終生飼育は原則ですから

乃浦

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被保護編 339年

339年8月4-2

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 されるよりもする方が体力は減らないな。だけど時間はかかる。どちらを選ぶべきか。
 自分でコントロールできるから、こちらの方が楽かもしれない。
 レイサスに任せるとなすがままで頼んでもやめてくれないしって、それは私も同じか。

 レイサスに抱きつかれて倒されたけど、ちょっと待て、今日はまだやることがある。
 レイサスに跨る。
 ほぼ毎日馬に乗っているから、たぶん筋肉は付いている。

<ともや・・・>
<何か、変?>
<そこまでしなくてもいいんだ。もう充分。あなたにこんな事を、やらせようとは思っていない>
<いやなら、やめる>
<・・・嫌じゃない>
 レイサスの呼吸が乱れているからわかる。私の方が荒いけどね。これを何度もって、レイサスは体力がある。
 まだかな。私は結構限界。力が入らなくなる。
<ともや、>
 ああ、終わったか。その顔を見られれば満足。

 疲れた。
 下りようとしたらその前に、起き上がったレイサスに抱きすくめられた。そのまま横になる。
<最高のプレゼントだ。ただ頑張り過ぎだ。私の身に余る>
<・・・喜んでくれたならいい>
 そして寝たい。もう三回出したからね。

 しかしレイサスは本当に喜んだ。体力が尽きるときはいつなんだ。
 また主導権を取り返す気力も体力もなく、献上する形になった。なんか違う。私からのプレゼントで、私のプレゼントではなかったはずなんだ。
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