でき損ないの僕ら

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その後…(糞父親編)その2 *グロい

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※最後の方はグロ拷問です。苦手な方は絶対回避を……



(う、ここは……)

あの後、無理矢理車に乗せられ何かを嗅がされたかと思ったら、そこから記憶が曖昧になっている。


手はいつの間にか後ろで縛られていた。
そして、布状の何かで顔が覆われており周囲は見えない。口にも何かがはめ込まれており、しっかりと口が閉じられない。

(……真っ暗だ)

先程の男との会話を思い出し、自分が売られたことは理解した。
ということは、ここは……

顔からサーと血の気が引いていく

ちょうどその時、バサッと顔の布をとられた。しかし、視界は変わらない。

(口枷だけでなく、目隠しまでされてるのか)

「ああ、ちゃんと頼んだ商品だな。ご苦労様。支払いはどうする? 今の方がいいか?」

「大和様でしたら後でもよろしいですよ。毎度しっかりと支払って頂いてるので……信用していますよ」

「ふっ、そうか。であれば、明日にはそちらに代金を持っていくように伝えておく」

「ありがとうございます。では、ごゆっくりお楽しみください」

「ああ」

足音が遠ざかっていく

あってぐれ! あい!まってくれ! おい!

男の叫びに返す者はいない

バタンと扉が閉まる音がする

「ちっ、何が信用だ。忌々しい……」

俺を買ったらしい男がぶつぶつと隣で何か言っており、恐怖を感じる。

「あぁ~ くそが!」

男が叫んだと思ったら、腹に激痛が走る。

「ガハッ」

息ができなくなる。
しかし、攻撃は1度ではなかった

「くそ! なんだあの目は! ゴミは貴様らだろうが!」

何度も何度も何度も男は蹴りつけてくる。

やめてくれと言いたくても、そんな暇さえないほどに蹴りつけてくるため、口からは言葉になり損なった呻き声ばかり出てくる。

そして、ちょうど鳩尾に蹴りが入った。

「ッヴェッ 」

閉じることのできない口から、止めることができなかった胃酸が吐き出される。

「ちっ、せっかく買ったんだ。まだ壊れるんじゃないぞ」

男はそう言うと、俺の髪を掴みずるずると引きずりながら靴をならし、どこかに連れていく。






鳩尾の痛みで朦朧とした意識が次にしっかりしたのは、目を覆っていた布を剥がされた時だった。

「おい」
男はそう言いながらパンパンと俺の頬を張る
「うぅっ」

急に視界が明るくなったことで眩しく回りが見えなかったが、次第に光に目が慣れていく。すると、目の前にはイヤらしい笑みを浮かべた太った男がいた。

「よし、目を覚ましたな。しっかり意識がない状態だと面白くないからな。ちゃんともっとけよ?」

「あ?」

は?と思ったら、男は手に何かを持っていた。

「これはな、最初の教育でよく使う物なんだか知ってるか?」

それはもちろん自身に使ったことはないが知っているものだった。

「まぁ、知らなくてもこれの見た目を見れば、何に使うのかは言わなくてもわかるだろ?」

それは、俺にもだった。見慣れたそれは、黒い色をしていたが、何に使うかは容易に想像できた。しかし、その想像は最悪としか言いようがない


やめてくれ!と叫びたくてもそれもできず、舌足らずにあらん限りで叫ぶ。
「ひゃへてくれ!!」
「うるせぇよ」

男は容赦なく頬を殴り付ける。
それによって、再度床に叩き付けられた。

殴られたことで口に入っているものは口の中をさらに傷つけ、口の端からポタポタと血が流れる。

「ちっ、やっぱりそのままだとヤりにくいな。あぁ、ちょうどいいあれを使うか」

男は部屋の隅まで行き、何かを持って帰ってくる。

よく見るとそれは天井から鎖で繋がっている。
男が近づいてきたことで、それが手錠だとわかった。

「とりあえず、これで固定だな」

男は持ってきたそれで後ろ手のまま固定し、いつの間にか持っていたリモコンのようなものを押した。すると、鎖が巻き上げられ、無理矢理に立たされる。
下品な笑みを浮かべた男は思い出したように
「13番!」と叫んだ。

すると大きな男が入ってきた。だんだん近づくことで見えた男は…目玉がなかった。ちゃんと中は見えなかったが、閉じている目蓋には膨らみがなく窪んでいたことで理解できた。
その体も傷だらけで、傷がない場所を探す方が難しいくらいだ。
その傷だらけの男、13番は、大和の前まで来ると跪いた。

「この間20番が死んだからな。こいつは代わりの26番だ。13番、あれは持ってきてるな?」

13番は頷く。

「今日のはいつもより反抗心が強いようだから、先にそっちをやる。お前はそいつの服を裂いたら足を抑えてろ」

13番は、男に何かを渡すと俺の服を引き裂き全裸にするとそのまま俺の足を抑える。もちろん抵抗しようとしたがびくともしない。

(くそっ、くそっ、なんで俺がこんな目に合わなきゃいけねぇんだよ!)

騒ぎ、上半身を揺らした。
鎖がじゃらじゃらとなったが、男がうるさいというとまたリモコンを押し、鎖が巻き上げられ、身動きすれば肩が外れそうなギリギリの状態にされる。

通常なら歯を食いしばって耐える痛みも、轡がそれを許さず、なんとも間抜けな声が漏れる。

「ぅぁ、あぅ」
「どこに付けるか……」

男は何かを手にしたまま26番の前に立った。そして、決めた、と言った男はそのまま心臓の上辺りに手に持っていた物を押し付けた。
それが近づいてきた時、熱を感じ、嫌な予感にそれから逃れようとした。次の瞬間、強烈な痛みが26番を襲う。

「ギァ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ッッッ!!!」

口に入れられているものを噛み砕く勢いで噛み締め、痛みに耐える。喉が裂けるかのごとく叫んでいたが、徐々に熱を感じなくなっていった。

少しして男はそれをゆっくりと26番から離した。
「今回はキレイにできたな。上出来だ」

それに満足そうに笑った男は、13番に手に持っていた物を渡した。

「今のお前からは見えないだろうが、綺麗に今回は焼き跡がついた。痒くなろうが、掻きむしるなよ。綺麗にできたものが私以外に壊されるの不愉快だ。もしこれを台無しにしたら……お前は生きたまま足から炙ってぎりぎり意識を保たせたまま野犬に喰わせるからな、覚えとけよ」

そう言った男は、13番に命令して口輪をはずさせ26番の足を開いて抱えさせた。もう抵抗も出来ないのか、26番は痛みで意識が飛ぶ寸前だったらしく焦点もどこを見ているのかわからない。口元は先程まで垂れていた涎でテラテラとしている。

元来この屑は痛みに弱かった。どうにか現実から逃れようと意識を飛ばそうとしたが、もちろんそんなことは主人が許さなかった。

主人は男の力が抜けているのを見て、次いで鞭と最初持っていたモノを見比べる。そして、嫌な笑みを浮かべながらを拾い、思いっきり26番の後孔にブチ込んだ。もちろんローションなど付けていないそれを解しもせずブチ込まれた26番は一気に意識が覚醒し、獣のように叫んだ。

「あ゛あ゛あ゛あ゛ァ゛ァ゛ァッッ!」


そんな声を聞き、嗤い声を上げた主人は今度はそのまま挿れたものを無理に抜き差しする。もちろん後孔は裂けており、血が滴っている。だが、それによって滑りが良くなったことで抜き差しするスピードは上がった。痛みで呻き、泣き叫んでいる26番を見て、更に機嫌よく嗤った男は13番に抜き差しするのを命令し、自分は今度は鞭を持ち、思いっきり26番の太腿に振るった。喉が引きつって音のない悲鳴が出る。そこから何度も何度も主人は26番を鞭打ち続けた。

ビュッ 、ヒュンッ、ヒュンッ

痛みで飛びかけていた26番は、顔に平手を食らって意識を戻した。喉は痛むし、もう顔を支える力もなく項垂れていた男は、尻からアレが抜かれ、吊るされていた鎖が少し緩くなったことで頭を上げた。すると、そこにはあの男の代わりに13番が立っていた。

助けてほしい。目の前の男しかもう頼れそうな人もいない。視力はないが、この男なら体格的にもあの男に抗うことができるはずだ。そう考えた26番は目の前の男に小さく助けてと声がけたが、13番は何も言わない。もう一度、男が言おうとした時、背後から来た男に両方の乳首をつねられた。そこは既に鞭打ちされたことで赤くミミズ腫れになっていた。勿論、男はそれを理解した上で強く抓りあげた。痛い、助けてを繰り返す26番に男は嘲笑うかのように告げる。

「はははっ、助けなんか来るはずないだろ? なぜ無駄なあがきをしようとするんだか。それに、お前は何か勘違いしてないか? 13番に助けを求めようとするなんて。そいつは私の飼っている者の中でも1番残虐な奴だぞ」

26番はその言葉に先程までで無表情であった男を見上げた。その表情は口元だけでもそれを肯定していることは理解できた。

「ご主人サマ、先にバラさないでください。頼ってきた所を完膚無きまでに叩きのめしてこそ、屈服のしがいがあると言うものです」

男は初めて喋った。その声には隠しきれない残虐さが滲み出ていた。

「私はそういうものを先に壊すことも好きなんだ。お前も知っているだろう? まあ、コレは今日からお前の相方だからな、屈服には時間をかければいいさ。今度は目玉を抉られないように絆されるなよ。お前の調教ショーは客に好評だからな」

「モチロンです。それに絆されはしません。同情の余地もない」

軽蔑するような声だった。その声に恐怖を感じて小さな悲鳴が出る。その声を拾ったのか、ペロリと13番は唇に舌を這わせ嗤った。

「ここからはお前に任せる。私は座って観てるから好きなようにやれ」
「ありがとうございます、ご主人サマ」
「ぁ、ぁあ……」

26番は絶望の声しか出せなかった。そのまま13番の体格に見合った大きさのモノを裂けた後孔に挿れられ、獣のように犯された。物のように扱われ、26番は自分の気持ちなど関係無いのだと再度突きつけられた。その絶望感にまた意識を飛ばしそうになるが、13番はそれを感知すると首を強く締め付けた。そして、意識が飛ぶ寸前に手を緩めた。それを何度も繰り返す。そして、その行為を続けながら13番は何度も26番の人格を否定する言葉を言い聞かせた。


その日から男は完全に人権というものを奪われ、物として扱われる地獄のような生活が始まった。
初日に裂けた穴には薬を塗られたが、翌日には再度犯されてまた血を流した。痛みを感じない時が無い日を送ることで男の体はその痛みに順応しようとした。その結果痛みも快楽へと変わっていった。

そこからさらなる拷問調教を施された男は1年は保った。

「おいっ、お前のせいでショーが台無しになるところだったじゃないか! このでき損ないが!」

13番に殴られ、全身が床に叩きつけられる。だが、もう26番は拘束されているわけでもないのに一人で起き上がることすらできない有様だった。以前ならあった部位が4つ程失くなってしまっているためだ。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ」
「まだ薬抜けてねぇのかよ、ラリってんじゃねぇよっ!」

13番は容赦なく床に倒れている男の腹を蹴った。それにより26番は血が混じった胃液と錠剤を吐き出した。

「何で言われたことができないんだよっ!?、
お前はホントでき損ないだっ! かつてないほどにな。こんなんだったらさっさと消えてくれねぇか? お前がいるとご主人サマも新しい奴を与えてくれないし……お前なんて居ないほうが人のためだぞ?」

そう13番が言募るのを26番はぼやけた頭で一心に謝りながら聞いていた。



それから5日後、やっと薬が抜けて正常な意識を取り戻した26番を久方ぶりに上機嫌な13番が抱えながらいつものショールームに入った。
だが、いつもだとかなりの人数がいる部屋なのに今日は3人しかいない。そして、彼らは皆ゴーグルのようなものを着けていた。

「おぉ、やっと来たか」
「まあまあ、我々もつい先程来たばかりじゃないですか。それにしてもショーはやはりこの面子ですねー」
「それも妥当なところでしょう。これ以上人が増えると担当できる箇所が減ってしまいますし、我々以上にお金を積む人も居ないでしょう。しかし、1年少々しか保たなかったとは……大和殿も損な買い物をしてしまいましたね」
「そうですな」

男達が話している声が聞こえる。部屋の雰囲気もどこかおかしい。元々この場所はただでさえ狂っているが更に狂気を感じさせる。その証拠のように最近は姿を現さなかった男が扉から出てきた。

「皆様お揃いでしょうか?」
「ええ、大和殿。それにしても今回の賭けは私の勝ちでよろしいですかな?」
「まぁ、それが妥当でしょうな。」
「ふむ、では私は今日の賭けにその勝ち金すべてを賭けましょう」
「おお、それは勝負に出ましたな」
「今日こそ大和殿に勝ってみせますよ。」
「さあ、それはどうでしょうか?」


男達が話している横で手術台の上に26番は拘束されていた。小刻みに震えている彼をその体に触れた振動から感じ取った13番は彼の頭を優しく撫でてやった。そして、耳のそばで言うのだ

「お前ももう疲れただろ? 安らかになりたいのならご主人サマに求めることだ」

それだけ言うと13番は大和に準備が整ったことを伝えると部屋から出ていった。
何をされるのかわからない26番は怯えた。今までも台に拘束された時は酷いことをされてきたため今回もひどいことだろう。だが、前回は寝ている間に腕はなくなったし、足も壊死し始めていたため痛みを感じなかった。今回だけだ、こんなに意識がはっきりとあるのは。

「26番」
「ご主人様……」
「今から賭けをしようか」
「賭け、ですか」
「そうだ、もしお前が勝ったら2億持たせて自由にしてやる」
「自由……」
この一年を思い出す。最初は逃げようとしたこともある。だが、結果は服従しなければ死よりも恐ろしく、物ですらない扱いをうける事を身体と精神に深く刻み付けられた。

「本当に……?」
「ああ、本当だとも。だが、今回しかこの賭けはやらない。やるかどうかはお前が決めて良いぞ」

こんな都合がいい話があるはずないのだが、この一年で精神的に本人の気付かぬうちにおかしくなってしまった26番は希望を見つけたように目に光が宿った。そんな彼を見て、男たちは優しそうな笑顔を浮かべる。

「やります、やらせてください!」

26番は内容も聞かずにやることを決める。

「わかった。では、今から……そうだな、1人3
回で今日はどうでしょう」
「私は構いませんよ」
「私もそれで大丈夫です」
「私も構いませんが3回は少ないのでは?」
「いえ、今日のは恐らくそれ以上は始まる前から諦めるでしょうから」
「ああ、なるほど。では3回で大丈夫ですよ」

男達で何かが決まったようだった。
「では決まりと言うことで。……まず、お前の勝利条件は我々が1人3回あることをするからお前はそれに耐えれれば勝利だ。計12回だな、それだけでお前は自由の上、金まで手にはいる。だが、もしお前が途中で殺してくれと言ったらそこで終了。そこでお前はその苦しみから解放されることだろう」
「え、」
「簡単だろう? 今までのように耐えれば良いんだ。それに今までと違って終わりもある。素晴らしいだろう?」
「殺してくれ、って……」
「2億だぞ? そんな簡単には渡せんよ。お前が賭けるのは命だ。ああ、今更止めないなんて言っても無駄だぞ? お前が決めたことなんだから。」
「あ、あ、あぁ」
「まあ、勝てば良いだけのことだ。」

そこからゲームは始まった。まず1人目が右肩を。次の男は横から肋骨を。そして3番目の男は頬を。

最初の男が骨を砕いた時、大きく喚いて暴れたが拘束されているため26番は芋虫のようにのたうつことしか出来ず、何とも惨めな様だった。あまりにも五月蝿いので口に布を押し込まれた。次の男も力一杯ハンマーを振るった。バキバキッと良い音が鳴った。26番は溢れ落ちそうなほど目を見開いた。その時点で脂汗や鼻水、涙で顔はぐちゃぐちゃになっていた。一度口から布を引き抜かれたが、26番は痛みをこらえるので精一杯だった。26番は痛みに元来弱い。もうこの時点で心は折れかけていたが、また口に布を入れられたため、声は出せなかった。そして、3番目の男は狙いを定めるように頬を何度か軽くハンマーで叩いた。その動作でその男がどこを狙うのかわかった26番はのたうったが、他の男が頭を手で固定したため、そのまま横から頬、そして鼻の骨も一緒に折られた。そこで26番は殴った男の顔が視界に入り悟った。自分は殺されるのだと。しかも、今のでやっと三回目。自由になるためには後九回もこれに耐えなければいけなかった。そんなこと耐えられない……これ以上痛いことは嫌だった。だから、口から布を取られた彼は……



「ゴロ゛、ジ、デ、グダ、ザィ」
「おっと、まだ3回目なのにもうですか。大和殿、申し訳ないが今回の賭けは私の勝ちのようですよ」
「………ええ、そのようですね」
「まだ大和殿は1度もされてないのに申し訳ない」
「いえいえ、そればかりはこれのせいなので」

大和は手に持っていたハンマーで肩の骨を砕いた。

26番は血反吐を吐いた。内臓に砕けた骨が刺さったか喉が裂けたようだ。

「では、賭けも終わりましたし、もういつものようにしても?」
「ええ」

もちろん、26番の地獄はこれだけで終わらない。苦しみからの解放? そんなことあるはずない。それに、ここにいる彼らは希望から絶望に落とし、絶望に落とされながらもそこにある僅かな救いである『死』すらも与えず、なぶり犯し殺す事が大好きな屑なのだから。

大和は苛立ちを感じながらも、その光景を見るだけで手は出さなかった。彼らの趣味は大和でさえ理解の範囲外にある。

男達は先程まで持っていたハンマーの代わりに、メスや苦悩の梨、ハンダゴテのようなものを持っていた。そして、そこから始まるのは殺すことを前提とした拷問だ。メスで切った肌をハンダゴテで焼いて止血し、尻には苦悩の梨を。横腹にメスで穴を開け、そこに自身の逸物を抜き差しする者、苦悩の梨で既にズタズタにした後孔をわざわざハンダゴテで焼き付けて穴を小さくし、その穴を逸物で引き裂きながら犯す者、歯を全てペンチで引き抜き、口を犯しながらメスで26番の胸に薄い傷を何個も付けてはその傷を何度もゆっくりとなぞりながら抉っていく。

それらを行っている彼らの顔には罪悪感など一切なく、ただただその行為に酔いしれているようだった。






「では、また廃棄があったら教えて下さいよ」
「本日の賭けのお金は今度受け取りに来させますね」
「いや~、楽しかったですね。あの時のアレの表情見ました?」

各々感想を言いながら血塗られた彼らは部屋から出ていく。

静かになった部屋の中、大和は無表情で台に上がった。


「本当に、今回の買い物は失敗だったな。でき損ないが」

台から蹴り落とされた26番はもう動きも呻きもしなかった。
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