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1章 死。【奈落】
視点???
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???「やっとあの子が僕を呼んでくれた!」
嬉しい気持ちを抑えられず、あの子と結んだ標をもとにすぐにあの子の元に飛んだ。
ポンッ
「君が僕を呼んだから……」
「あれ?」
そこまで言って気付いた
あの子の首と胴体が離れていることに。
「なっ、なんで? あれ? 人間って頭と胴体バラバラでも生きれるんだったかな? ん?」
僕は目の前の光景に混乱していた
どうやらそこは多くの人間が集まっている広場のようだった。
僕の姿は契約者以外には基本的に見えない
なぜこんなにも人間が集まっているのか……不思議に思い周りの声に耳を傾ける
すると、
「皇帝を暗殺するなんて恐ろしい皇子だったな」
「あぁ、でもカイセル殿下いやもうカイセル陛下か。陛下のお陰でこの国ももう安心だな! ハハハハッ」
「だな! ハハハハハッ」
「しかし、恐ろしかったな。あの皇太子の顔見たか?最後呪い殺すなんて言ってたが、ありゃまじで出来そうな顔してたよな?」
「あぁ、恐ろしかったな。あの皇太子は魔人だっていう噂もこの頃あったしな。あれは噂話だと思ってたが、今日の感じ見てるとマジかもな」
「だよな!俺もそう思ったぜ!てことは、国を乗っ取ろうとしてた魔人を退治したカイセル陛下は英雄じゃないか?」
「おぉ!そうだな!カイセル陛下は英雄王だな!」
そんなことを人間どもは此処彼処で言っていた
「僕のラディをバカにするなんてッ!」
怒りでこの場にいる人間を皆殺しにしようかとも考えたが、それを僕1人でやっても楽しくない……。
それにラディのことも心配だし、契約的にはラディと一緒にやれる内容だから一緒に殺ろっと! 絶対その方が楽しいよね!
「フフフフ!待っててねラディ!」
そう言って僕は、ラディの頭と胴体を回収し異界に帰った
この時、急にラディの頭と胴体が消えたことで広場はパニックとなっていたが、その原因である人物はそんなこと知るよしもなかった……
嬉しい気持ちを抑えられず、あの子と結んだ標をもとにすぐにあの子の元に飛んだ。
ポンッ
「君が僕を呼んだから……」
「あれ?」
そこまで言って気付いた
あの子の首と胴体が離れていることに。
「なっ、なんで? あれ? 人間って頭と胴体バラバラでも生きれるんだったかな? ん?」
僕は目の前の光景に混乱していた
どうやらそこは多くの人間が集まっている広場のようだった。
僕の姿は契約者以外には基本的に見えない
なぜこんなにも人間が集まっているのか……不思議に思い周りの声に耳を傾ける
すると、
「皇帝を暗殺するなんて恐ろしい皇子だったな」
「あぁ、でもカイセル殿下いやもうカイセル陛下か。陛下のお陰でこの国ももう安心だな! ハハハハッ」
「だな! ハハハハハッ」
「しかし、恐ろしかったな。あの皇太子の顔見たか?最後呪い殺すなんて言ってたが、ありゃまじで出来そうな顔してたよな?」
「あぁ、恐ろしかったな。あの皇太子は魔人だっていう噂もこの頃あったしな。あれは噂話だと思ってたが、今日の感じ見てるとマジかもな」
「だよな!俺もそう思ったぜ!てことは、国を乗っ取ろうとしてた魔人を退治したカイセル陛下は英雄じゃないか?」
「おぉ!そうだな!カイセル陛下は英雄王だな!」
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「僕のラディをバカにするなんてッ!」
怒りでこの場にいる人間を皆殺しにしようかとも考えたが、それを僕1人でやっても楽しくない……。
それにラディのことも心配だし、契約的にはラディと一緒にやれる内容だから一緒に殺ろっと! 絶対その方が楽しいよね!
「フフフフ!待っててねラディ!」
そう言って僕は、ラディの頭と胴体を回収し異界に帰った
この時、急にラディの頭と胴体が消えたことで広場はパニックとなっていたが、その原因である人物はそんなこと知るよしもなかった……
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