんに、冷や汗をかきながら阻止した
(春さんを犯罪者に仕立て上げないで下さい!!)
少し、いやかなり悪い顔して番号を押そうとしていましたよ?
犯罪者並みに悪い顔でしたよ?
凶悪犯の指名手配とかに写ってる顔と瓜二つでしたよ?…
夜中に出くわしたくない顔でしたよ
子供が見たら泣いちゃうレベル
「何をする女!あのオカマにやれたのだろう?なら俺が通報してやる。」
「これみよがしに通報しようとしないで下さい!春さんじゃなし」
「これであのオカマを奈落の底に、」
「本音が出てますよ」
あんなに良い人なのに、何でそんなに嫌うのかな…お互いに
因縁でもあるのかしら…
一緒に暮らしてるのに、そんなに毛嫌いしてたら暮らしづらいと思うんですけど…
「あのオカマの小言はうんざりなんだ。」とか吐き捨てて、必至に邪魔する私の手からスマホを取り上げようとする
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そもそも小言を言われるようなことをしているのでは?と、若干白い目で見てしまうのをお許し下さい
まるでアメフトみたいにスマホを巡って闘っている
好きあらば"通報してやる"って横暴な態度を示す朔夜さんは、直往邁進すぎる
スマホを手から取って通報しようとする朔夜さん
それを辞めさせようと、作家さんの手からスマホを奪って部屋の中を逃げ惑う私
それを逃さない朔夜さんは、素早くスマホを奪う
それの繰り返しをどれくらいやっていたのだろう…
外はもう真っ暗
二人とも息切れで、走る気力なんて微塵も残ってなかった
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