18 / 20
2
まだ見ぬ手掛かり 前編
しおりを挟む
商業都市、マレン。
首都ルディロスから西へ西へ。
首都からだいぶ離れたところにあるが
交易大国ルディロスの名に恥じぬ
栄える都市のひとつ。
煌びやかな装飾を施された石彫りの噴水がある中央通りから
二つ三つ離れた裏通りの漆喰造りの白い宿屋。
そこを一時拠点とし彼らは居た。
砂漠に囲まれた灼熱の都イダーそして首都ルディロスのアジト
これら二つの活動拠点は〝凶知への欲望〟また〝黒喰の一閃〟へと露見されたため
情報収集や資金繰りをしながら拠点を点々と移し今に至る。
サイモンとはあの後少しばかりのやりとりをしたが首都を離れる話まではしなかった。
情報はどこから漏れるかわからないからだ。
相手は二つ名持ち〝黒喰の一閃〟…
警戒しすぎにデメリットなどないと考えた。
「でも、アタシたちの探してるものって、ほんっと全然情報無いのね…」
宿屋の食堂でテーブル上につっぷし
果物をつんつんとしながら紅髪のレンジャーはぼやいた。
「ほうらね、ひょくもへんへ―――」
「ニル。ぜんっぜんわかんねぇから。とりあえずリンゴ置けよ」
レンジャーの対面にはリンゴを頬張るお馴染みのソーサレスの少女、ニルと
『はじめてでもできるお手軽クッキング④』と書かれた本を読むカンナギが座る。
「存在自体マイナーもマイナー、俺も正直よく知ったものじゃないしな……
ニル、ミスティとはまだ会話できないのか?」
「う~~~ん、いつも唐突なんだよね。あっちも言ってた。
お互いが呼びかけてても届くときと届かないときがあるんだって」
お手上げだな、と頭を搔きながら深い溜息を吐いた。
万事屋として活動してきた彼らは情報収集能力にも長けていると自負していた。
だが全然当たりが出ないのだ。
〝十天神器の核石〟
自分たちですらその名前を聞いたのはほんのつい最近だ。
どの様な物なのかはっきりと説明できる物でもない。
カンナギが持つ核石も覚醒めたと言われてはいるが
自身には何も変化等感じる事はなかった。
これが『在るようで無いような存在』と言われる理由なのだろうか?
頼りになるのはニルの中にいるもう一人の女性。
ミスティこと〝大魔導士〟ミストルティンだけ。
そんなミスティからの助言は
〝オーセンスハート〟という単語だけは軽々しく口に出さないこと。
そして覚醒めた核石通しは惹かれあい、出会えばわかるということだけだった。
「難しい話してるみてーだな、にいちゃん。
とりあえず、ほら。頼まれた注文、できたからよ。一時休憩ってことにしときな」
恰幅のいい無精ひげを生やした宿屋の親父さんが
頼んでいた昼食を三人分、テーブルへとおいてくれた。
温められた鉄板。
じゅうじゅうと音を立てるハンバーグの上には
マッシュルーム入りの濃厚なデミグラスと
ちょうどいい半熟状態の目玉焼き。
鶏ではない。
……鶉だ。鶉の卵の目玉焼き。
1つ2つ…目玉が3つある。
添えられた人参のグラッセは宝石の様につやつやしており甘いバターの香りが鼻孔を擽る
ソテーされたアスパラガスと一緒に鉄板の上で良い色合いを演じていた。
三人とも匂いに支配された空間では食欲に抗えず
待ってました!とばかりにがっついた。
マレンに着いてからすぐさま散策をしたのだが
自分たちにとってこの都市は色々と都合が良かった。
マレンが商業都市として発展してきた理由のひとつが名産である織物だ。
その原料の糸がマレンの近くにある深い森
そこを縄張りとするグリードスクィッドと呼ばれる蜘蛛の糸だ。
歳を重ねれば重ねるほど蜘蛛の糸は光沢、ハリ、伸縮性が増され
高級品の原料としてやりとりされる。
歳を重ねたグリードスクィッドはその分凶暴性が増し採取難易度も跳ね上がるのだが
15年生きたグリードスクィッドの糸で編まれたカーディガンは
ルディロス王女へと献上され、採取した冒険者は莫大な富を手に入れたという過去もある。
富を手にしたいと人は集まり
人が集まれば自ずと発展というものはついてくる。
冒険者は森へ、職人は加工所を、商人は店を……
そうしてここは商業都市と呼ばれるようになった。
カンナギもミリノも、今この場にいないザッシュも
少なからず腕には自信があった。
森へ出向き、蜘蛛の命はなるべく狩らず、巣の採取を優先とする。
正直に言う。
三人で万事屋を始め、なんとか軌道には乗せてきたが
今が一番金回りがいい。
寝食ともに困らないのだ。
特に食事。
今、口にしているこの肉汁半端ないハンバーグも
森に三日間潜めば口に出来る。
ここの宿屋での初めての食事で
もう悪魔の料理を口にしなくていいんだ、と
泣きながら人一倍食べたザッシュが印象深い。
そう頭に浮かんだ存在の声が背後から届いた。
煙草を咥えながら、ただいま!と親父に右手を挙げた。
「なんや?今日もハンバーグにしたんか?」
「あぁ。ここのハンバーグは至高だ。これだけで一週間はイケる」
「ワイはアレや。チキン南蛮。あの甘酸っぱいタレと濃厚なタルタル…サクッとした衣…
ん~~~~、我慢できん!親父さん、今日もチキン南蛮や!あ、あとエールも!」
あいよ!といい笑顔を作り
ミリノの隣に座ったザッシュの前にエールを置いてから親父さんはキッチンへと向かった。
キッチンへと消えた背中をしっかりと目で確認してから
カンナギはザッシュに声を掛けた。
「で?何か収穫は?」
「……あかん。蜘蛛の巣とるんもなかなか一人じゃキツぅてな。
でも、ひとつだけ情報がある。当たりなんか外れなんかは行ってみんとわからんけども」
「情報?」
「せや。近くに恐らく二つ名持ちがおる。
話きいた戦い方の感じやとちょーっとややこしい、会いとうはない。
ま、本人かどうかは会ってみんと―――」
「で?誰なのよ?」
人参のグラッセにぷすっとフォークを指しながら
早く言いなさいとミリノが催促をした。
「…………〝流星王〟」
「はああああああ?!」
ザッシュがその名前を口にすると
グラッセを指したフォークを鉄板へ落とし掴みかかった。
「どこ!?どこにいるのよ!!!」
「だから、ほ、本人かどうかは、まだわからんて」
いきなりガタッと立ち上がり掴みかかったミリノに
びっくりしたニルは
隣で額を押さえるカンナギに聞いてみた。
「りゅうせいおう……?」
「……嫌な予感しかしねぇな」
裏通りの昼下がり。
漆喰造りの宿屋から
ぎゃああああと男の悲鳴が5分は続いたという。
首都ルディロスから西へ西へ。
首都からだいぶ離れたところにあるが
交易大国ルディロスの名に恥じぬ
栄える都市のひとつ。
煌びやかな装飾を施された石彫りの噴水がある中央通りから
二つ三つ離れた裏通りの漆喰造りの白い宿屋。
そこを一時拠点とし彼らは居た。
砂漠に囲まれた灼熱の都イダーそして首都ルディロスのアジト
これら二つの活動拠点は〝凶知への欲望〟また〝黒喰の一閃〟へと露見されたため
情報収集や資金繰りをしながら拠点を点々と移し今に至る。
サイモンとはあの後少しばかりのやりとりをしたが首都を離れる話まではしなかった。
情報はどこから漏れるかわからないからだ。
相手は二つ名持ち〝黒喰の一閃〟…
警戒しすぎにデメリットなどないと考えた。
「でも、アタシたちの探してるものって、ほんっと全然情報無いのね…」
宿屋の食堂でテーブル上につっぷし
果物をつんつんとしながら紅髪のレンジャーはぼやいた。
「ほうらね、ひょくもへんへ―――」
「ニル。ぜんっぜんわかんねぇから。とりあえずリンゴ置けよ」
レンジャーの対面にはリンゴを頬張るお馴染みのソーサレスの少女、ニルと
『はじめてでもできるお手軽クッキング④』と書かれた本を読むカンナギが座る。
「存在自体マイナーもマイナー、俺も正直よく知ったものじゃないしな……
ニル、ミスティとはまだ会話できないのか?」
「う~~~ん、いつも唐突なんだよね。あっちも言ってた。
お互いが呼びかけてても届くときと届かないときがあるんだって」
お手上げだな、と頭を搔きながら深い溜息を吐いた。
万事屋として活動してきた彼らは情報収集能力にも長けていると自負していた。
だが全然当たりが出ないのだ。
〝十天神器の核石〟
自分たちですらその名前を聞いたのはほんのつい最近だ。
どの様な物なのかはっきりと説明できる物でもない。
カンナギが持つ核石も覚醒めたと言われてはいるが
自身には何も変化等感じる事はなかった。
これが『在るようで無いような存在』と言われる理由なのだろうか?
頼りになるのはニルの中にいるもう一人の女性。
ミスティこと〝大魔導士〟ミストルティンだけ。
そんなミスティからの助言は
〝オーセンスハート〟という単語だけは軽々しく口に出さないこと。
そして覚醒めた核石通しは惹かれあい、出会えばわかるということだけだった。
「難しい話してるみてーだな、にいちゃん。
とりあえず、ほら。頼まれた注文、できたからよ。一時休憩ってことにしときな」
恰幅のいい無精ひげを生やした宿屋の親父さんが
頼んでいた昼食を三人分、テーブルへとおいてくれた。
温められた鉄板。
じゅうじゅうと音を立てるハンバーグの上には
マッシュルーム入りの濃厚なデミグラスと
ちょうどいい半熟状態の目玉焼き。
鶏ではない。
……鶉だ。鶉の卵の目玉焼き。
1つ2つ…目玉が3つある。
添えられた人参のグラッセは宝石の様につやつやしており甘いバターの香りが鼻孔を擽る
ソテーされたアスパラガスと一緒に鉄板の上で良い色合いを演じていた。
三人とも匂いに支配された空間では食欲に抗えず
待ってました!とばかりにがっついた。
マレンに着いてからすぐさま散策をしたのだが
自分たちにとってこの都市は色々と都合が良かった。
マレンが商業都市として発展してきた理由のひとつが名産である織物だ。
その原料の糸がマレンの近くにある深い森
そこを縄張りとするグリードスクィッドと呼ばれる蜘蛛の糸だ。
歳を重ねれば重ねるほど蜘蛛の糸は光沢、ハリ、伸縮性が増され
高級品の原料としてやりとりされる。
歳を重ねたグリードスクィッドはその分凶暴性が増し採取難易度も跳ね上がるのだが
15年生きたグリードスクィッドの糸で編まれたカーディガンは
ルディロス王女へと献上され、採取した冒険者は莫大な富を手に入れたという過去もある。
富を手にしたいと人は集まり
人が集まれば自ずと発展というものはついてくる。
冒険者は森へ、職人は加工所を、商人は店を……
そうしてここは商業都市と呼ばれるようになった。
カンナギもミリノも、今この場にいないザッシュも
少なからず腕には自信があった。
森へ出向き、蜘蛛の命はなるべく狩らず、巣の採取を優先とする。
正直に言う。
三人で万事屋を始め、なんとか軌道には乗せてきたが
今が一番金回りがいい。
寝食ともに困らないのだ。
特に食事。
今、口にしているこの肉汁半端ないハンバーグも
森に三日間潜めば口に出来る。
ここの宿屋での初めての食事で
もう悪魔の料理を口にしなくていいんだ、と
泣きながら人一倍食べたザッシュが印象深い。
そう頭に浮かんだ存在の声が背後から届いた。
煙草を咥えながら、ただいま!と親父に右手を挙げた。
「なんや?今日もハンバーグにしたんか?」
「あぁ。ここのハンバーグは至高だ。これだけで一週間はイケる」
「ワイはアレや。チキン南蛮。あの甘酸っぱいタレと濃厚なタルタル…サクッとした衣…
ん~~~~、我慢できん!親父さん、今日もチキン南蛮や!あ、あとエールも!」
あいよ!といい笑顔を作り
ミリノの隣に座ったザッシュの前にエールを置いてから親父さんはキッチンへと向かった。
キッチンへと消えた背中をしっかりと目で確認してから
カンナギはザッシュに声を掛けた。
「で?何か収穫は?」
「……あかん。蜘蛛の巣とるんもなかなか一人じゃキツぅてな。
でも、ひとつだけ情報がある。当たりなんか外れなんかは行ってみんとわからんけども」
「情報?」
「せや。近くに恐らく二つ名持ちがおる。
話きいた戦い方の感じやとちょーっとややこしい、会いとうはない。
ま、本人かどうかは会ってみんと―――」
「で?誰なのよ?」
人参のグラッセにぷすっとフォークを指しながら
早く言いなさいとミリノが催促をした。
「…………〝流星王〟」
「はああああああ?!」
ザッシュがその名前を口にすると
グラッセを指したフォークを鉄板へ落とし掴みかかった。
「どこ!?どこにいるのよ!!!」
「だから、ほ、本人かどうかは、まだわからんて」
いきなりガタッと立ち上がり掴みかかったミリノに
びっくりしたニルは
隣で額を押さえるカンナギに聞いてみた。
「りゅうせいおう……?」
「……嫌な予感しかしねぇな」
裏通りの昼下がり。
漆喰造りの宿屋から
ぎゃああああと男の悲鳴が5分は続いたという。
10
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる