12 / 30
第1章 【迷子】
視点 ジャック
しおりを挟む
「遅いな~……何かあったのかな」
妄想もそこそこに、ユートがまだ出てこないので、心配になり風呂場に向かった。
そこには、誰もいなかった。
「は?……ユート? どこ……」
風呂場には、血に染まった私の服、人間の指、短剣が床に落ちていた。
それを見て大体何があったのか察してしまった。
「はぁ~、まじか。いつもなら、もう処分してるのに……」
視線を湯船の方に向けると、窓が全開になっていた。
「えっ……ユート……もしかしてここから逃げたの? 嘘でしょ」
私の初恋が終わったかもと思った瞬間だった
体から力が抜け、いつも抑えている魔力が漏れ出し、辺りを魔力が包む
今から追いかけても、逃げられる+拒絶されるのが目に見えている。拒絶などされたら、私が死ぬ。
しかし、ユートを諦められる訳がない。
方法はある。
やりたくはないが、背に腹は変えられない……
「チッ! あいつらを使うしかないか……」
ユートを手に入れるためならなんだってやれる。望まない地位も甘んじて受け入れよう。この生活が終わるとしても、君を手に入れられるなら……
「待っててね、私のユート。君を迎えに行くよ……必ず、ね。そして、必ず君を手に入れる
……そうしたら、もう離さない」
こうしてジャックのユートを手に入れるための暗躍(ストーカー)が始まった
妄想もそこそこに、ユートがまだ出てこないので、心配になり風呂場に向かった。
そこには、誰もいなかった。
「は?……ユート? どこ……」
風呂場には、血に染まった私の服、人間の指、短剣が床に落ちていた。
それを見て大体何があったのか察してしまった。
「はぁ~、まじか。いつもなら、もう処分してるのに……」
視線を湯船の方に向けると、窓が全開になっていた。
「えっ……ユート……もしかしてここから逃げたの? 嘘でしょ」
私の初恋が終わったかもと思った瞬間だった
体から力が抜け、いつも抑えている魔力が漏れ出し、辺りを魔力が包む
今から追いかけても、逃げられる+拒絶されるのが目に見えている。拒絶などされたら、私が死ぬ。
しかし、ユートを諦められる訳がない。
方法はある。
やりたくはないが、背に腹は変えられない……
「チッ! あいつらを使うしかないか……」
ユートを手に入れるためならなんだってやれる。望まない地位も甘んじて受け入れよう。この生活が終わるとしても、君を手に入れられるなら……
「待っててね、私のユート。君を迎えに行くよ……必ず、ね。そして、必ず君を手に入れる
……そうしたら、もう離さない」
こうしてジャックのユートを手に入れるための暗躍(ストーカー)が始まった
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
昭和から平成の性的イジメ
ポコたん
BL
バブル期に出てきたチーマーを舞台にしたイジメをテーマにした創作小説です。
内容は実際にあったとされる内容を小説にする為に色付けしています。私自身がチーマーだったり被害者だったわけではないので目撃者などに聞いた事を取り上げています。
実際に被害に遭われた方や目撃者の方がいましたら感想をお願いします。
全2話
チーマーとは
茶髪にしたりピアスをしたりしてゲームセンターやコンビニにグループ(チーム)でたむろしている不良少年。 [補説] 昭和末期から平成初期にかけて目立ち、通行人に因縁をつけて金銭を脅し取ることなどもあった。 東京渋谷センター街が発祥の地という。
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
エレベーターで一緒になった男の子がやけにモジモジしているので
こじらせた処女
BL
大学生になり、一人暮らしを始めた荒井は、今日も今日とて買い物を済ませて、下宿先のエレベーターを待っていた。そこに偶然居合わせた中学生になりたての男の子。やけにソワソワしていて、我慢しているというのは明白だった。
とてつもなく短いエレベーターの移動時間に繰り広げられる、激しいおしっこダンス。果たして彼は間に合うのだろうか…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる