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【どちらも外れ】これが愛
1話
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「……」
「……」
「まさか、本当に外れるとはね」
「そうですわね……」
「まあ、私からしたらこれもある種勝ちだけどね……やっぱり保険はかけておいてよかった」
「まさか本当に外れるとは思わなかったわ。はぁ~」
「ふふ、じゃあ次回はお茶会ではなくデートに行こうか。勿論、当日になってキャンセルなんてしないだろうけど、もしも貴女が当日体調不良になった場合、いい薬を持って貴女の屋敷に行くからね」
「……わかってるわよ。そこまで往生際は悪くないわよ」
「ふふ、表情には不服というのがありありと表れているけど?」
「……」
「まあいいよ。当日は私が迎えに行こう」
「いいえ、結構よ。当日は待ち合わせにしましょう。貴方と馬車なんて密閉空間にいたくないもの」
「ひどいな。私が信用できないのかい?」
「貴方の行動に信用があるとでも?」
「……ノーコメントで」
「……わかっているなら、待ち合わせで納得して頂戴」
「はぁ、わかったよ。貴女が一緒にデートに行ってくれると折れてくれてるんだ。私も折れよう」
「わかればいいのよ」
「じゃあ、今日は解散かな? デート当日は楽しみにしておいて。あと、デート当日は一日予定を開けておいてね?」
「なぜ?」
「貴女は先に言っておかなければ予定を午後にねじ込んでデート時間を縮めようとするだろう?」
「……」
「その様子だとそのつもりだったんだろうけど、さすがにそれは……ねえ?」
「ちっ」
「淑女が舌打ちするもんじゃないよ。まあ、そんなところも好きなんだけど」
「気持ち悪いわ」
「ふふ、じゃあ次合うのは待ち合わせ場所で。時間と場所については使いの者を出すね」
「ええ。次は待ち合わせ場所で」
こうして別れた私たちが次に会ったのは……待ち合わせ場所ではなかった…………
「……」
「まさか、本当に外れるとはね」
「そうですわね……」
「まあ、私からしたらこれもある種勝ちだけどね……やっぱり保険はかけておいてよかった」
「まさか本当に外れるとは思わなかったわ。はぁ~」
「ふふ、じゃあ次回はお茶会ではなくデートに行こうか。勿論、当日になってキャンセルなんてしないだろうけど、もしも貴女が当日体調不良になった場合、いい薬を持って貴女の屋敷に行くからね」
「……わかってるわよ。そこまで往生際は悪くないわよ」
「ふふ、表情には不服というのがありありと表れているけど?」
「……」
「まあいいよ。当日は私が迎えに行こう」
「いいえ、結構よ。当日は待ち合わせにしましょう。貴方と馬車なんて密閉空間にいたくないもの」
「ひどいな。私が信用できないのかい?」
「貴方の行動に信用があるとでも?」
「……ノーコメントで」
「……わかっているなら、待ち合わせで納得して頂戴」
「はぁ、わかったよ。貴女が一緒にデートに行ってくれると折れてくれてるんだ。私も折れよう」
「わかればいいのよ」
「じゃあ、今日は解散かな? デート当日は楽しみにしておいて。あと、デート当日は一日予定を開けておいてね?」
「なぜ?」
「貴女は先に言っておかなければ予定を午後にねじ込んでデート時間を縮めようとするだろう?」
「……」
「その様子だとそのつもりだったんだろうけど、さすがにそれは……ねえ?」
「ちっ」
「淑女が舌打ちするもんじゃないよ。まあ、そんなところも好きなんだけど」
「気持ち悪いわ」
「ふふ、じゃあ次合うのは待ち合わせ場所で。時間と場所については使いの者を出すね」
「ええ。次は待ち合わせ場所で」
こうして別れた私たちが次に会ったのは……待ち合わせ場所ではなかった…………
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