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フルーツホイップパンケーキを無事食べ終わり、満足していると臼田さんが何かを差し出す
白い封筒でなんですか?と受け取り中を確認する
「お小遣い」
「こんなにですか?」
封筒の中には諭吉さんが沢山集まっていた
これいくらですかと聞くと「30万」と平然と答える
__________30万!?…………
「こんなにもらえません…」
「じゃぁ、お給料」
受け取れませんと彼に押し戻すと彼もこちらに押し戻す
「まだ2日ですよ」
「日給15万」
そんな美味しい仕事あるか!
いくら何でも多すぎる
そりゃ嬉しいけどまだ何もしていないのに、こんな大金をもらうわけにはいかない
駄目ですってと押し返すと臼田さんは立ち上がり、テーブルに手をついて近くに寄ってくる
「それじゃ慰謝料として受け取って」
「え…どういう」
意味ですか?と聞く前に彼の顔が近づいてきて最後まで言うのを邪魔して来る
怒らないでね、と言うと熱くて柔らかいものが私の唇に触れた
____________________ッ……………………
今…………何が起こってるんだろう……………………
目を開けているはずなのに、視界に入るのは黒い色の髪の毛だけ
少ししてから何かが離れると同時にッパ!っと何かが弾けた音に似た音がした
私から距離を取った顔には大きく真っ黒とは言えない瞳が2つこちらを見据えている
目は2つあるんだから当たり前か……………………なんてそんなことしか考えられないこの役立たずな頭は正常には動いてくれないのか?それとも動けないのか?
硬直し続ける私に意地悪するみたいに唇を親指でなぞってくる
それによって現実に呼び戻され、茹でタコの様に顔を火照らせる
「っい、ま…………なっ…………」
今何をしたんですか?と聞きたいのに、ちゃんと喋れないこの使えない口は彼によってまだ遊ばれている
困っているのがわかると苟且な瞳でこちらを見てくる
「キス、した」
__________"キス"…その破壊力のある言葉にまたもや思考停止
誰が誰とキスしたって?
え、私?私が?
臼田さんと…キス…………した、の?
ようやく頭が回り始め、事の顛末に驚愕し分かりきっているのにキス?と聞き返してしまう
「そう。この唇と」
その艶麗な口から出た妙に色気のある言い方に、お子様な私には刺激が強すぎて、彼の手から離れる
口元を両腕でこれでもかと言わんばかりにクロスさせ隠す
他にもっといい隠し方あったでしょうとか、そんなの知らない
ちさちゃんと呼ぶ声は私の耳には入ってこない
椅子から立ち上がるが、どうしていいか分からずもう一度椅子に座る
えっと…えっと…と一生懸命状況を把握しようとしてるのに、回転速度が遅いのか回っているはずの頭は言うことを聞いてくれない
「…どう………してっ……………………」
片言でした話せなくなってしまった私に臼田さんは目を逸らすことなくこちらを見続けている
いつものおちゃらけた雰囲気は一切なく、男の瞳が私を射抜いていた
「したかったから。してもいい?なんて許可取っても君は許してくれないでしょ」
「…」
「嫌がることはしないって言ったけど、撤回する。僕も男だからね」
臼田さんの顔は太陽の逆光でよく見えなかったけど、最後にニコリと笑っているように見えた
白い封筒でなんですか?と受け取り中を確認する
「お小遣い」
「こんなにですか?」
封筒の中には諭吉さんが沢山集まっていた
これいくらですかと聞くと「30万」と平然と答える
__________30万!?…………
「こんなにもらえません…」
「じゃぁ、お給料」
受け取れませんと彼に押し戻すと彼もこちらに押し戻す
「まだ2日ですよ」
「日給15万」
そんな美味しい仕事あるか!
いくら何でも多すぎる
そりゃ嬉しいけどまだ何もしていないのに、こんな大金をもらうわけにはいかない
駄目ですってと押し返すと臼田さんは立ち上がり、テーブルに手をついて近くに寄ってくる
「それじゃ慰謝料として受け取って」
「え…どういう」
意味ですか?と聞く前に彼の顔が近づいてきて最後まで言うのを邪魔して来る
怒らないでね、と言うと熱くて柔らかいものが私の唇に触れた
____________________ッ……………………
今…………何が起こってるんだろう……………………
目を開けているはずなのに、視界に入るのは黒い色の髪の毛だけ
少ししてから何かが離れると同時にッパ!っと何かが弾けた音に似た音がした
私から距離を取った顔には大きく真っ黒とは言えない瞳が2つこちらを見据えている
目は2つあるんだから当たり前か……………………なんてそんなことしか考えられないこの役立たずな頭は正常には動いてくれないのか?それとも動けないのか?
硬直し続ける私に意地悪するみたいに唇を親指でなぞってくる
それによって現実に呼び戻され、茹でタコの様に顔を火照らせる
「っい、ま…………なっ…………」
今何をしたんですか?と聞きたいのに、ちゃんと喋れないこの使えない口は彼によってまだ遊ばれている
困っているのがわかると苟且な瞳でこちらを見てくる
「キス、した」
__________"キス"…その破壊力のある言葉にまたもや思考停止
誰が誰とキスしたって?
え、私?私が?
臼田さんと…キス…………した、の?
ようやく頭が回り始め、事の顛末に驚愕し分かりきっているのにキス?と聞き返してしまう
「そう。この唇と」
その艶麗な口から出た妙に色気のある言い方に、お子様な私には刺激が強すぎて、彼の手から離れる
口元を両腕でこれでもかと言わんばかりにクロスさせ隠す
他にもっといい隠し方あったでしょうとか、そんなの知らない
ちさちゃんと呼ぶ声は私の耳には入ってこない
椅子から立ち上がるが、どうしていいか分からずもう一度椅子に座る
えっと…えっと…と一生懸命状況を把握しようとしてるのに、回転速度が遅いのか回っているはずの頭は言うことを聞いてくれない
「…どう………してっ……………………」
片言でした話せなくなってしまった私に臼田さんは目を逸らすことなくこちらを見続けている
いつものおちゃらけた雰囲気は一切なく、男の瞳が私を射抜いていた
「したかったから。してもいい?なんて許可取っても君は許してくれないでしょ」
「…」
「嫌がることはしないって言ったけど、撤回する。僕も男だからね」
臼田さんの顔は太陽の逆光でよく見えなかったけど、最後にニコリと笑っているように見えた
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