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Sweet2.天井くんは初めての男の子
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絶対某テーマパークに行ったらバケツでキャラメルポップコーンを買って、アトラクションを待ってる間ずっと食べてるぐらい昔から大好きだった。
いくつでも食べられちゃうし、何より甘くてとろけそうなあの匂いがたまらなく鼻をしあわせにしてくれる至福の香りだった。
そんな香りを自由自在に香らせることができるなんて(あ、自由ではないか)、少しだけ羨ましい。
「おはよう、荻野さん」
下駄箱で靴から上履きに替えようと靴を脱いだ時、いつもより明るい声で話しかけられた。
「お、おはよう!天井くん!」
クールで静かだと思っていた天井くん、だけど私の中で少しずつ変わって来てる。にこって口角を上げて、こんな顔する人だったんだってびっくりしてる。
「何?どうかした?」
「ううん!なんでもない!」
天井くんは緊張すると甘くておいしそうな香りが体から溢れちゃう特異体質を持っている。
でも今日は全然そんな香りはしない。
てことは今は緊張してないってこと?
でも私の心臓はドキドキしてるんだけど。
おはようって言われただけなのに、ドキッて心臓が大きく動いたから。
「今日テスト返って来るね、どうだった?出来た?」
「あ、うん…ほどほどには」
中学生になって初めての中間テストが終わった。たぶん思った通りぐらいにはできてるかなって手ごたえ、悪くないといいなぁ。
「天井くんは…どうだったの?できた?」
「オレは出来てると思う」
「すごい自信だね」
天井くんは勉強が得意なんだ。自分で言うくらいだもんね、できてなきゃ言えないもんね。
「荻野さん早くしないとチャイム鳴っちゃうよ?」
「!?」
わざと耳元で囁くように、耳に息を吹きかけるみたいな。ビクッて体が震えて耳を押さえながら天井くんから離れた。
「な、なに…!?」
「何って…上履き持ったまま動かないから教えてあげただけだよ?」
ニッと笑う、いたずらっこみたいな表情で。
そりゃずっと固まったままだったけど!
下駄箱に入った上履きのかかとのところ持ったままぼぉーっとしてたけど、それは天井くんのこと考えてたから…!
……え?
それも違う!!!?
「……!」
顔を見上げればくすって息を漏らすように笑っていて、頬を赤くする私を見て楽しんでるみたい。
なんか、これは…
すごく…遊ばれてる!
絶対私の反応楽しんでる!
「じゃ、先行くね」
くるっと私に背を向けて教室の方へ歩き出した。
…なんか悔しい。なんかおかしい。
あれ以来私の方が緊張しちゃってる。
天井くんと話すだけなのに、なんだろうこれ。
「……。」
でも私が緊張しても甘い香りはしないもんね。
いや、普通はしないんだけど。あれはきっと天井くんだけ。
移ったりしないのかな、キャラメルポップコーンの匂い。
「柊羽ーーーーっ!」
タタタタッと私の前を走っていく影が見えた。たぶんさっき後ろで上履きに替えてた子だ、サーッと走って行って誰かを追いかけてどんっと背中に向かって飛びついた。
え、今のって…
てゆーか向かって行った先って…
「桜太!」
楠木桜太くんだ!隣のクラスの!!
「おっはよ!」
そんでもってとびついた先は…
ひょこっと下駄箱から顔を出してのぞき見する。
そんな隠れて見るようなことじゃないのはわかってるんだけどなんとなく、だってどんな顔してるのか気になって…
天井くんが。
「柊羽、今日ヒマ~~~??」
柊羽…は確か天井の下の名前だよね。呼んだことはないけどクラスメイトだもん、それくらいは知ってるけどちょっと不思議に思っちゃたのは…柊羽って呼んでる人はクラスにはいないから。
「柊羽ん家行っていい?ゲームしよ!こないだの続き!」
超元気印の楠木くんの声は聞き耳を立てなくても聞こえてくる。でも聞けば聞くほど私の眉間にしわが寄っていく。
すっごいフレンドリーじゃない???
名前を、しかも呼び捨てで呼んでるなんて仲良くなきゃできないけど、それに加えて遊びの誘いまでしちゃってる。天井くんの家まで行こうとしちゃってる。
あのクールで静かな天井くんが、最近やっとニッとかニヤッとか不敵な微笑みを覚えた天井くんが、そんなこと言われてどんな顔で答えるの…
「またあのゲームすんの?桜太弱いのに?」
……。
思わず口が開いちゃった。
何か言おうとしたわけじゃないけど、勝手に口が開いちゃった。
楠木くんに負けないくらい、楽しそうな顔で笑うんだね。
「いや、今日こそオレが勝つから!」
「いいよ、何度でもかかって来いよ」
「あーっ、柊羽絶対勝つと思ってるだろ!今日のオレは違うからな!」
「こないだもそう言ってたくせに、そんな奴に負けるわけねーよ」
ふーん、…あんな顔もするんだ。
子供みたいにはしゃいじゃって…
あ、子供か私たち中学生だもんね。
でも天井くんがそんな顔するなんて思ってなかったから。
私しか知らないんだと思ってた。
たまにニッて笑う天井くんは私しか知らないんだって。
もっと楽しそうに笑う天井くんがいるなんて思わなかった。
てゆーか楠木くんと仲良いの?
それも意外だったんだけど。
クラスの子と誰も喋ってるの見たことないのに、隣のクラスの楠木くんとはあんなキャッキャ遊ぶ約束までして…
「今からテストを返します!英語の平均点は72点、赤点は36点以下補習だからね!」
柿本先生が順番に名前を呼んでテストを取りに行く。名簿番号1番の天井くんは1番最初に名前を呼ばれて席を立った。
その後ろ姿を頬杖をつきながらじーっと見ながら、下駄箱であったことを思い出して。
小学校同じなのかな?だから仲良いとか?
でも天井くんと同じ小学校の子ってうちのクラスにもいるよね、でも誰ともあんなふうに喋ってるの見たことないし。
天井くんって、男の子が使うみたいな言葉遣いするんだって思っちゃった。いや、男の子なんだけど。
天井くんが席に戻って来た。
さすがに斜め前の席だから点数は見えないけど、てゆーか見ないけど!よかったかな?自信ありげだったしなぁ。
「!」
ちらっと後ろを見た天井くんと目が合った。
ずっと見てたから、席を立って戻って来るまで、席に座ったあとも後ろ姿を見入ちゃってたからちらっとこっちを見ただけでパチッて目が合っちゃった。
あ、やばい。
なんか胸はゾワゾワする。
でも目が離せない。
なんて言われるんだろうって思ったら…
「荻野さん呼ばれてるよ」
「え?」
「先生、呼んでるよ」
先生、呼んでる…?
「荻野小桃さん!テストを取りに来てください!」
「あ、はい!はいっ!行きます!!」
ガタッと音を立ててあわてて立ち上がった。
え、気付かなかった!いつから呼ばれてたんだろ!?
でも柿本先生がすごい私の方見ながら叫んでるってことはもう何度も呼ばれて…
機敏な動きで前に出てサッとテストを受け取った来た。
恥ずかしくてテストで目より下の顔を隠しながら席に戻って来ると甘いくんが小刻みに体を震わせてた。
これは…笑ってる!くすくす笑ってる!!
ササッと自分の席に戻った。
テストの点数とか今どーでもいい、天井くんまだ笑ってるんだもん!
ちらっとまたこっちを見て来る。
今度は何?もう呼ばれてないし、もう何もないしっ
「荻野さん」
指を揃えてパーにした右手を口に添えて口を動かす、声は聞こえないように私だけに言うみたいに。
「ちゃんと先生の話は聞きなよ?」
最後にふって笑って。私を見てる。
「聞いてるし!」
パクパク口を動かした。ちょっとだけ眉をつり上げて、ドキッてする胸に気付かないフリをして。
天井くんはご機嫌に笑って前を向いたけど、私は全然そんな気分じゃない!
いくつでも食べられちゃうし、何より甘くてとろけそうなあの匂いがたまらなく鼻をしあわせにしてくれる至福の香りだった。
そんな香りを自由自在に香らせることができるなんて(あ、自由ではないか)、少しだけ羨ましい。
「おはよう、荻野さん」
下駄箱で靴から上履きに替えようと靴を脱いだ時、いつもより明るい声で話しかけられた。
「お、おはよう!天井くん!」
クールで静かだと思っていた天井くん、だけど私の中で少しずつ変わって来てる。にこって口角を上げて、こんな顔する人だったんだってびっくりしてる。
「何?どうかした?」
「ううん!なんでもない!」
天井くんは緊張すると甘くておいしそうな香りが体から溢れちゃう特異体質を持っている。
でも今日は全然そんな香りはしない。
てことは今は緊張してないってこと?
でも私の心臓はドキドキしてるんだけど。
おはようって言われただけなのに、ドキッて心臓が大きく動いたから。
「今日テスト返って来るね、どうだった?出来た?」
「あ、うん…ほどほどには」
中学生になって初めての中間テストが終わった。たぶん思った通りぐらいにはできてるかなって手ごたえ、悪くないといいなぁ。
「天井くんは…どうだったの?できた?」
「オレは出来てると思う」
「すごい自信だね」
天井くんは勉強が得意なんだ。自分で言うくらいだもんね、できてなきゃ言えないもんね。
「荻野さん早くしないとチャイム鳴っちゃうよ?」
「!?」
わざと耳元で囁くように、耳に息を吹きかけるみたいな。ビクッて体が震えて耳を押さえながら天井くんから離れた。
「な、なに…!?」
「何って…上履き持ったまま動かないから教えてあげただけだよ?」
ニッと笑う、いたずらっこみたいな表情で。
そりゃずっと固まったままだったけど!
下駄箱に入った上履きのかかとのところ持ったままぼぉーっとしてたけど、それは天井くんのこと考えてたから…!
……え?
それも違う!!!?
「……!」
顔を見上げればくすって息を漏らすように笑っていて、頬を赤くする私を見て楽しんでるみたい。
なんか、これは…
すごく…遊ばれてる!
絶対私の反応楽しんでる!
「じゃ、先行くね」
くるっと私に背を向けて教室の方へ歩き出した。
…なんか悔しい。なんかおかしい。
あれ以来私の方が緊張しちゃってる。
天井くんと話すだけなのに、なんだろうこれ。
「……。」
でも私が緊張しても甘い香りはしないもんね。
いや、普通はしないんだけど。あれはきっと天井くんだけ。
移ったりしないのかな、キャラメルポップコーンの匂い。
「柊羽ーーーーっ!」
タタタタッと私の前を走っていく影が見えた。たぶんさっき後ろで上履きに替えてた子だ、サーッと走って行って誰かを追いかけてどんっと背中に向かって飛びついた。
え、今のって…
てゆーか向かって行った先って…
「桜太!」
楠木桜太くんだ!隣のクラスの!!
「おっはよ!」
そんでもってとびついた先は…
ひょこっと下駄箱から顔を出してのぞき見する。
そんな隠れて見るようなことじゃないのはわかってるんだけどなんとなく、だってどんな顔してるのか気になって…
天井くんが。
「柊羽、今日ヒマ~~~??」
柊羽…は確か天井の下の名前だよね。呼んだことはないけどクラスメイトだもん、それくらいは知ってるけどちょっと不思議に思っちゃたのは…柊羽って呼んでる人はクラスにはいないから。
「柊羽ん家行っていい?ゲームしよ!こないだの続き!」
超元気印の楠木くんの声は聞き耳を立てなくても聞こえてくる。でも聞けば聞くほど私の眉間にしわが寄っていく。
すっごいフレンドリーじゃない???
名前を、しかも呼び捨てで呼んでるなんて仲良くなきゃできないけど、それに加えて遊びの誘いまでしちゃってる。天井くんの家まで行こうとしちゃってる。
あのクールで静かな天井くんが、最近やっとニッとかニヤッとか不敵な微笑みを覚えた天井くんが、そんなこと言われてどんな顔で答えるの…
「またあのゲームすんの?桜太弱いのに?」
……。
思わず口が開いちゃった。
何か言おうとしたわけじゃないけど、勝手に口が開いちゃった。
楠木くんに負けないくらい、楽しそうな顔で笑うんだね。
「いや、今日こそオレが勝つから!」
「いいよ、何度でもかかって来いよ」
「あーっ、柊羽絶対勝つと思ってるだろ!今日のオレは違うからな!」
「こないだもそう言ってたくせに、そんな奴に負けるわけねーよ」
ふーん、…あんな顔もするんだ。
子供みたいにはしゃいじゃって…
あ、子供か私たち中学生だもんね。
でも天井くんがそんな顔するなんて思ってなかったから。
私しか知らないんだと思ってた。
たまにニッて笑う天井くんは私しか知らないんだって。
もっと楽しそうに笑う天井くんがいるなんて思わなかった。
てゆーか楠木くんと仲良いの?
それも意外だったんだけど。
クラスの子と誰も喋ってるの見たことないのに、隣のクラスの楠木くんとはあんなキャッキャ遊ぶ約束までして…
「今からテストを返します!英語の平均点は72点、赤点は36点以下補習だからね!」
柿本先生が順番に名前を呼んでテストを取りに行く。名簿番号1番の天井くんは1番最初に名前を呼ばれて席を立った。
その後ろ姿を頬杖をつきながらじーっと見ながら、下駄箱であったことを思い出して。
小学校同じなのかな?だから仲良いとか?
でも天井くんと同じ小学校の子ってうちのクラスにもいるよね、でも誰ともあんなふうに喋ってるの見たことないし。
天井くんって、男の子が使うみたいな言葉遣いするんだって思っちゃった。いや、男の子なんだけど。
天井くんが席に戻って来た。
さすがに斜め前の席だから点数は見えないけど、てゆーか見ないけど!よかったかな?自信ありげだったしなぁ。
「!」
ちらっと後ろを見た天井くんと目が合った。
ずっと見てたから、席を立って戻って来るまで、席に座ったあとも後ろ姿を見入ちゃってたからちらっとこっちを見ただけでパチッて目が合っちゃった。
あ、やばい。
なんか胸はゾワゾワする。
でも目が離せない。
なんて言われるんだろうって思ったら…
「荻野さん呼ばれてるよ」
「え?」
「先生、呼んでるよ」
先生、呼んでる…?
「荻野小桃さん!テストを取りに来てください!」
「あ、はい!はいっ!行きます!!」
ガタッと音を立ててあわてて立ち上がった。
え、気付かなかった!いつから呼ばれてたんだろ!?
でも柿本先生がすごい私の方見ながら叫んでるってことはもう何度も呼ばれて…
機敏な動きで前に出てサッとテストを受け取った来た。
恥ずかしくてテストで目より下の顔を隠しながら席に戻って来ると甘いくんが小刻みに体を震わせてた。
これは…笑ってる!くすくす笑ってる!!
ササッと自分の席に戻った。
テストの点数とか今どーでもいい、天井くんまだ笑ってるんだもん!
ちらっとまたこっちを見て来る。
今度は何?もう呼ばれてないし、もう何もないしっ
「荻野さん」
指を揃えてパーにした右手を口に添えて口を動かす、声は聞こえないように私だけに言うみたいに。
「ちゃんと先生の話は聞きなよ?」
最後にふって笑って。私を見てる。
「聞いてるし!」
パクパク口を動かした。ちょっとだけ眉をつり上げて、ドキッてする胸に気付かないフリをして。
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